こんばんは。
ジンが大好き猫田です!
クラフトジンブームなどもあり、若い人のファンも多いジン。
特徴的なお酒ではありますが、
「ジンの特徴はどこから来るのかわからない…」
「ジンって何からどのようにつくられているか全く知らない…」
という方も多いのではないのでしょうか。
この記事では、四大スピリッツの一つ「ジン」について
・定義
・原料
・製造方法
・主な種類
を解説していきます。
また代表的な銘柄についても最後に紹介していますので、気になったものがありましたら是非試してみてくださいね。
自分に合った一本を探したいかたはこちらの記事もご覧ください。
【2026年】ジンのおすすめ銘柄|王道から個性派まで人気ジンを特徴別に紹介
自分の好きなものを自信をもって語れるようにしましょう!
ジンの定義
ジンを一言で表すと、
”大麦、ライ麦、ジャガイモなどを原料として、ジュニパーベリーなどで風味付けをした蒸留酒”
です。
ジンの定義はEUで定められており、
・ジュニパーベリーの香りが主体
・瓶詰め後アルコール度数は37.5%以上であること
とされています。
これを満たすものが「ジン」であり、それよりも厳格な規定を満たしたものが「蒸留ジン」、さらに厳格な規定を満たしたものが「ロンドン・ドライジン」、と認められます。
ジンの特徴的な味や風味を生み出すのは、“ジュニパーベリー(セイヨウネズの球果)”というスパイスです。
果実自体を嗅いだり、噛んだりすると胡椒のような香りがします。
セイヨウネズというのはヒノキ科ビャクシン属の低木の針葉樹で、寒い地域全域に分布しています。
このジュニパーベリーをはじめ様々なボタニカル(植物)を用いて風味付けするのが、ジンの特徴です。
具体的な方法は後程解説しますが、蒸留の際にボタニカルを通したり、蒸留の前にボタニカルを漬け込んだりして風味付けを行います。
では、もう少し詳しくみていきましょう。
ジンの原料

穀物
ベースとなるグレーン・スピリッツの製造に、トウモロコシ、ライ麦、大麦、など様々な穀物が使用されます。
どの穀物を使用するかによっても味は変わりますが、ボタニカルの影響が大きく、ジンにおいてはあまり表に出てこない原料であるといえます。
ボタニカル
ジンに個性を与えるボタニカルは風味付けに使用され、その多種多様なものが使われます。
ジンの特徴に強く影響を与えるので、各銘柄で使われるボタニカルは多くの場合公開されていません。
ただしよく使用されるボタニカルとして、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、オレンジピール、リコリスなどがあります。
冒頭で述べたジンの定義からわかる通り、「ジュニパーベリー」の香りを主体とすることが必須であり、ジュニパーベリーはジンの製造にはなくてはならない原料です。
<猫田の余談>
ジンはビールやワイン、ウォッカなど他のお酒と比べても原料に多様性があり、「何が入っているか」という見方もジンを楽しむポイントになるかもしれませんね。
ジンの製造方法

ジンは、“グレーン・スピリッツ”(複数の穀物原料を蒸留したもの)に、ボタニカルで風味付けを行います
グレーン・スピリッツの製造(糖化→発酵→蒸留)
糖化:
大麦やライ麦などの穀物にはでんぷんが含まれています。
その「でんぷん」を分解し酵母がアルコール発酵に利用できる「糖」まで分解するための工程が糖化です。
なお、サトウキビなど初めから糖を含む原料の場合はこの工程は不要になります。
発酵:
糖化後の液に酵母を入れて適切な温度管理をします。
それにより酵母が増殖し、アルコール発酵を行うことで糖からアルコールと二酸化炭素を生成します。
蒸留:
発酵後の液を連続式蒸留機等によりアルコールと水を分離しつつアルコール濃度を高めていく工程が蒸留です。
蒸留ではアルコールと水の沸点の違いを利用して、アルコールと水を分離します。
ここまでの工程で、ほぼ無色透明無味無臭のスピリッツが出来上がります。
風味付け(浸漬・再蒸留→充填)
ボタニカルによる風味付けの方法には、「浸漬法」と「バスケット法」の二種類があり、多くの銘柄では浸漬法が用いられています。
浸漬法(スティーピング方式):
グレーン・スピリッツにボタニカルを直接漬け込むことで香味をつけて、そののちに再蒸留する方法です。
ボタニカルを直接漬け込むため、ボタニカルの風味が強く出やすいのが特徴です。
バスケット法(ヴェイパーインフュージョン方式):
蒸留の際にアルコールを含む蒸気が、ボタニカルが入った「バスケット」を通ることで香味をつける方法です。
浸漬法と比べ、軽やかな風味が特徴的です。
このような方法でジン特有・銘柄特有の風味をつけて、その後に(バスケット法の場合はその工程で)再度蒸留を行い、水で濃度を整えたらジンの出来上がりです。
ジンの種類

イギリス・ジン
通称:「ドライジン」、「ロンドン・ドライジン」
イギリスで誕生した新しい蒸留設備を使用したジンで、現在の主流であるジンです。
このタイプのジンは、原料となる穀物の特徴は少なく、ボタニカルの爽快な香りがあり、カクテルのベースとしても使いやすいものが多くあります。
オランダ・ジン
通称:「ジュネヴァ」「ダッチ・ジュネヴァ」
大麦麦芽の比率が高く、単式蒸留器を用いることから、原料である麦芽の特徴が強く、しっかりとした風味が特徴的です。
フレーバード・ジン
注意:厳密な「ジン」ではありません。「スピリッツ」ではなく「リキュール」に分類されます。
フルーツや特殊な香草などの香りをつけ、糖分を加えたジンです。代表的なものには「スロー・ジン」があります。
今回はなじみやすさから上記の3種類に分けて紹介しました。
ただし、先に紹介したEUの定義をはじめジンには様々な分類があるので、また別の記事でジンの分類にフォーカスして解説してきたいと思います。
ジンの代表銘柄
ここまで、ジンの定義、原料、製造方法、種類について解説してきました。
さて、ジンについて理解を深めたところで、「じゃあ何を買えばいいの?」という疑問が出ると思います。
その質問には以下の記事で回答しています!
初めてジンを買いたい方はこちらの記事をご確認ください。
初心者向けジンの選び方|最初の1本で失敗しにくい考え方と飲み方を解説
ジンのおすすめ銘柄を徹底解説している記事はこちらです。
【2026年】ジンのおすすめ銘柄|王道から個性派まで人気ジンを特徴別に紹介
まとめ
ジンとは、ジュニパーベリーなどで風味付けした蒸留酒。
穀物(大麦・ライ麦・ジャガイモなど)を原料にグレーン・スピリッツをつくり、ボタニカル(ジュニパーベリー、コリアンダーシードなど)を用いて香りづけを行う。