全国のクラフトジン蒸溜所まとめ|都道府県別に国産ジンを探せる完全ガイド

日本でもクラフトジンを手がける蒸溜所は少しずつ増えていて、地域ごとの素材や風土を生かした個性的な一本が全国に広がっています。

ただ、都道府県ごとに蒸溜所を探せる形でまとまっている記事は意外と少なく、「気になるジンはあるけれど、どこで作られているのかわかりにくい」と感じることもあると思います。

この記事では、全国のクラフトジン蒸溜所を都道府県別に整理し、それぞれの特徴や代表銘柄がわかるようにまとめました。
旅行先や地元のジンを探したい方はもちろん、「現地には行けないけれど、その土地らしいジンを試してみたい」という方にも役立つような内容を目指しています。

気になる蒸溜所があれば、まずは代表銘柄からチェックしてみてください。
国産クラフトジンの面白さを、地域ごとの違いとあわせて楽しんでもらえたらうれしいです。

クラフトジン蒸溜所を探す前に知っておきたいこと

クラフトジンは地域ごとの個性が出やすい

クラフトジンの大きな魅力は、蒸溜所ごとの個性がはっきり出やすいことです。
ベースとなるスピリッツやジュニパーベリーだけでなく、そこに加えるボタニカルによって香りや印象が大きく変わります。

特に国産クラフトジンでは、その土地の柑橘、お茶、山椒、クロモジ、ハーブなどを使うことが多く、地域の違いがそのまま味わいの違いにつながります。
「同じジンでも、ここまで雰囲気が違うのか」と感じやすいのが、クラフトジンの面白さです。

蒸溜所に行けなくても代表銘柄は通販で試せることがある

本当は現地に行って蒸溜所の空気まで含めて楽しめると理想ですが、全国すべてを回るのはなかなか難しいと思います。

ただ、クラフトジンは代表銘柄を一本試すだけでも、その蒸溜所がどんな方向を目指しているのかが比較的わかりやすいお酒です。
まずは気になる地域や蒸溜所の代表銘柄から見ていくと、自分の好みに合うジンを探しやすくなります。

このページの掲載基準

このページでは、全国の中でもクラフトジンを手がけている蒸溜所や蔵元を都道府県別に整理しています。
独立した小規模蒸溜所だけでなく、酒蔵や焼酎蔵、酒類メーカーがジンを展開しているケースも含めています。

一方で、計画段階のものや、蒸溜所としての情報がはっきり確認できないものは基本的に入れていません。
また、商品展開や販売状況は今後変わることがあるため、内容は必要に応じて更新していく前提です。

北海道・東北のクラフトジン蒸溜所

北海道

紅櫻蒸溜所(北海道自由ウヰスキー)

紅櫻蒸溜所は、2018年4月に誕生した札幌市南区の蒸溜所です。北海道初のクラフトジン専門蒸溜所として製造を開始しており、札幌の伏流水や北海道らしいボタニカルを活かしたジンづくりが特徴です。

代表銘柄は「9148」です。スタンダードレシピの「#0101」では、日高昆布、切り干し大根、椎茸といった北海道らしい素材を使い、うまみを感じさせる個性に仕上げられています。

猫田
北海道のクラフトジンを代表するブランドで、様々なEditionが展開されています。

 

ニセコ蒸溜所(八海醸造)

ニセコ蒸溜所は、北海道ニセコ町にある蒸溜所です。ニセコアンヌプリの伏流水を使い、地元産のヤチヤナギやニホンハッカなどをボタニカルに取り入れているのが特徴です。

代表銘柄は「ohoro GIN」です。クリアでスムースな飲み口の中に芯のある味わいがあり、ニセコらしい清涼感や繊細さを感じやすい一本です。

猫田
World Gin Award 2024のクラシックジン部門で世界最高賞を受賞した銘柄です!

 

積丹スピリット

積丹スピリットは、北海道積丹町を拠点とする蒸溜所です。積丹半島をフィールドにしながら、北海道各地の植物にも目を向けたジンづくりを行っているのが特徴です。

代表銘柄は「火の帆(HONOHO)」です。定番の「KIBOU」はアカエゾマツを基調に、北海道産・積丹産ボタニカルが織りなす芳醇な味わいが魅力の一本です。

 

鷹栖蒸溜所

鷹栖蒸溜所は、北海道鷹栖町の蒸溜所です。クラシカルなレシピを土台にしつつ、鷹栖町産のブルーベリーや国産シトラスのピール、ティムールペッパーなどを取り入れているのが特徴です。

代表銘柄は「RETROGRADE」です。オールドスタイルを意識した設計で、やわらかな口当たりと、ほのかな甘さや微かな刺激が印象に残るジンです。

 

十勝平野蒸溜所

十勝平野蒸溜所は、北海道十勝エリアの蒸溜所です。十勝産素材を取り入れたクラフトジンづくりに力を入れており、地域性を前面に出した設計が特徴です。

代表銘柄は「明時(AKATOKI)ORIGIN」です。十勝産のラズベリーや小豆などを含む27種類のボタニカルを使っており、花や果実を思わせる華やかさに柑橘のアクセントが重なる一本です。

 

丹丘蒸留所

丹丘蒸留所は、北海道東川町にある蒸留所です。東川エリアの蒸留所として案内されており、クラフトジンやスピリッツを展開しています。

代表銘柄は「雪の窓 ドライジン」です。
ソーダやトニックでボタニカルの香りが引き立つ、爽やかで華やかな一杯として紹介されています。

 

馬追蒸溜所/MAOI株式会社

馬追蒸溜所は、北海道長沼町の馬追丘陵にある蒸溜所です。もともとのワイナリーの流れを受け継ぎ、現在はブランデーやウイスキーに加えてジンも手がけています。

代表銘柄としては「MYAOI Gin」シリーズがあり、その他にも「The First Encounter」「Hatsukoi」「embrasse-moi」といったアイテムあります。

