ネイビーストレングスジンとは?普通のジンとの違いを解説!

こんばんは、猫田です。

2010年頃から世界中で、2016年頃から日本でも人気が急上昇しているお酒…
ジン

人気の高まりとともに様々なジンが世界中で造られるようになり、これまではあまり重視されてこなかった「ジンの分類」が注目されるようになってきています。

そんなジンの種類の一つであり、コンペティションにおいて高頻度で高い評価を得ているジンの種類があります。

それが…
“ネイビーストレングスジン”

この記事では
・ネイビーストレングスジンとは何なのか
・どのような銘柄があるのか

を解説します!

■筆者「猫田」について
・某ビール会社で生産管理の業務に携わっていました。
・趣味はお酒を飲むこと、バー巡り、カクテルづくり。
・特に好きなお酒はジンです。
・お酒の情報に特化したブログ「猫田の酒ブログ」を運営しています。


 


 


ジンのおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。
特徴別に整理していますので、お気に入りの一本を見つけたい方はぜひご覧ください。

ネイビーストレングスジンとは

まずは結論!

ネイビーストレングスジンとは…
“アルコール度数57%以上のジン”
を指します。

このジンを好んでいたとされる海軍を表す「ネイビー」
アルコール度数が高いことを意味する「ストレングス」
これらが名前の由来です。

18世紀頃のイギリス海軍が好んで飲んでいたとされています。

さて、ここでわいてくる疑問…

「57%という数字はどこからきたのか」
にお答えします。

その疑問に回答するために、避けては通れないのが、
“プルーフ”
という言葉です。

これはジンだけでなく、ウイスキーなど他のスピリッツ(蒸留酒)にも共通するワードです。

過去のイギリスでは、課税のためにアルコール度数を把握する必要があり、その手法の一つとして採用されたのが、「アルコールが可燃性である特徴を生かして小銃用の火薬にスピリッツをたらして火をつける。火が付けば合格(Proved)」という方法です。

着火する度数を100プルーフ、着火されない場合はアンダープルーフ、と呼びます。

その後技術の進歩によりアルコール度数を正しく簡易に計ることができるようになり、100プルーフのアルコール度数は57.1%であることが判明しました。

これが、ネイビーストレングスが57%以上(厳密には57.1%以上)とされる所以です。

船内の火薬に間違ってかけてしまっても火薬がしけらないほどの強いアルコール度数。

それが57%であるため、ネイビーストレングスジンはアルコール度数57%以上とされています。

18世紀頃のイギリス海軍(ロイヤルネイビー)は、万が一船内で漏れてしまっても火薬が使えなくなることのないように、100プルーフ(57.1%)の酒を選んだとされています。

もちろん、海軍が酒好きであり、強いアルコール度数のお酒を好んだという説もあります。

※たまに54%程度でもネイビーストレングスと称されるものもあります。

そのあたりは広い心で深く追求せずに見守りましょう。

ネイビーストレングスジンの代表銘柄

フォーピラーズ ネイビーストレングス

フォーピラーズはオーストラリアのクラフトジンです。
蒸留所の設立は2013年とまだ若い蒸溜所で造られています。

レアドライジン・ネイビーストレングス・スパイスドネグローニ・ブラッディシラーズの4種がメインのラインナップ。

使用するボタニカルは、ジュニパーベリー、コリアンダー、カルダモン、ラベンダー、シナモン、スターアニス、レモンマートル、ペッパーベリー・リーフ、アンジェリカ、オレンジ、の10種。
アルコール度数は58.8%。

ジュニパーやライムの香り、ジンジャーやターメリックのスパイスが混ざり合い、高めのアルコール度数もありパンチの効いた味わいに仕上がっています。

ヘルノ ネイビーストレングスジン

猫のイラストのオールドトムジンで有名なヘルノ。
2012年に稼働したスウェーデンで初めてとなるジン専門蒸溜所で造られています。

ベーススピリッツの原料には小麦を使用。
ジュニパーベリー、メドウスイート、ヴァニラ、リンゴンベリー、コリアンダーなど8種類。
ジュニパー、コリアンダー、シトラスの香りがしっかり香ります。

プリマスジン ネイビーストレングス

イギリスで最古の蒸溜所が造る正統派ジンのプリマス。
アルコール度数57%のネイビーストレングスが販売されています。

蒸留所はイギリス南西部のプリマスにあり、そこにはイギリス海軍の基地があることから、英国海軍御用達のジンでもあります。そんな歴史を持つプリマスジンでは、やはりネイビーストレングスは重要な意味を持ちます。

通常のジンよりもジュニパーやボタニカルの特徴がしっかりと感じられるようどっしりとした香味に仕上げられています。

季の美 ネイビーストレングス

京都蒸溜所の「季の美」と、ジン専門店「ALLGIN(アラジン)」のコラボ商品。
2017年に発売された限定商品になります。

アルコール度数は54.5%。
通常の季の美同様に米を原料にしたライススピリッツをベースにしています。
使用するボタニカルは11種類、「礎(ベース)」「柑(シトラス)」「辛(スパイス)」「凛(ハーバル)」「茶(ティー)」「芳(フルーティ&フローラル)」の6つのカテゴリーに分類して個別に蒸溜し、それらをブレンドして造られます。

その後継となるのが、「季の美 勢」
こちらは限定ではないため、手に入りやすくなっています。

アルコール度数は季の美ネイビーストレングスと同じ54.5%。
季の美の繊細な香味と口当たりはそのままに、高いアルコール度数により、よりボタニカルの特徴が引き出された重厚感のある味わいを楽しむことができます。

まとめ

ネイビーストレングスジンとは…

アルコール度数57%以上のジン

ネイビー(海軍)が好んでいた、度数がストロングなジンなのでこの名がついています。

飲みすぎには注意!


 


ジンのおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。
特徴別に整理していますので、お気に入りの一本を見つけたい方はぜひご覧ください。