こんばんは、猫田です。
2010年頃から世界中で、2016年頃から日本でも人気が急上昇しているお酒…
ジン
人気の高まりとともに、様々なジンが世界中で造られるようになり、これまではあまり重視されてこなかったジンの分類が、注目されるようになってきています。
そんなジンの種類の一つ
“コンパウンドジン”
この記事では、これが何なのか、どのような銘柄があるのか、を解説します!
■筆者「猫田」について
・某ビール会社で3年間、生産管理の業務に携わっていました。
・趣味はお酒を飲むこと、バー巡り、カクテルづくり。
・特に好きなお酒はジンです。
・お酒の情報に特化したブログ「猫田の酒ブログ」を運営しています。
コンパウンドジンとは
まずは結論!
コンパウンドジンとは…
グレーンスピリッツへの香りづけに、「再蒸留」をせずにボタニカルの浸漬や人工香料の添加が行われるジン
「グレーンスピリッツ」とは、穀類を原料に糖化・発酵・蒸溜して造られるお酒です。
「蒸留」とは、物質の沸点の違いを利用し水とアルコールなど異なる成分を分離する方法です。
「再」がつく理由は、グレーンスピリッツの製造で蒸留は行われており、その後の香りづけの工程で2回目の蒸溜を行うためです。
ロンドンドライジンとの違いは、ボタニカルの香りづけに「再蒸留」を行うかどうかです。
再蒸留を行うものは蒸留ジン・ロンドンドライジン。
再蒸留を行わないものはコンパウンドジン。
簡単にまとめてしまうと、このような分類になります。
“コンパウンドジン”は直接ボタニカルを漬け込むので、ボタニカルの風味をより率直に楽しむことができますが、雑味が出やすくなってしまうという点に注意が必要です。
また、EUのジン定義(ジン、蒸留ジン、ロンドンジン※)にあてはめると、コンパウンドジンは「ジン」に該当します。
※EUのジン定義(重要な点のみ抜粋)
ジン:ジュニパーベリーの香りが主体のスピリッツ
蒸留ジン:ボタニカルの香りづけを再蒸留で行う「ジン」
ロンドンジン:規定量を超える甘みづけ、着色、蒸留後の水以外の添加をしない「蒸留ジン」
つまり、コンパウンドジンとは下図のようになります。

このようにコンパウンドジンは「ジン」の一部に含まれます。
この分類については現在広く使われてはいませんが、ジンのコンペティションなどではカテゴリをする際には使用されることが多くなっています。
コンパウンドジンの別名は「バスタブジン (Bathtub Gin) 」。
その名の通りバスタブを利用してボタニカルの漬け込みを行っていたことからつけられた名称です。
この名称を聞くと、ジンに詳しい人であればあるボトルが浮かんできているかと思います。
それについては次の章で紹介します!
コンパウンドジンの紹介
バスタブジン
「コンパウンドジンと言えばこの一本!」といえるほどに、名実ともにコンパウンドジン(バスタブジン)を代表する銘柄です。イギリスで造られています。
ジュニパーベリーをメインに、カルダモン、オレンジピール、シナモンの香りもしっかりと感じられる仕上がりになっています。
さらに、一本ずつ丁寧に梱包されたお洒落なボトルはプレゼントにもぴったりですね。
プロフェッサー ムッシュ ジン
イタリアで造られるコンパウンドジンです。
しっかりとジュニパーの香味を引き出したジン。
ラベンダーやカモミール、バラなどのボタニカルを使用しており、フローラルな香りとともに甘味のある味わいも楽しむことができます。

プロフェッサー マダム ジン
こちらもプロフェッサーシリーズです。
スパイシーでありながらも香り高いジン。
ジュニパーの他に、レモンやオレンジなどの柑橘系、シナモンやカシアなどのスパイス、ハチミツなどのボタニカルを使用しており、スパイシーさとともに甘味を感じる仕上がりになっています。

9148 ふきのとう コンパウンドジン0210
北海道にある紅桜蒸溜所で造られる9148シリーズ。
ふきのとうを漬け込んで造られる珍しいジンであり、しっかりとした香りとともに苦味も感じられるインパクトのあるジンに仕上がっています。
0210はレシピナンバー。数量限定となっています。
まとめ
コンパウンドジンとは…
ボタニカルによる香りづけを浸漬や添加で行い、その後に再蒸留を行わずに造られるジン。
ボタニカルの特徴がはっきりとでるものの、雑味などをどう抑えるかが難しいジンでもあります。
クラフトジンが広がりを見せる現在、個性を出すことができるカテゴリとしても注目を集めており、今後さらなる拡がりが期待できそうです。
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