 

青森県

モホドリ蒸溜研究所

モホドリ蒸溜研究所は、青森県五所川原市にある蒸溜研究所です。県産りんごを原料にしたブランデーづくりを軸にしており、工場見学や直営店も備えています。

最近では「青森県ジン」の案内も出ており、青森の素材を生かしたジンにも注目したい蒸溜所です。

岩手県

世嬉の一酒造

世嬉の一酒造は、岩手県一関市の酒造会社です。2020年にクラフトジンブランド「清庵-SEIAN-」を立ち上げており、岩手の自然の豊かさを感じられる香りを目指してつくられています。ビールの蒸留で培った技術を土台にしているのも、このジンの面白いところです。

南部美人

南部美人は、岩手県二戸市の蔵元です。クラフトジンでは、二戸の名産である浄法寺漆をボタニカルに使っているのが大きな特徴です。日本酒で知られる蔵元ですが、地元らしさのある素材を取り入れたジンも楽しめます。代表銘柄は「南部美人クラフトジン」です。

宮城県

株式会社MCG

株式会社MCGは、宮城県大崎市に拠点を置くクラフトジンメーカーです。2018年6月設立で、2020年5月にクラフトジン「欅」が誕生しました。宮城県産素材を取り入れながら、宮城のクラフトジンとして個性を打ち出しているのが魅力です。

猫田
宮城を代表するクラフトジンです!

 

丸森蒸留所

丸森蒸留所は、宮城県丸森町の蒸留所です。代表銘柄の「竹霖之風」は、丸森町産の柚子など地域の素材を使ったクラフトジンとして案内されています。やわらかい香りと落ち着いた雰囲気が感じられる一本として、丸森らしさを味わいたい方に向いています。

秋田県

早苗饗(さなぶり)蒸留所

早苗饗蒸留所は、秋田県男鹿市の蒸留所です。酒粕由来のアルコールを活用しながら、アップサイクルの考え方を取り入れたスピリッツづくりに取り組んでいます。2025年に開業し、男鹿の素材や再活用素材を生かした商品開発を進めているのが特徴です。代表銘柄としては「SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01」や、ドライジンの商品が挙げられます。

秋田県醗酵工業

秋田県醗酵工業は、秋田の素材を生かしたスピリッツを手がける会社です。代表銘柄の「秋田杉GIN」は、秋田杉を思わせる香りが特徴として打ち出されています。秋田らしい個性を感じたいときに気になる一本です。

小玉醸造

小玉醸造は、秋田県潟上市の蔵元です。クラフトジンでは「AKITA CRAFT GIN 岑 No.65」を展開しており、秋田杉やジュニパーベリーなどを使ったレシピが案内されています。日本酒や味噌、醤油で知られる蔵元ならではの背景も魅力です。

山本酒造店

山本酒造店は、秋田県山本郡八峰町の蔵元です。蔵元が手がける施設「LABO and CAFÉ YAMAMOTO」でも知られており、クラフトジン「ナイトトラベラー」でも注目されています。日本酒の印象が強い蔵元ですが、ジンまで含めて楽しめるのが面白いところです。

福島県

naturadistill 川内村蒸溜所

naturadistill 川内村蒸溜所は、福島県川内村の蒸溜所です。地域の植物や素材に目を向けた蒸溜酒づくりを行っており、オンラインショップでも代表作が案内されています。森林を思わせる香りや、日本独自の自然を意識した設計が特徴です。代表銘柄は「naturadistill 固有種蒸溜酒」です。

 

 

関東のクラフトジン蒸溜所

埼玉県

武蔵野蒸留所

武蔵野蒸留所は、埼玉県川越市中福にある蒸留所です。酒販店を営む株式会社マツザキが手がけており、埼玉県では戦後初となるスピリッツ製造免許を取得し、2020年から製造を開始しました。蒸留所の近くでボタニカルを栽培管理しているのも特徴です。
代表銘柄は「棘玉(とげだま)」です。川越の自然をもとにしたクラフトジンで、香り高く華やかな味わいが特徴です。

猫田
棘玉はWorld Gin Awardsや様々な品評会で受賞歴があります!

 

CARVAAN Distillery

CARVAAN Distilleryは、埼玉県飯能市のレストラン・ブルワリーに併設する形で2023年にオープンした蒸留所です。世界各地の珍しい素材をもとに、歴史や文化の物語性を重ねたスピリッツづくりを目指しているのが特徴です。
代表銘柄は「東方ノ三賢人」です。乳香と没薬、その他のボタニカルから香りを抽出したクラフトジンで、「歴史が映り、文化が薫る」一本として展開されています。

 

東京都

東京リバーサイド蒸溜所

東京リバーサイド蒸溜所は、東京都台東区にある蒸溜所です。2021年に設立された都市型蒸溜所で、1階にオフィシャルストア、2階にBar & Diningを併設しています。廃棄されるはずだった酒粕などの未活用素材に光を当てる、再生型のものづくりが大きな特徴です。
代表銘柄は「LAST」です。酒粕を再蒸留して生まれたシリーズで、華やかさや香りの重なりを楽しめるジンとして展開されています。

 

酒食堂 虎ノ門蒸留所

虎ノ門蒸留所は、東京都港区にある蒸留所です。2020年6月に開業し、“トーキョーローカルスピリッツ”をコンセプトに掲げています。東京の八丈島や新島で造られた島焼酎をベースに、季節ごとのボタニカルで香りづけしたジンを手がけているのが特徴です。
代表銘柄は「COMMON」です。島焼酎と奥多摩沢井の湧き水をベースにしたクラフトジンで、シンプルな香りづけとやさしい飲み口が魅力です。

