こんばんは、猫田です。
カクテルの名前は種類が多く、バーのメニューを見ても「名前は聞いたことがあるけど、どんなお酒なのかよくわからない」と感じることは多いですよね。
覚えようと思っても数が多く、最初は少しハードルが高く感じるかもしれません。
ただ、カクテルの名前は一つひとつ丸暗記しなくても、ベースのお酒と名前のルールを押さえるだけで、かなり整理しやすくなります。
この記事では、カクテルの名前を覚えるために、
1. ベースのお酒
2. カクテル名のルール
3. 定番カクテル
の3ステップでわかりやすく整理しました。
バーや飲み会でカクテル名を見たときに、「なんとなく味のイメージができる」ようになるための入口として、ぜひ参考にしてみてください。
いますぐバーで注文できるカクテルをお探しの方はこちらの記事をご覧ください。
【バー入門】バーで注文したいカクテル|甘い・甘くない×ロング・ショートで初心者向けに紹介
Step1.ベースのお酒を覚える
カクテルは、ざっくり言えば “お酒 + Something(何か)” でできています。
ベースとなるお酒に、ジュースや炭酸、リキュール、シロップなどを加えて作られるのがカクテルです。
そのため、カクテルの名前を覚えるときは、まずどんなお酒がベースになっているのかを知るのが近道です。
ジンベースなのか、ウォッカベースなのか、ラムベースなのかがわかるだけでも、味わいのイメージがかなりしやすくなります。
ここではまず、カクテルでよく使われる代表的なベースのお酒を見ていきます。
カクテルのベースになるお酒はさまざまですが、ざっくり分けると蒸留酒・醸造酒・混成酒の3種類があります。
蒸留酒は、発酵させたお酒をさらに蒸留して造るお酒です。
ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー、ブランデーなどがこれにあたります。
カクテルのベースとして特によく使われるのは、この蒸留酒です。
醸造酒は、原料を発酵させて造るお酒です。
ワインやビール、日本酒などが代表的で、そのまま飲まれることが多い一方、一部はカクテルにも使われます。
混成酒は、醸造酒や蒸留酒をベースに、果実やハーブ、糖分などで風味を加えたお酒です。
リキュールやベルモットなどが代表的で、カクテルでは味わいに個性を足す役割で使われることが多いです。
ただ、この記事では細かな分類を覚えることが目的ではありません。
まずは、カクテルのベースには蒸留酒が多いと押さえておけば十分です。
ここからは、ジン、ウォッカ、ラムなど、カクテルでよく使われる代表的なベース酒を見ていきます。
ジン
四大スピリッツの一つ。
ジンとは、ジュニパーベリーをはじめとする植物で香りづけした蒸留酒、を指します。
代表的な銘柄としては、ビーフィーター、タンカレー、ゴードン、ボンベイサファイア、などが挙げられます。
ジンの詳細についてはこちらの記事で解説しています。
ウォッカ
四大スピリッツの一つ。
ウォッカとは、白樺の活性炭でろ過をした無色・無味・無臭の蒸留酒を指します。
代表的な銘柄としては、スミノフ、ズブロッカが挙げられます。96%という非常に高いアルコール度数で有名なスピリタスもウォッカの銘柄です。
ウォッカの詳細についてはこちらの記事で解説しています。
テキーラ
四大スピリッツの一つ。
テキーラとは、メキシコ原産のリュウゼツランを原料にした蒸留酒を指します。
代表的な銘柄としては、サウザ、クエルボ、パトロン、ドンフリオ、などが挙げられます。
テキーラの詳細についてはこちらの記事で解説しています。
ラム
四大スピリッツの一つ。
ラムとは、サトウキビを原料にした蒸留酒です。
代表的な銘柄としては、バカルディ、マイヤーズ、キャプテンモルガン、などが挙げられます。
ラムの詳細についてはこちらの記事で解説しています。
ウイスキー
世界中で最も人気のあるお酒のジャンルです。
ウイスキーとは、穀物を原料にした原酒を木樽で熟成させた蒸留酒です。
代表的な銘柄は、マッカラン、ジョニーウォーカー、山崎、響…など挙げればキリがありません。
ウイスキーの詳細についてはこちらの記事で解説しています。
リキュール
カクテルのベースはもちろん、副材料としても使用されるお酒です。
リキュールとは、蒸留酒を原料に果実・薬草・香辛料などの成分を加えたお酒、を指します。
リキュールはその種類が豊富なため代表的な銘柄も紹介しにくいのですが、コアントロー、カンパリ、カルーア、などはリキュールに分類されます。
リキュールの詳細についてはこちらの記事で解説しています。
ワイン
最も有名な醸造酒の一つ。
ワインとは、ブドウ果実を原料とした醸造酒、を指します。
ワインの詳細についてはこちらの記事で解説しています。
ブランデー
格式高いイメージの強いお酒。
ブランデーとは果実酒を蒸留した蒸留酒、を指します。
銘柄は非常に多岐にわたるためブランデーの種類としては、コニャック、アルマニャック、カルヴァドスなどが代表的なブランデーの種類です。
