【ジン銘柄紹介】GIN MARE(ジン マーレ)の解説とレビュー!

こんばんは。猫田です。

仕事終わりや週末に家でゆっくり過ごす時間…
いつも同じお酒を飲んでいたりしていませんか?

ついつい、缶ビールや缶チューハイを飲んでしまうこともあるかと思います。

しかし、それでは「酔いを楽しむ」ことしかできません。
たまには特別感のある一味違うお酒を飲んでみることで「お酒を楽しむ」ことができるようになります。

そこで!一味違うお酒としておススメしたいのがジンの銘柄
GIN MARE(ジンマーレ)
です。

クラフトジンブームを牽引する銘柄の一つであり、ヨーロッパでは”神のジン”と呼ばれるジンです。

ただし、普通のジンと一味違うジンですので、通常のジンをあまり飲んだことがない方は、まずはスタンダードなジンを試していただきたいと思います。
>ジンについて基本情報の記事はこちら

どのようなジンなのか、どのような飲み方が合いそうか、
という内容を知ったうえで購入していただければと思います。

■本記事の内容
・ジン マーレの基本情報
・ジン マーレの受賞歴
・ジン マーレのレビュー
・ジン マーレおすすめのカクテル

■筆者「猫田」について
・某ビール会社で生産管理の業務に携わっていました。
・趣味はお酒を飲むこと、バー巡り、カクテルづくり。
・特に好きなお酒はジンです。
・お酒の情報に特化したブログを運営。

ジンマーレの基本情報

概要

名称:GIN MARE(ジン マーレ)

概要:スペインの小さな漁村“コスタ・ドラダ”で造られるクラフトジン。

特徴:非常に爽やかな香味。

度数:42.7%

価格:約6,300円(700ml)

ヨーロッパのバーテンダーの間では、「神のジン」と呼ばれているジンとして有名です。
非常に爽やかな香味が特徴で、いつもと違うジントニックを味わうことができます。

ボトルも涼しげで夏に飲みたいジンです!

外観

とにかくおしゃれなボトルです。
バーベキューなど外で飲む時にジンマーレがあると華やかさが格段に上がります!

様々なサイズ展開がされていますが、今回は”700mlのボトル”を参考にご紹介します。

高さ:22.5cm
横幅:10cm
※700mlボトルの大きさです。
 プレゼント等で梱包する際の参考にしてください。

非常にお洒落な見た目のジンです。
キャップにもこだわりがあり、50mlのメジャーカップになっています。

上から握ると見た目が悪いので、ボトルをしたから持つのがおススメです。
ただし重さもあるので慣れないとやや難しいのも事実です…

ジンマーレの持ち方

続いて表記について…

ボトル上部には、「MEDITERRANEAN GIN」(地中海ジン)の表記、その下にはスペイン語で「著者のコレクション」と記載されています。

ボトル下部には、「OLIVES」「THTME」「ROSEMARY」「BASIL」とジンマーレを特徴づけるボタニカルが記載されています。

デザインされている植物は、オリーブやローズマリー…のように見えます。

蒸留所

スペイン北東部のコスタ・ドラダという村にある蒸留所で造られています。

コスタ・ドラダを地図で見てみると、バルセロナの近くに位置しています。
(余談ですが、近くにバルスなんて地名も見つけました)

蒸留所は古い教会を改装して造られているようです。
また、香水の蒸留器を参考に造られたオリジナルの単式蒸留器を使用しています。

製造方法

ジンによく用いられるボタニカルとして以下のボタニカルが使用されています。
・ジュニパーベリー
・オレンジピール
・レモンピール
・カルダモン
・コリアンダー

またその他に、地中海産の以下の特徴的なボタニカルも使用されています。
・オリーブ
・スイートバジル
・タイム
・ローズマリー

ボタニカルのフローラルな香りをはっきりと感じられる仕上がりになっています。

ジンマーレの受賞歴

ジンマーレはすごく美味しいのですが、コンペティションではやや苦戦気味です。

ここでは、ISC, IWSC, SFWSCの2013年~2021年の結果をご紹介します。

ジンのコンペティションにどのようなものがあるかはこちらの記事で解説しています。

■ISC

エントリー自体少なめです。
2014年以降エントリーされていないようです。

2021年:ー
2020年:ー
2019年:ー
2018年:ー
2017年:ー
2016年:ー
2015年:ー
2014年:ー
2013年:Silver

■IWSC

こちらも最近はエントリーしていないようです。

2021年:ー
2020年:ー
2019年:ー
2018年:ー
2017年:ー
2016年:Bronze(Gin & Tonic : Silver)
2015年:ー
2014年:Silver
2013年:Silver

■SFWSC

SFWSCでは苦戦気味です。

2021年:ー
2020年:Bronze
2019年:Bronze
2018年:ー
2017年:ー
2016年:ー
2015年:ー
2014年:Bronze
2013年:Bronze

ジンマーレのレビュー

ジンマーレを実際に飲んでみた感想をお伝えします!