 

東京八王子蒸留所

東京八王子蒸溜所は、東京都八王子市にある蒸溜所です。2021年12月に蒸溜を開始し、バーカウンターやイベントスペースも併設されています。八王子という土地から、新しいスタンダードを目指すクラフトスピリッツづくりを打ち出している蒸溜所です。
代表銘柄は「トーキョーハチオウジン CLASSIC」です。ロンドンドライジンの製法をベースに、レモンと甘夏のピール、カモミール、エルダーフラワーを使い、シトラスとフローラルの両方を感じられる一本に仕上げられています。

 

常陸野ブルーイング 東京蒸溜所

常陸野ブルーイング 東京蒸溜所は、JR秋葉原駅と御徒町駅の間の高架下エリア「SEEKBASE AKI-OKA MANUFACTURE」にある蒸溜所です。木内酒造の常陸野ブルーイングが手がけており、ビールだけでなくクラフトスピリッツも製造しています。ダイニングバーが併設されているのも都市型らしい特徴です。
代表銘柄は「Save Beer Spirits Gin」です。ビールを原料にし、和のボタニカルを使って造られたジンとして紹介されています。

SAVE BEER SPIRITS クラフトジン2020 750ml Alc.40%
ノーブランド品

 

羽田麦酒

羽田麦酒は、東京都大田区多摩川にある醸造所兼蒸溜所です。2014年にクラフトビール醸造を始め、2020年からクラフトジンの製造も行っています。東京羽田発のクラフトビールとクラフトジンを掲げているのが特徴です。
代表銘柄は「BATH LAB GIN」です。コンパウンドジンのスタイルで、定番ボタニカルに加えて桜葉などを使った商品もあり、スパイシーさの中に花のような甘い香りを感じられるシリーズです。

 

東京クラフトリキュール

東京クラフトリキュールは、東京都板橋区の小規模リキュールメーカーです。2018年11月に製造免許を取得し、国産の果実やハーブを使った、世界にない酒づくりをコンセプトにしています。ジンそのものではなく、甘味をつけたオールドトムジンを手がけているのが特徴です。
代表銘柄は「ジュニパーボム #LN」です。ジュニパーベリーの香りを強く打ち出したオールドトムジンとして紹介されています。

 

神奈川県

黄金井酒造

黄金井酒造は、神奈川県厚木市の酒蔵です。創業200年の酒造りの技術を生かし、自社製造の粕取り焼酎や米焼酎をベースにしたジンを手がけています。神奈川県産のカボスや山椒、湘南ゴールド、杉、檜、桜花、茶葉などを使っているのも特徴です。
代表銘柄は「The Japanese Craft GIN 黄金井」です。神奈川のボタニカルを重ねつつ、米由来の旨味も感じられる仕上がりです。

 

NUMBER EIGHT DISTILLERY

NUMBER EIGHT DISTILLERYは、神奈川県横浜市中区新港の横浜ハンマーヘッド内にある蒸溜所です。レストラン「QUAYS pacific grill」に併設された蒸溜所で、蒸溜所名にちなんで8種類のボタニカルと吟醸の酒粕焼酎を使ったクラフトジンを展開しています。
代表銘柄は「NUMBER EIGHT GIN」です。神奈川みかんや無農薬レモン、生ホップ、コーヒー豆などを使った、横浜らしいフレッシュな個性が魅力です。

 

横浜ジン蒸溜所

横浜ジン蒸溜所は、横浜ベイブルーイングが手がけるジンの蒸溜所です。自社ビール工場で造った原酒を蒸溜してベーススピリッツをつくり、そこに多彩なボタニカルを重ねるスタイルが特徴です。
代表銘柄は「BRONCO 20」です。20種類のボタニカルを使った、ハーバルでビターな印象のクラフトジンとして展開されています。

 

熊澤酒造

熊澤酒造は、神奈川県茅ヶ崎市の蔵元です。吟醸粕を再発酵させて造った粕取り焼酎をベースにライススピリッツをつくり、そこにジュニパーベリーを漬け込んで蒸留するという、蔵元ならではのつくり方が特徴です。熊澤酒造では、100年ぶりの復活となる蒸留酒としてクラフトジンを打ち出しています。
代表銘柄は「白天狗」です。完成までに3回の蒸留工程を経た、深みのある味わいのクラフトジンとして案内されています。

 

茨城県

PLOW(Plow Distillery / GOKA Farm)

PLOWは、茨城県猿島郡五霞町にある蒸留所です。農園のある風景や土の感覚を大事にしながら、手作業でキャラクターのはっきりしたジンをつくっているのが特徴です。五霞町公式でも、五霞町にある蒸留所として案内されています。
代表銘柄としては「017 HANABI Gin」「026 Apple Gin 2025」などがあります。017 HANABI Gin は五霞町産の甘夏や摘果みかん、鬼柚子、はちみつ、和薄荷などを使った爽やかな一本で、026 Apple Gin 2025 は茨城県大子町産りんごを生かした、やわらかくフルーティーな仕上がりです。

 

木内酒造 八郷蒸溜所

木内酒造 八郷蒸溜所は、茨城県石岡市須釜にある蒸溜所です。見学ツアーも行っている蒸溜所で、木内酒造のスピリッツづくりの拠点として案内されています。
代表銘柄は「日の丸ジン 蔵風土」です。国産レモンやライム、赤紫蘇、茨城で古くから栽培される古内茶などを使って蒸溜しており、ジュニパーベリーの爽快感に柑橘の香りが重なる、すっきりドライな味わいに仕上げられています。

 