ブランデーの詳細はこちらの記事で解説しています。
Step2.カクテルの種類を覚える
ベースのお酒がわかるようになったら、次はカクテル名の後ろにつく言葉に注目してみましょう。
カクテルには、「フィズ」「サワー」「バック」など、名前の中にある程度ルールのある言葉がよく出てきます。
これを知っておくと、カクテル名を見たときに「なんとなくこういう系統かな」と想像しやすくなります。
つまり、ここを押さえるだけで、覚えられるカクテルの名前は一気に増えます。
続いて、代表的な種類を見ていきましょう。
ハイボール
お酒を炭酸水で割ったカクテル。
日本では“ウイスキーを炭酸水で割ったカクテル”を指すこと多いのですが、実はベースとするお酒はウイスキーに限らずスピリッツやリキュールなど様々なものが使用されます。
さらに、炭酸水以外の炭酸飲料やフレッシュジュースなどで割ったカクテルも指す、定義の広いカクテルとなっています。
広義では、“アルコールをソフトドリンクで割ったカクテル”
狭義では、“ウイスキーのソーダで割ったカクテル”
です。
サワー
蒸留酒に酸味と甘味を加えたカクテル。
酸味にはレモンジュース、甘味には砂糖、を使用するのが一般的です。
サワーは「sour(酸っぱい)」が語源となっています。
日本ではそこに炭酸水を加えてつくられることが多いのですが、厳密な定義では炭酸水は必要とされておらず、伝統的なレシピでは蒸留酒・ジュース・甘味が使用されます。
バック
スピリッツに果実を加えてジンジャーエールで割ったカクテル。
果実にはレモンやライムを使用するのが一般的です。
なお、バックは「後ろ」を指す「back」ではなく、「雄鹿」を指す「buck」と書きます。キックの効いた味から名づけられたという説が有力です。
リッキー
スピリッツに柑橘類の果肉を搾って炭酸水で割ったカクテル。
お酒の風味と果実の酸味が感じられるシンプルで爽快感のあるカクテルになります。
フルーツにはレモン以外にもライムが用いられることが多くなっています。
グラスに入った果実はマドラーでつぶしながら、味を調節して飲むのが一般的です。
フィズ
スピリッツにレモンジュースと砂糖を加えてシェークし、炭酸水で割ったカクテル。
砂糖の代わりにシュガーシロップを使用されることも多くなっています。
炭酸のはじける音が「Fizz(フィズ)」と聞こえることからつけられたという説があります。
スリング
スピリッツに砂糖を加えて水やお湯で割ったカクテル。
現在ではレモンジュースに砂糖を加えてシェークする“フィズ”に似た製法で造られることが多いカクテルです。
クーラー
柑橘系のジュースを加えて炭酸飲料で割ったカクテル。
定義は広く、作り方も定義にとらわれず「クーラー」という言葉に合う涼し気なイメージのカクテル全般で使用されることもあります。
コリンズ
スピリッツにレモンジュースと砂糖を加えて炭酸で割ったカクテル。
コリンズグラスと呼ばれる細長い円筒形のグラスを使用するのが伝統的な提供の仕方です。
パンチ
お酒にジュースやフルーツなどをたっぷりいれてつくるカクテル。
パーティで提供されることが多く、あまりカクテルのイメージはないかもしれませんがちゃんとしたカクテルです。
ただし、現在、特に日本では、お酒を使用しないパンチも広く親しまれています。
フローズン
お酒と材料を混ぜて、細かく砕いた氷(クラッシュドアイス)を入れたグラスに注いだカクテルです。
シャーベット状のため非常に飲みやすく、夏向きのカクテルになっています。
度数が高くても飲みやすいため飲みすぎに注意が必要です。
フロート
材料よりも見た目で判断されるカクテル。
複数の材料を比重の重いものからグラスに注ぎ、わざと混ぜずに層をつくるカクテルを指します。
Step3.ベース別の代表的なカクテルを覚える
Step1ではベースのお酒を、Step2ではカクテル名のルールを見てきました。
最後は、それらをふまえて実際によく見かける定番カクテルをベース別に確認していきます。
ここまでの内容がわかっていると、カクテル名を見たときに「どんなお酒がベースで、どんなスタイルのカクテルか」をイメージしやすくなっているはずです。
まずは定番どころから少しずつ押さえていきましょう。
ジンベースの代表的なカクテル
マティーニ
「カクテルの王様」とも称される最も有名なカクテルの一つ。
ドライジンにドライベルモットを加えてステアしてカクテルグラスに注ぎ、オリーブを飾って完成です。
甘さのないお酒だけでつくられる辛口の味わいのため、度数の高いお酒に慣れていない方は特にご注意ください。
ギムレット
ドライジンとライムジュース(コーディアル)をシェークしたシンプルなカクテル。
小説「長いお別れ」のセリフ「ギムレットには早すぎる」で有名です。
度数も高くキリッとした飲み口ですが、使用するライムジュースは甘味のくわえられたものが使用されるため比較的飲みやすいショートカクテルになっています。
