こんばんは、猫田です。
仕事終わりや週末に家でゆっくり過ごす時間…
いつも同じお酒を飲んでいたりしていませんか?
ついつい、缶ビールや缶チューハイを飲んでしまうこともあるかと思います。
しかし、それでは「酔いを楽しむ」ことしかできません。
たまには特別感のある一味違うお酒を飲んでみることで「お酒を楽しむ」ことができるようになります。
そこで!一味違うお酒としておススメしたいのがジンの銘柄
バスタブジン(Bathtub Gin)
です。
ただし、普通のジンと一味違うジンですので、通常のジンをあまり飲んだことがない方は、まずはスタンダードなジンを試していただきたいと思います。
どのようなジンなのか、どのような飲み方が合いそうか、
という内容を知ったうえで購入していただければと思います。
■本記事の内容
・バスタブジンの基本情報
・バスタブジンの受賞歴
・バスタブジンのレビュー
・バスタブジンおすすめのカクテル
■筆者「猫田」について
・某ビール会社で生産管理の業務に携わっていました。
・趣味はお酒を飲むこと、バー巡り、カクテルづくり。
・特に好きなお酒はジンです。
・お酒の情報に特化したブログを運営しています。
バスタブジンの基本情報
概要
名称:バスタブ ジン(Bathtub Gin)
概要:ボタニカルを“漬け込む”コンパウンドジンの代表銘柄
特徴:お洒落なボトルと複雑かつクリーミーな香味
度数:43.3%
価格:約4,500円(700ml)
まず目につく大きな特徴は、その可愛いボトル。
包装紙と撚り紐で、一本一本ハンドメイドで仕上げられています。
プレゼントにも適しており、イギリスでは高級デパートで取り扱われているプレミアムジンです。
また、製法にも特徴があり”コンパウンドジン”という種類のジンになります。
グレーンスピリッツにボタニカルを“漬け込む”ことで香りづけをする、少量生産のジンです。
外観
高さ:23 cm
横幅:8.5 cm
※700mlボトルの大きさです。
プレゼント等で梱包する際の参考にしてください。
ボトルの中心にはデザインを崩さないように、「Ableforth’s」(エイブルフォース)の社名が印字されています。
中央には、名前の由来となるバスタブにボタニカルを入れ込んだイラストが描かれています。
実際に使用している、ジュニパーベリー、レモン、シナモンなどが確認できます。
蒸溜所
バスタブジンは、2011年にイギリスに誕生した
ABLEFORTH SPIRITS(エイブルフォーススピリッツ)
により造られています。
エイブルフォースは、ジンの他にもラム酒の製造も手掛ける少量生産のスピリッツ製造企業です。
バスタブジンが最も有名ですが、ラムやブランデーなども製造しています。
バスタブジン同様に紙と撚り紐というお洒落なボトルデザインは統一されています。
なお、エイブルフォースはイギリス屈指のオンラインリテーラーであるマスター・オブ・モルト社が保有するブランドでもあります。
製造方法
まずは、バスタブジンの最大の特徴ともいえる製法について解説します。
”コンパウンドジン”(グレーンスピリッツへの香りづけに、「再蒸留」をせずにボタニカルの浸漬などが行われるジン)に分類されるジンであり、香りづけをボタニカルの浸漬によって行うことが最大の特徴です。
その“コンパウンドジン”の別名が“バスタブジン”です。
これは、イギリスの禁酒法時代に、スピリッツに家庭でボタニカルを漬け込んで果実酒を造る方法が流行し、その漬け込みに“バスタブ”を使用することもあったことに由来してつけられた名前です。
コンパウンドジンについてはこちらの記事で解説しています。
その“バスタブジン”の名前をそのまま使用し、コンパウンドジンの代名詞ともなっているのが、今回紹介するエイブルフォースのバスタブジンです。
続いて、香りづけに使用するボタニカルについて解説します!