栃木県

Stork Valley Distillery

Stork Valley Distilleryは、栃木県小山市にある蒸溜所です。2023年設立のクラフトジン蒸溜所で、栃木県初のクラフトジン蒸溜所として案内されています。小山市産のハトムギをベーススピリッツに使い、地域の素材を生かしたジンづくりを行っているのが特徴です。
代表銘柄は「963(クロサン)」です。小山市産ハトムギに加え、栃木県産いちごや焼きかんぴょうなどの栃木らしいボタニカルを使い、香りの個性を楽しめるクラフトジンとして展開されています。

群馬県

双子蒸留所

双子蒸留所は、群馬県前橋市千代田町にあるクラフトジン蒸留所です。2025年にテストオープンを始め、2025年12月にグランドオープンした比較的新しい蒸留所で、前橋の中心市街地からアクセスしやすい場所にあります。群馬の食材を取り入れたジンづくりを掲げているのが特徴です。

代表銘柄は「KWELI」です。「WHITE」と「GREEN」の2種類があり、WHITEはジュニパーベリーのみを使ったシンプルな一本、GREENは前橋産のきゅうりをキーボタニカルにした爽やかな一本として展開されています。群馬らしさを感じやすいのは、前橋産きゅうりを使った「KWELI GREEN」です。

 

千葉県

TATEYAMA GIN

TATEYAMA GINは、千葉県館山市を拠点にするクラフトジンのブランドです。公式サイトでは「千葉県館山発のクラフトジン」と案内されており、小ロットのOEM製造やワークショップ、ふるさと納税にも展開しています。館山産の素材を使ったフルーツジンも手がけていて、地域の果実を生かした自由度の高いジンづくりが特徴です。

代表銘柄としては「TATEYAMA GIN 001-004」や、館山産いちごを使ったフルーツジンがあります。定番ジンに加えて、規格外いちごやパッションフルーツ、赤ワインの搾りかすなどを使った商品もあり、館山らしいカジュアルさや遊び心を感じやすいブランドです。

mitosaya botanical distillery

mitosaya botanical distilleryは、千葉県夷隅郡大多喜町大多喜にある蒸留所です。公式サイトでは「mitosaya薬草園蒸留所」として案内されており、薬草園を拠点に蒸留酒づくりを行っています。一般的なクラフトジン専門蒸留所というより、植物や果実、ハーブなどを幅広く扱うボタニカルスピリッツのつくり手としての個性が強い存在です。

代表的な商品としては、「GRAND ORANGE」「STRAWBERRY SPRING」などす。ジンに限らず、果実や植物の香りを前面に出した蒸留酒を幅広く展開しているので、千葉県の蒸留所としては“ボタニカルスピリッツまで含めて楽しみたい方”に特に相性がよさそうです。

 

中部のクラフトジン蒸溜所

新潟県

越後薬草蒸留所

越後薬草蒸留所は、新潟県上越市を拠点にする蒸留所です。健康をテーマに40年以上にわたって野草酵素の研究を続けてきた越後薬草が手がけており、その知見を生かしたスピリッツとジンを展開しています。

代表銘柄としては「THE HERBALIST YASO GIN」「THE HERBALIST YASO GIN EXTRA HERB」などがあります。定番商品ページでは、ジンに加えて柚子やオレンジ、レモンなどを使った展開も確認でき、ハーブ感のある香りと変化のあるラインナップを楽しめるのが魅力です。

富山県

新蒸留研究所

新蒸留研究所は、富山県富山市にある蒸溜所です。公式サイトでは「薬都・富山から、ハーブ・ボタニカルの新しい価値を創造する」と掲げており、富山らしい背景を感じられるジンづくりを行っています。

代表銘柄としては「槙 -KOZUE-」「白雪 -SHIRAYUKI-」があります。定番商品として展開されており、ボタニカルの個性を生かしたクラフトジンを楽しめるのが魅力です。

石川県

Alembic Distillery

Alembic Distilleryは、石川県金沢市大野にあるクラフトジン蒸溜所です。公式サイトでも金沢大野の蒸溜所として案内されており、白山の伏流水を使ったドライジンづくりを行っています。

代表銘柄は「Alembic Dry Gin HACHIBAN」です。ジュニパーベリーをしっかり使いながら、グレープフルーツのような柑橘感とシャープな香味を重ねた一本として紹介されています。

ぶどうの森蒸留所

ぶどうの森蒸留所は、石川県金沢市岩出町のぶどうの森・本店エリアにある蒸留所です。ブランドサイトや関連ページでは、森や庭づくりの発想を背景にした蒸留所として案内されており、2024年から「森のジン」の発売情報も確認できます。

代表銘柄は「森のジン」です。白山の森で採れた黒文字やキハダの実、金沢の薔薇や苺、カカオハスクなどを組み合わせたクラフトジンで、自然と人のつながりを感じるような一本として展開されています。

山梨県

GEEKSTILL

GEEKSTILLは、山梨県甲州市塩山竹森にある小さな蒸溜所です。公式サイトでは、天然のボタニカルから香りを取り込み、季節や情景を感じられる酒づくりを目指していることや、出荷基準に満たない果物もボタニカルに活用していることが案内されています。

代表銘柄としては「AMRTA GIN」シリーズがあります。商品ページでは、原料に純米酒由来の国産スピリッツを使っていることも案内されており、山梨の果実や植物を生かした個性を楽しめるブランドです。

富士山蒸溜所

富士山蒸溜所は、山梨県富士吉田市のナダヤ富士山蒸溜所です。公式サイトでは、富士山の恵みを生かしたクラフトジンづくりを掲げており、全製造工程で富士山の伏流水を100%使用していることが大きな特徴です。

代表銘柄は「富士の神 開山」です。ジュニパーベリー、オレンジピール、レモンピールなど8種類のボタニカルを使用したクラフトジンで、富士山の伏流水を前面に出した一本として展開されています。