香味特徴

一言でいうと“爽やかなジン”です。

非常に爽やかでありながらもボタニカルの香りがしっかりとしています。
特に“柑橘系の香り”と“フローラルな香り”がはっきりとしている印象です。

一方、華やかなだけでなく“スパイシーさ”を感じる香味も印象的です。
比較的軽い口当たりでありながら香りの特徴がしっかりしているため、爽やかながら物足りなさは感じない仕上がりになっています。

ストレートやロックではやや尖った香りがあるのも事実ですが、ジントニックなどのカクテルにすると、その尖りもなくなり、爽快感と華やかさを感じるいつもと一味違う一杯が出来上がります。
柑橘系の香りとしてオレンジやレモンも感じられるので、カクテルにはオレンジやレモンを添えるとバランスの良い仕上がりになること間違いなしです。

おすすめのシーン

・夏に飲みたい
爽やかで軽やかな口当たりのため、爽快感のある“夏らしい”カクテルをつくることができます。

・外で飲みたい
爽快感を感じる香味ももちろんですが、50mlのメジャーカップにもなるキャップは外でカクテルを造る際にとても役立ちます。

・いつもと違ったジントニックを飲みたい
爽やかで軽やかな口当たりだからこそ様々なカクテルのベースに適しています。
一方でボタニカルの香りがしっかりしているため、同じ作り方でもいつもと違うカクテルが出来上がります。

ジンマーレおススメのカクテル

ジンマーレを使ったカクテルを紹介します!
猫田の主観ではありますが、おススメ度を5段階で示しています。

ジントニック(ライム)(★★★★☆)

ジンマーレのジントニック
<つくりかた>
ジンマーレ………………………45ml
トニックウォーター………適量
カットライム…………………1/6個
氷とライムを入れたグラスにジンを注ぎ、トニックウォーターで満たして軽く混ぜます。

非常におすすめです!
爽やかで夏を感じるジントニックです。やや尖りのある香りもトニックウォーターがうまくマスクしてくれています。

ボタニカルの香りもしっかりしており、爽快感もあるため、普通のジントニックとは違った味わいになっています。
いつものジントニックに少し飽きてしまった方に飲んでほしい一杯です。

ジントニック(レモン)(★★★★☆)

ジンマーレのジントニック
<つくりかた>
ジンマーレ………………………45ml
トニックウォーター………適量
カットレモン…………………1/6個
氷をいれたグラスにジンを注ぎ、トニックウォーターで満たして軽く混ぜた後、カットレモンを飾ります。

ライムのジントニック同様、こちらも非常におすすめです!

ジンマーレの爽やかさはレモンの方が際立つ印象です。

ジントニック(オレンジ)(★★★☆☆)

ジントニックオレンジ
<つくりかた>
ジンマーレ………………………45ml
トニックウォーター……適量
カットオレンジ……………1/6個
氷を入れたグラスにジンを注ぎ、トニックウォーターで満たして軽く混ぜた後、カットオレンジを飾ります。

ジンマーレの製造にも使用されているオレンジをプラスしてみました。
レモンやライムとはガラっと印象が変わり、オレンジの甘さがジンマーレのスパイシーさを引き出します。思い切ってオレンジを大量に(半分程度)しぼってみると、さらに特徴が強く出てこれはこれで面白い味わいに…

ジンリッキー(★★★☆☆)

ジンリッキー(ジンマーレ)
<つくりかた>
ジンマーレ…………45ml
ライム…………………1/4個
ソーダ…………………適量
氷を入れたグラスにライムをしぼって入れ、ジンとソーダを入れて軽く混ぜます。

爽やかさが際立つカクテルです。
今回はライムでつくりましたがレモンももちろん合うと思われます。

ジンマーレの香味をしっかり味わいたい方におススメです。

オレンジブロッサム(★★★★☆)

オレンジブロッサム
<つくりかた>
ジンマーレ………………45ml
オレンジジュース……20ml
材料をシェークしてカクテルグラスに注ぎます。

※賃貸で音が気になるためシェークではなく、ステアでつくりました…

これはいい!
ジンマーレらしいフローラルな香りをしっかり感じることができる仕上がりです。

オレンジピールはジンマーレの製造にも使用されており、オレンジジュースを割材にしたオレンジブロッサムとの相性が良いのも納得です。
ショートカクテルらしいアルコール感はあるため、「甘いお酒が好き」という人におススメできるカクテルではありませんが、ジンマーレの楽しみ方としては、とても良い印象です。

ギムレット(★★☆☆☆)

ギムレット
<つくりかた>
ジンマーレ…………………45ml
ライムジュース…………30ml
材料をシェークしてカクテルグラスに注ぎます。

※賃貸のためシェークではなく、ステアでつくりました…

残念ながらややライムジュースに負けてしまう印象…
後味にはややジンマーレらしい爽快感が感じられるものの、ライムジュースの甘味に負けてしまいました。

ライムジュースの割合を減らしてみてもいいかもしれません。
上記の割合では「ジンマーレ」らしさを十分に感じることができず、ジンマーレである理由が不明瞭に…

ジンライム(★★★☆☆)

ジンライム(ジンマーレ)
<つくりかた>
ジンマーレ…………………45ml
ライムジュース…………15ml
カットライム ……………1/4個
氷を入れたロックグラスにジンとライムジュースを注ぎ、混ぜ合わせます。
今回はカットライムも入れてみました。

ライムジュースの甘さと爽快感がマッチしています。

スパイシーでやや尖った香味があるのも事実ですが、ここは好みが分かれるところ…

ロック(★★☆☆☆)

ロック(ジンマーレ)
<つくりかた>
ジンマーレ…………30ml
氷を入れたロックグラスにジンを注ぎます。

カクテルではありませんが、ジンマーレそのものの香味を楽しむためにロックで一杯。

最初はやや尖っている香味の印象。軽めの口当たりですがスパイシーさも感じ、後味はすっきりしています。

まとめ

この記事ではGIN MARE(ジンマーレ)について解説しました。
爽やかでありながら、しっかりとした個性を持つ逸品です。

・いつもと違うジントニックを飲んでみたい方
・プレゼントを探している方

に特におすすめのジンです!

その他のジンの銘柄についてはこちらの記事をご覧ください。