バスタブジンでは、以下のボタニカルを使用しています。
・ジュニパーベリー
・オレンジ
・レモン
・カルダモン
・コリアンダー
・クローブ
・シナモン
バスタブジンの受賞歴
エイブルフォースのバスタブジンが、これまでどのようなコンペティションでどのような賞を受賞してきたかを解説していきます。
コンペティションへのエントリー頻度も高く、特に2014, 2015年あたりは非常に優れた結果を残しています。
スピリッツのコンペティションについてはこちらの記事で解説しています。
ISC
2013年:-
2014年:-
2015年:-
2016年:Bronze
2017年:Bronze
2018年:Silver
2019年:Bronze
2020年:Silver
2021年:Silver
2022年:Bronze
IWSC
2013年:Gold
2014年:Silver
2015年:Gold (Outstanding※)
2016年:Silver
2017年:Silver
2018年:SIlver
2019年:Silver
2020年:-
2021年:-
2022年:Silver
※2015年にIWSCのコンテンポラリー部門で、最高位の賞であるGold Outstanding (Trophy)を獲得しています!
SFWSC
2013年:-
2014年:-
2015年:-
2016年:-
2017年:Silver
2018年:-
2019年:Gold
2020年:Silver
2021年:-
WGA
2014年に“コンパウンドジン”部門でNo.1となる
ワールドベスト・コンパウンドジン
に選ばれました。
バスタブジンのレビュー
最初に感じる香りはジンらしくジュニパーベリーがメインになっています。
その後から感じるのが、オレンジによるシトラス香。
続いてシナモンの独特の甘い香りとかすかなスパイシー感が楽しめます。
ややオイリーで重ための仕上がりですので、ゆっくりと楽しめる飲み方がおススメです。
キリッとした通常のロンドンドライジンとは異なり、クリーミーな味わいに驚くかもしれません。
まとめると…
ガツン!とした驚きこそないものの、
クリーミーな味わいとシナモンの風味が独特であり、
スタンダードなジンとは一味違うなめらかさ。
そんなところです。
■こんな方におススメ
・一味違うジンを飲んでみたい方
・ロックやストレートで楽しめるジンを探している方
・プレゼントとしてジンを探している方
■こんな方にはおススメできません
・スタンダードなジンを飲んだことがない方
・すっきりした味わいのジンカクテルをつくりたい方
バスタブジンおすすめのカクテル
ジントニック(★★★★☆)
スタンダードなトニックウォーターで割るだけでも、一味違うジントニックを楽しむことができます。
フルーツをプラスするのであれば、バスタブジン自体が複雑な味わいのため、新しい材料をプラスするのではなく、ボタニカルに合わせてレモンを使うのがおススメです。
ジンライム(★★☆☆☆)
バスタブジン自体が一味違うジンであり、ライムはその特徴には入っていないため、ライムと合わせるのはそこまでおススメできません。
美味しいことは美味しいのですが、バスタブジンが少しもったいない印象です。
ジンソーダ(★★★☆☆)
もとが複雑な味わいですので、ソーダ(炭酸水)で割るだけでもカクテルとして成立しています。
フルーツをプラスするのであれば、ジントニックと同様にレモンをプラスするのがおススメです。
または、オレンジを使用してみるとバスタブジンの特徴ともぴったり合うので良いでしょう。
バスタブジンの味わいは濃いわけではないので、少し濃い目につくるのがおススメです。
そのため猫田は、ロックグラスを用いて少量でつくってみました。
ロック(★★★☆☆)
ロックでも十分楽しむことができます!
クリーミーであるというバスタブジンの特徴をしっかり感じるためには、ロックで飲むことでその特徴を十分に引き出すことができます。
まとめ
この記事では、
バスタブジン(Bathtub Gin)
について解説とレビューをしました。
「お酒を楽しむ」ためには、スタンダードなジンと一味異なる“バスタブジン”は、最適解と言えるでしょう。
他のジンにはあまりないクリーミーな味わい、オレンジとシナモンなどの複雑な味わい、はバスタブジンの魅力です。
いつもと違うジンを味わってみてはいかがでしょうか。
コンパウンドジンについてはこちらの記事で解説しています。
プレゼントを検討している方はこちらの記事をご覧ください。