長野県

野沢温泉蒸留所

野沢温泉蒸留所は、長野県下高井郡野沢温泉村豊郷にある蒸留所です。2022年12月15日にオープンし、野沢温泉の中心部で、地元産の原料や湧き水を生かしたクラフトジンづくりを行っています。

代表銘柄としては「Nozawa Gin」「Classic Dry Gin」「Iwai Gin」「Shiso Gin」などがあります。公式サイトでも、地元産ボタニカルや野沢温泉の湧き水を生かしたジンとして案内されていて、野沢温泉の風土を感じながら選べるラインナップです。

養命酒製造 駒ヶ根工場

養命酒製造 駒ヶ根工場は、長野県駒ヶ根市にある工場です。クラフトジン「香の森」では、駒ヶ根高原山麓の地下150mの水脈から汲み上げた天然水を仕込み水に使っていることが案内されています。

代表銘柄は「香の森」です。レモンピールやジュニパーベリーをはじめとする18種類のボタニカルに加え、国産ハーブのクロモジを使っているのが特徴で、森を思わせる爽やかな香りを楽しめる一本です。

芙蓉酒造協同組合

芙蓉酒造協同組合は、長野県佐久市の蔵元です。日本酒や焼酎づくりの技術を背景にしながら、長野県ならではのクラフトジンも展開しています。

代表銘柄は「YOHAKHU」です。日本伝統の酒粕焼酎や穀類スピリッツ、果実スピリッツから造ったオリジナルベーススピリッツに、長野県の山や森林から採れたクロモジ、熊笹、りんごなどのボタニカルを加えて蒸留したクラフトジンとして案内されています。

岐阜県

辰巳蒸留所

辰巳蒸留所は、岐阜県郡上市八幡町にある蒸留所です。2017年に立ち上げられた蒸留所で、ジンやアブサンなどを少量生産で手がけています。季節ごとの植物を細かく拾いながら香りを形にしていくスタイルが特徴で、岐阜のクラフトジンを語るうえで外せない存在です。

代表銘柄は「アルケミエ ジン」です。カモミールやラベンダー、茶葉など多彩なボタニカルを取り入れたリリースがあり、季節や素材ごとの違いを楽しめるのが魅力です。

中津川蒸留所

中津川蒸留所は、岐阜県中津川市の蒸留所です。地元生産者と連携しながら、国産果実や地域の素材をボタニカルに使ったクラフトジンを展開しています。小規模蒸留所らしい少量生産で、素材ごとの個性を生かしたジンづくりが特徴です。

代表銘柄は「NAKATSU GIN」です。ドライジンのほか、苺、ベルガモット、マイヤーレモン、カモミールなど素材違いの展開があり、地元の果実や香りを楽しめるシリーズになっています。

静岡県

沼津蒸留所

沼津蒸留所は、静岡県沼津市にある蒸留所です。オンラインストアでは2020年にオープンした蒸留所と案内されており、静岡県東部や伊豆半島で採れるハーブ、スパイス、草花、果実などをボタニカルに使ったジンづくりが特徴です。

代表銘柄は「LAZY MASTER」です。商品紹介では、静岡県東部や伊豆半島の素材をメインに香りづけしたクラフトジンとされていて、土地のボタニカルを生かした一本として楽しめます。

Aoi Gin Craft Technology(浮月蒸留所)

Aoi Gin Craft Technologyは、静岡市を拠点に活動するクラフトジンブランドです。公式サイトでは2022年11月発足の静岡大学発ベンチャーとして案内されており、別ページでは「浮月蒸留所」として、静岡中部初のクラフトジン生産と販売を目指すことや、浮月楼での蒸留所オープン計画が示されています。

SEACLIFF 熱海蒸溜所

SEACLIFF 熱海蒸溜所は、静岡県熱海市の蒸溜所です。公式ショップでは「熱海だからこそうまれたクラフトジン」と案内されており、熱海ブランド認定「A-PLUS」を受けた商品としても紹介されています。

代表銘柄は「STANDARD CRAFT GIN」です。商品ページでは、橙、レモン、蜂蜜、レモングラス、エルダーフラワー、ハバノリなど全21種類のボタニカルを使い、熱海の海辺らしさを感じられる一本です。

Distillery Water Dragon

Distillery Water Dragonは、静岡県三島市にある蒸溜所です。Whiskey & Co. の会社情報では、蒸留所所在地が三島市大社町と明記されており、三島製造のジン商品も公式ショップで確認できます。

代表銘柄は「Water Dragon Spirits」です。ジュニパーベリー、ミント、生姜、ユーカリ、甘夏などを使った、爽やかさを追求したジンとして紹介されています。三島の名水や地元素材を生かした一本として見やすいです。

愛知県

清洲桜醸造

清洲桜醸造は、愛知県清須市にある酒造会社です。長年の酒造りの伝統と技術を生かしたクラフトジンづくりを行っています。1853年創業、2013年にウイスキー製造免許取得・モルトウイスキー蒸溜開始、2019年に「愛知クラフトジン キヨス」を発売しています。

代表銘柄は「愛知クラフトジン キヨス」です。蒲郡みかん、西尾の抹茶、稲沢の金時生姜を含む10種のボタニカルを使った、バランスのよい風味が特徴として案内されています。最近では、ローズやマーガオ、ミントなどを使った「愛知クラフトジン キヨス Blue」も発売されています。

近畿のクラフトジン蒸溜所

三重県

伊勢萬(内宮前酒造場)

伊勢萬は、三重県伊勢市に本社工場を持つ酒造会社です。伊勢市の本社工場で焼酎やリキュールなどの蒸留酒を中心に製造しており、伊勢志摩ならではの原料を使ったクラフトジン「伊勢神」も手がけています。

代表銘柄は「クラフトジン 伊勢神」です。あおさ、伊勢茶(ほうじ茶)、みつ葉、柚子、梅、生姜などを使ったジンで、公式でも「伊勢志摩を感じられるクラフトジン」と紹介されています。

 

京都府

京都蒸溜所

京都蒸溜所は、2014年に京都市南部に設立されたクラフトジンの蒸溜所です。京都で初となるプレミアムクラフトジンの蒸溜所として案内されており、伏見の伏流水や京都の契約農家の果実、茶、スパイスなどを使ったジンづくりが特徴です。

代表銘柄は「季の美 京都ドライジン」です。京都の素材と職人文化を背景にした、京都らしい香りと繊細さを感じやすい一本として展開されています。

猫田
季の美はもはや定番の国産ジンと言えるほどの知名度があります。まだ飲んでいない方は是非一度お試しください!