ジントニック
幅広い世代から愛される人気カクテル。
ジンをトニックウォーターで割ったシンプルなつくりですが、ジンとトニックウォーターそれぞれの独特な味わいによって他にはない味わいになっています。
トニックウォーター自体にあまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、炭酸水に香草や柑橘類の果皮、糖分を加えた炭酸飲料であり、そのままでも楽しめる味わいです。
ウォッカベースの代表的なカクテル
モスコミュール
ウォッカにライムジュース、ジンジャーエールを加えたロングカクテル。
無味無臭のウォッカに、主張の強いジンジャーエールを加えるため、お酒感が少なく飲みやすい味わいになるため、飲みすぎには注意が必要です。
辛口のジンジャーエールでつくると一気に大人な味わいに変わるので是非試してみてください。
スクリュードライバー
ウォッカにオレンジジュースを加えたロングカクテル。
個性的な名前は、油田で働く技師がウォッカとオレンジジュースをドライバーで用いて混ぜて飲んでいたことに由来するといわれています。
アルコールを感じさせない飲みやすい味わいのため、アルコールに弱い女性を酔わせる「レディキラー」とも呼ばれるカクテルです。
ソルティドッグ
ウォッカとグレープフルーツを混ぜて、塩をグラスのふちにつけた「スノースタイル」と呼ばれるグラスに注ぐカクテルです。
ちなみに通常のグラスに注ぐと「グレイハウンド」というカクテルになります。
グレープフルーツの酸味に、塩のしょっぱさによって、爽快な飲みやすさを感じるカクテルになっています。
テキーラベースの代表的なカクテル
マルガリータ
さっぱりとした酸味が特徴のカクテル。
テキーラにホワイトキュラソー、ライムジュースをシェークして、スノースタイルのグラスに注ぐショートカクテルです。
砕いた氷クラッシュドアイスに注ぐ、フローズンスタイルでも飲まれることが多いです。
テキーラサンライズ
ローリングストーンズのミックジャガーが愛飲したカクテル。
テキーラにオレンジジュースを混ぜて、グレナデンシロップを静かに沈めたオレンジ色の見た目華やかなカクテルです。
テキーラの独特な味わいもオレンジジュースと合わさることで非常に飲みやすい味わいになります。
ラムベースの代表的なカクテル
ダイキリ
ホワイトラムとライムジュース、シュガーシロップをシェークしてつくられるショートカクテル。
白く透明な見た目通り、爽快感あふれる味わいになっています。
モヒート
ミントが香る人気のカクテル。
ミントの葉を入れたグラスにラムにライム、シュガーシロップを加えてミントやライムをつぶし、炭酸水で満たしてつくられるのが一般的です。
ただしレシピのバリエーションも多く、炭酸水を使用しなかったり、シュガーシロップの代わりに砂糖を使用したり、砂糖やライムの分量を多くしたり、お好みの作り方を探してみるとよいでしょう。
ウイスキーベースの代表的なカクテル
マンハッタン
「カクテルの女王」と呼ばれるショートカクテル。
ライウイスキーまたはバーボンウイスキーに、スイートベルモット、アンゴスチェラビターズをステアでよく混ぜて、マラスキーノチェリーを沈めてレモンピールを搾れば完成です。
アルコール度数は高いものの、スイートベルモットの甘味も加わり、優しい飲み口になっています。
リキュールベースの代表的なカクテル
スプモーニ
程よい苦味とすっきりとした味わいで女性に人気のあるカクテル。
カンパリにグレープフルーツジュース、トニックウォーターを加えて、ライムを飾ってつくられます。
赤い見た目が目を引くカンパリは、ハーブやスパイスで味付けをした、個性的な苦味のあるリキュールです。カンパリ自体アルコール度数は高くなく、アルコール度数が低い貴重なカクテルでもあります。
カルーアミルク
お酒が苦手な方にも人気の飲みやすさNo.1のカクテル。
コーヒーリキュールのカルーアに牛乳を加えてつくられます。
カルーアの他、牛乳があればつくれるので家飲みにもおすすめです。
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まとめ
カクテルの名前は数が多いため、最初は覚えにくく感じるかもしれません。
ただ、ベースのお酒、名前のルール、定番カクテルの順に整理していくと、意外と全体像をつかみやすくなります。
すべてを一度に覚えようとしなくても、まずは
- ジンやウォッカなどのベースのお酒
- フィズ、サワー、バックなど名前のルール
- よく見かける定番カクテル
から少しずつ覚えていけば十分です。
カクテルの名前がわかるようになると、バーのメニューもぐっと見やすくなります。
ぜひ気になるカクテルから少しずつ覚えて、お酒選びをもっと楽しんでみてください。
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