 

京丹後舞輪源蒸溜所

京丹後舞輪源蒸留所は、京都府京丹後市の丹後天橋立大江山国定公園内、標高620メートルの「薬草薬樹ノ森」にある蒸留所です。2024年4月7日にオープンした京丹後初の蒸留所で、森の中の自生植物や薬草薬樹の環境を生かした蒸留酒づくりを行っています。

代表銘柄としては「Fresh Craft Gin」シリーズがあります。森の恵みや山の環境をそのまま映したような、フレッシュで個性的なクラフトジンを楽しめるのが魅力です。

大阪府

三國蒸溜所

三國蒸溜所は、大阪市東成区東小橋にある蒸溜所です。公式サイトでは「大阪市内唯一のクラフトジン蒸溜所」と案内されており、見学は完全予約制で受け付けています。大阪の歴史や街の個性をジンで表現することをコンセプトにしているのが特徴です。

代表銘柄は「OSAKA GIN ORIJIN」です。厳選した5種類のボタニカルを使い、艶やかで華やかな香りを楽しめるクラフトジンとなっています。

兵庫県

神戸蒸溜所

神戸蒸溜所は、神戸市北区大沢町の道の駅「神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」内にある蒸溜所です。2022年10月に開所し、見学ツアーも受け付けています。ウイスキーやブランデーの蒸溜器を備えつつ、神戸の素材を使ったジンも展開しているのが特徴です。

代表銘柄は「KOBE GIN YAMA」「KOBE GIN UMI」です。YAMA は兵庫県産柚子や青紫蘇、有馬山椒、緑茶などを使った山の表情を感じる一本で、UMI はすだちや海苔、いかなごのくぎ煮、鰹節などを使った海の個性が際立つ一本として展開されています。

海峡蒸溜所

海峡蒸溜所は、兵庫県明石市大蔵八幡町にある蒸溜所です。明石酒類醸造の蒸溜所として案内されており、これまで培ってきた酒造りと蒸溜技術を掛け合わせ、日本のアイデンティティを表現したスピリッツづくりを目指しています。蔵見学と蒸溜所見学ツアーも案内されています。

代表銘柄は「東経135度兵庫ドライジン」です。ロンドン・ドライジンの伝統的なボタニカルに、日本のボタニカル5種を組み合わせ、さらに蒸溜した山田錦の純米酒を少量加えた構成が特徴です。柚子や山椒のスパイシーさに、煎茶、大葉、梅の爽やかさが重なる一本として紹介されています。

奈良県

大和蒸溜所

大和蒸溜所は、奈良県御所市西久保本町にある蒸溜所です。築約150年の古民家を活かした建物で、奈良の風土と歴史を蒸留したジンづくりを目指しています。奈良の酒蔵・油長酒造が立ち上げた蒸溜所であることも特徴です。

代表銘柄は「橘花ジン」です。奈良に古くから伝わる大和橘と大和当帰を使ったクラフトジンで、奈良らしい素材を楽しめる一本として展開されています。

和歌山県

紀州熊野蒸溜所

紀州熊野蒸溜所は、和歌山県新宮市にある蒸溜所です。公式サイトでは、世界遺産・熊野の自然に囲まれた場所で、熊野の香りを映したスピリッツづくりを行っていると案内されています。

代表銘柄は「香立 -KODACHI-」です。ジュニパーベリーをベースに、和歌山県産のみかんの果皮や熊野の山で採れるクロモジなどを使ったクラフトジンとして紹介されています。熊野らしい森と柑橘のニュアンスを楽しめる一本です。

 

中国のクラフトジン蒸溜所

鳥取県

千代むすび酒造

千代むすび酒造は、鳥取県境港市の酒蔵です。長く培ってきた蒸留酒の技術を生かしてジンも手がけており、鳥取の素材を取り入れた一本を展開しています。

代表銘柄は「クラフト・ジン 因伯人(Impact)」です。2019年夏に完成した山陰地方初のドライジンで、レモン、八朔、柚子などの柑橘に加え、地元産のクロモジを使ったシトラスと森林感のある香りが特徴です。

松井酒造 倉吉蒸溜所

松井酒造 倉吉蒸溜所は、鳥取県倉吉市の蒸溜所です。公式サイトでは倉吉蒸溜所として案内されており、ウイスキーだけでなくジンも商品ラインナップに含まれています。

代表銘柄は「白兎-HAKUTO-」です。鳥取県名産の梨を中心に、柚子ピール、和山椒、玉露、桜など9種類のボタニカルを使ったジンで、爽やかな柑橘感の中に梨の甘みとスパイシーさを感じられる一本です。より香り高い上位版として「白兎プレミアム」も展開されています。

岡山県

岡山蒸溜所(宮下酒造)

岡山蒸溜所は、岡山県岡山市中区西川原にある宮下酒造の蒸溜所です。宮下酒造は日本酒やビール、焼酎、ウイスキーなども手がけており、その技術を生かしてクラフトジンも展開しています。

代表銘柄は「クラフトジン岡山」です。ジュニパーベリーに加えて、岡山県産パクチー、瀬戸内レモン、ピオーネ、山椒などを使ったジャパニーズクラフトジンで、岡山らしい果実感と爽やかさを楽しめる一本として展開されています。

広島県

SAKURAO DISTILLERY

SAKURAO DISTILLERYは、広島県廿日市市桜尾にある蒸溜所です。2017年に設立され、100年以上受け継いできた蒸留技術を背景に、広島産原料を使った純国産ジンとウイスキーを手がけています。広島県産の柑橘やジュニパーベリー、ヒノキ、牡蠣殻、桜などを使っているのも特徴です。

代表銘柄は「SAKURAO GIN ORIGINAL」です。広島産のフレッシュな柑橘類など9種類のボタニカルを含む計14種類の原料を使い、柑橘の香りと伝統的なジンらしい風味が重なる一本として展開されています。

猫田
京都蒸留所の季の美と並ぶジャパニーズジンを代表する銘柄です!

 

SETOUCHI DISTILLERY

SETOUCHI DISTILLERYは、広島県呉市にある蒸溜所です。株式会社三宅本店が手がけており、瀬戸内の素材を生かした、親しみやすいクラフトジンを楽しめるのが魅力です。

代表銘柄は「クラフトジン瀬戸内|檸檬」です。レモンの美味しさがしっかり感じられる味わいをコンセプトに、レモン、ジュニパーベリー、緑茶を使った、フレッシュ感と果汁感のある一本に仕上げられています。限定商品として「クラフトジン瀬戸内|甘夏」も展開されています。

山口県

Neo Blue Distillery

Neo Blue Distilleryは、山口県長門市油谷新別名にある蒸溜所です。2019年に創業し、2020年に製品販売を開始している新しい蒸留所です。

代表銘柄は「青舞 OrB」です。公式サイトでは、耕作放棄地を開墾した畑で育てたハーブを主原料にし、あえて柑橘をボタニカルに使わない設計にしていることが案内されています。長門の青い海や山、風景を名前に込めた、個性的なクラフトジンです。

四国のクラフトジン蒸溜所

徳島県

日新酒類

日新酒類は、徳島県で日本酒、焼酎、ウイスキー、クラフトジンなどを製造・販売する酒類メーカーです。公式の会社概要でも、徳島でクラフトジンを手がける会社として案内されています。

代表銘柄は「AWA GIN」です。徳島県産山田錦の等級米を全量使用したもろみを蒸留した米アルコールをベースに、すだち、木頭ゆず、阿波晩茶、国産山椒など徳島県の素材を中心に使った純国産クラフトジンとして展開されています。爽やかさと奥行きのある香味が特徴です。

 

香川県

西野金陵

西野金陵は、香川県琴平町の酒蔵です。日本酒で知られる蔵元ですが、近年はクラフトジンも手がけており、公式オンラインストアでも香川県の素材を生かした商品として案内されています。

代表銘柄は「夕凪GIN」です。香川県産の酒米を使用した本格焼酎をベースに、瀬戸内産オリーブや山椒、生姜、柚子、文旦など10種のボタニカルをブレンドしたジャパニーズクラフトジンで、穏やかで落ち着いた香りを楽しめる一本です。

 

愛媛県

水口酒造

水口酒造は、愛媛県松山市・道後の造り酒屋です。公式サイトでも、道後温泉から少し歩いた場所にある酒蔵として案内されており、日本酒だけでなくクラフトジンも展開しています。

代表銘柄は「道後ジン」です。商品ページでは、愛媛県産素材のボタニカルを使用した道後産クラフトジンと案内されていて、せとか、紅まどんな、キウイ、七折小梅、柚子、レモン、檜チップ、新宮茶などを使った一本です。華やかな柑橘の香りとスパイシーな口当たりが特徴とされています。

高知県

司牡丹酒造

司牡丹酒造は、高知県佐川町の酒蔵です。公式サイトでは、司牡丹酒造の西の一角にある蒸溜器を設置した場所を「マキノ蒸溜所」と名付けていることが案内されており、そこが牧野富太郎博士の生家の蔵跡地だったことも紹介されています。

代表銘柄は「マキノジン」です。司牡丹の焼酎をベースに、牧野博士ゆかりのスエコザサをキーボタニカルとして、高知県産のグアバ、ブシュカン、ショウガ、ハーブなど全12種類を使って蒸溜しているのが特徴です。香り高いシトラス感とウッディな香りをあわせ持つ一本として案内されています。

 

 

九州・沖縄のクラフトジン蒸溜所

福岡県

篠崎(ASAKURA DISTILLERY)

篠崎は、福岡県朝倉市で220年以上続く老舗の酒蔵で、朝倉蒸溜所(ASAKURA DISTILLERY)としてスピリッツづくりも行っています。倉の地で日本酒づくりを始めて220年、40年前から焼酎製造を始めたとされています。

代表銘柄は「Jin40」です。ジュニパーベリー以外の副原料をすべて福岡県産にこだわったクラフトジンで、レモングラス、ペパーミント、八女茶を使い、“食事に合う、炭酸割りして美味しいジン”をコンセプトに造られています。

 

西吉田酒造

西吉田酒造は、福岡県筑後市の焼酎蔵です。公式商品ページでは「創業130年の焼酎蒸留所が満を持して挑戦」と案内されており、長年の本格焼酎づくりの技術を生かしてクラフトジンも展開しています。

代表銘柄は「Yoshida’s CRAFT GIN 荒濾過」です。本格焼酎の製造技法である「荒濾過濁り製法」をジンに応用した、厚みのある味わいが特徴の一本です。八女茶の加工技術を使って作られたフレッシュなハーブを使用しており、柔らかさと深みをあわせ持つジンとして案内されています。

 

佐賀県

楠乃花蒸溜所

楠乃花蒸溜所は、佐賀県佐賀市諸富にある蒸溜所です。公式サイトでは、2020年にスピリッツ製造免許を受けた新設蒸溜所と案内されており、オランダから導入した蒸留器を使って、佐賀産素材にこだわったクラフトジンを製造しているのが特徴です。

代表銘柄は「STILLDAM GIN」です。公式の商品案内では、純米吟醸酒を蒸留した佐賀県産純米焼酎をベーススピリッツに、佐賀のレモングラスやハーブ、ごま、海苔など14種類のボタニカルを使ったクラフトジンとなっています。

小城蒸溜所

小城蒸溜所は、佐賀県小城市小城町にある蒸溜所です。国登録有形文化財の酒蔵を改修した蒸溜所で、公式サイトや佐賀県観光サイトでも、地元の素材を使った新しいクラフトジンを製造販売していると案内されています。工場見学や体験もできる蒸溜所として紹介されています。

代表銘柄は「OGIGIN 想」です。公式オンラインストアや商品ページでは「OGIGIN 想 オリジナル」や「OGIGIN 想 プレミアムブレンド」などが確認でき、小城や佐賀の魅力を込めたクラフトジンとして展開されています。

 

長崎県

五島つばき蒸溜所

五島つばき蒸溜所は、長崎県五島市福江島にある蒸溜所です。公式サイトでは、五島列島福江島の蒸溜所として案内されており、会社概要では2022年設立とも確認できます。最近では、国内初の100%再生可能エネルギーでジンをつくる蒸溜所になったこともニュースで案内されています。

代表銘柄は「GOTOGIN the origin」です。島に咲く椿の実をキーボタニカルにしたジンになっており、やわらかな口当たりと、さまざまなボタニカルが調和した香りを楽しめる一本です。

熊本県

高橋酒造(T’s CRAFT)

高橋酒造は、熊本県人吉市の酒蔵です。「白岳」「しろ」で知られる本格米焼酎メーカーで、クラフトジンは新ブランド「T’s CRAFT」の中で展開されています。、熊本から世界へ発信するクラフトジンプロジェクトとして造られています。

代表銘柄は「BEAR’S BOOK」です。熊本県産の柑橘や茶葉などを使った正統派ドライジンとして展開されており、熊本県産の三種の柑橘や米のもみ殻などを原料に採用した一本になっています。上位ラインとして「BEAR’S BOOK THE MAGIC」もあり、こちらは高橋酒造の蒸留技術に加え、熊本大学の知見も生かしたプレミアムジンとなっています。

 

宮崎県

尾鈴山蒸留所

尾鈴山蒸留所は、宮崎県児湯郡都農町にある蒸留所です。「水の湧く山の奥深く 水と森の蒸留所」というコンセプトで、尾鈴山の自然に囲まれた環境でウイスキーやスピリッツ、焼酎を手がけています。

代表銘柄は「OSUZU GIN」です。公式商品ページでは、伝統的な手仕事で造った本格焼酎に、地元の素材を中心としたさまざまなボタニカルを漬け込んで蒸留したクラフトジンになっています。定番のOSUZU GINに加えて、金柑を使った「OSUZU GIN Kumquat」も展開されています。

 

鹿児島県

大山甚七商店 宮ヶ浜蒸溜所

大山甚七商店 宮ヶ浜蒸溜所は、鹿児島県指宿市宮ヶ浜にある蒸溜所です。薩摩半島の最南端・指宿市宮ヶ浜で本格芋焼酎を製造しています。

代表銘柄としては「JIN7 series 00」「JIN7 series 01」があります。series 00 は日本最古のハーブ農園とされる開聞山麓香料園のハーブや、指宿産の木頭柚子を使ったクラフトジンです。series 01 は鹿児島の希少柑橘「辺塚だいだい」をキーボタニカルにしたジャパニーズクラフトジンで、爽やかな柑橘の香りを楽しめる一本として展開されています。

 

沖縄県

まさひろ酒造

まさひろ酒造は、沖縄県糸満市に本社と蒸留所を構える酒造会社です。1883年創業の泡盛メーカーで、公式サイトでも泡盛を軸にしながらジン、ウォッカ、ウイスキー、リキュールなどの製造も手がけています。

代表銘柄は「まさひろオキナワジン」です。2017年にオキナワ本島最南端の蒸留所で誕生した、沖縄初・沖縄発のクラフトジンになっています。シークヮーサーなど沖縄らしい6種類のボタニカルを使っており、南国らしい香りとすっきりした飲み口を楽しめる一本です。

 

 

ジンをもっと知りたい方へ

こちらの記事で様々なジンの銘柄を紹介しています。
お気に入りのジンを見つけたいかたはぜひご覧ください。

【2026年】ジンのおすすめ銘柄|王道から個性派まで人気ジンを特徴別に紹介

 

まとめ

クラフトジンは、全国で少しずつ広がっていて、地域ごとの素材や風土の違いがそのまま個性になっているのが大きな魅力です。
同じジンでも、柑橘が印象に残るもの、森やハーブを思わせるもの、地元の果実やお茶を生かしたものなど、都道府県ごとにかなり表情が変わります。

気になる蒸溜所があっても、必ずしも現地まで行けるとは限りません。
そんなときは、まず代表銘柄を一本試してみるだけでも、その土地らしさや蒸溜所ごとの方向性をかなり感じられます。

国産クラフトジンはまだ新しいジャンルですが、そのぶん地域ごとの個性が見つかりやすく、「次はどこのジンを試そうか」と選ぶ楽しさがあります。
気になった蒸溜所や銘柄があれば、ぜひ自分の好みに合いそうな一本から試してみてください。