バスタブジンが気になっているけれど、実際にどんな味なのか、買う価値があるのか気になっている方も多いと思います。
見た目がかなり印象的なジンなので、ボトルに惹かれて気になった方もいるかもしれません。
実際に飲んでみると、バスタブジンは王道のロンドンドライジンとはかなり印象が違いました。
ジュニパーベリーを軸にしながらも、シトラスやシナモンのような香りが重なっていて、すっきりシャープというより、少しクリーミーで重ための個性を感じるジンです。
気軽な定番ジンというより、一味違うジンを楽しみたいときに向く1本だと感じました。
この記事では、バスタブジンを実際に飲んで感じた香りや味わい、おすすめの飲み方、どんな人に向いているかをレビューしています。
- 実際に飲んで感じた香りや味わい
- ジントニックやジンソーダでどう感じたか
- バスタブジンが合いそうな人、あまり向かない人
- 価格もふまえて買う価値があるか
こうした内容をまとめているので、「バスタブジンが気になっている」「王道ジンとは違う1本を試す価値があるのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
王道のジンや他の個性派ジンも含めて比べてみたい方は、まとめ記事もあわせてどうぞ。
バスタブジンを実際に飲んで感じたこと
バスタブジンを実際に飲んでみてまず感じたのは、王道のロンドンドライジンとはかなり雰囲気が違う ということでした。
見た目の印象が強いボトルですが、中身もかなり個性的で、いわゆる「ジンらしいシャープさ」を想像して飲むと、少し印象がずれるかもしれません。
最初に感じた香りの印象
香りは、ジュニパーベリーを土台にしながらも、そこにシトラスやスパイスっぽいニュアンスが重なってくる印象でした。
特に、少しシナモンのような甘さを感じるスパイス感があって、ただ爽やかなだけでは終わらない香りです。
いわゆる王道のロンドンドライジンのように、キリッとしたジュニパー中心のわかりやすさというより、少し装飾のある香りに感じました。
この時点で、好き嫌いは少し分かれそうだなと思いました。
飲んでみるとどんな味だったか
口に含むと、香りの印象どおり、すっきりシャープというよりはややオイリーで、少し重ための質感がありました。
なめらかさやクリーミーさを感じる部分もあって、軽快に流れていくタイプではありません。
そのため、ジンソーダのように軽く飲むお酒を想像していると、少し思ったより重く感じる人もいると思います。
逆に、香りや質感まで含めて「少し変わったジンを飲んでいる感じ」がほしい人には、満足感の感じられるジンだと思いました。
王道のロンドンドライジンとはかなり違うと感じたポイント
いちばん違うと感じたのは、飲み口の方向性です。
ビーフィーターやゴードンのような王道のロンドンドライジンは、ジントニックにしたときもわかりやすく爽やかで、輪郭がはっきりしています。
それに対してバスタブジンは、もっと重心が低くて、少し丸みのある個性が前に出てきます。
なので、「王道ジンの延長でちょっと高級なもの」と考えるより、別の方向の個性派ジンとして考えたほうがしっくりきました。
定番の代わりに選ぶというより、「今日は少し違うジンを飲みたい」というときに開けたくなるタイプだと思います。
バスタブジンのおすすめの飲み方
バスタブジンはかなり個性のあるジンなので、何で割るか、どう飲むかで印象がかなり変わると感じました。
実際に試してみると、何でも合わせやすい万能タイプというより、合う飲み方ではかなり良さが出るけれど、合わない飲み方だと少し持ち味が活きにくいタイプだと思います。
まず試してほしいのはジントニック
いちばん相性がよいと感じたのは、やはりジントニックでした。
バスタブジンの持つジュニパー、シトラス、スパイスのニュアンスが、トニックウォーターを入れることでかなりまとまりやすくなります。
もともとこのジンは少し重ためで、なめらかさのある質感がありますが、ジントニックにするとその個性がきれいに整理されて、飲みやすさと香りの両方を楽しみやすくなりました。
王道のロンドンドライジンで作るジントニックとは少し違って、もっと厚みのある、少し特別感のある1杯になります。
「まずはバスタブジンをどう飲めばいいか知りたい」という方には、最初に試す飲み方としてかなりおすすめです。

ジンソーダにするとどう感じたか
ジンソーダにしても飲めるのですが、個人的にはジントニックほどのまとまりの良さは感じませんでした。
炭酸だけで割ると、バスタブジンの重さやスパイス感がよりそのまま出やすく、軽快に飲むというより、個性をストレートに感じやすい印象でした。
もちろん、甘さを抑えてすっきり飲みたい人には合うと思います。
ただ、バスタブジンの良さを一番きれいに出す飲み方かというと、個人的には少し違うかなと感じます。
最初の1杯として試すなら、やはりジントニックのほうが入りやすいです。

ジンライムは正直どうだったか
ジンライムはそこまで相性の良さを感じませんでした。
ライムを加えることで爽やかさは出るのですが、バスタブジン自体の持つ重さやスパイス感と、ライムのシャープさが少しちぐはぐに感じる部分がありました。
王道ジンならライムで輪郭が引き締まって気持ちよくまとまることも多いですが、バスタブジンの場合はそこが必ずしも良い方向に働かない印象です。
飲めないわけではないけれど、わざわざこのジンで選びたい飲み方ではない、というのが正直な感想です。
ロックで飲むのはありか
ロックはかなりありだと思います。
むしろ、バスタブジンの少し重ためでオイリーな質感や、ジュニパー、シトラス、スパイスの重なりを感じたいなら、ロックはかなり相性がいいです。
軽快さはないですが、そのぶん「このジンの個性」をそのまま受け取りやすいので、王道のジンとは違う方向の魅力を知りたい人には向いています。
特に、スタンダードなジンをすでに何本か飲んだことがあって、少し変わった1本をじっくり飲みたい人なら、ロックでもかなり楽しめると思います。
バスタブジンが合う人
バスタブジンは、誰にでもすすめやすい定番ジンというより、はっきり好みが合う人にはかなり刺さりやすいタイプのジンだと思います。
実際に飲んでみても、王道のロンドンドライジンとは方向がかなり違っていて、「ちょっと変わったジンを試してみたい」と思う人ほど満足しやすそうだと感じました。
一味違うジンを飲んでみたい人
バスタブジンは、定番のジンとは少し違う方向の個性を楽しみたい人に向いています。
ジュニパーを軸にしながらも、シトラスやスパイスのニュアンスが重なっていて、飲んだときの印象も軽快というより少し重ためです。
そのため、「王道のジンは何本か飲んだことがある」「次はもう少し個性的な1本を試したい」という人にはかなり相性がいいと思います。
定番の延長線上というより、少し気分を変えたいときに選びたくなるタイプです。
ロックやストレートでも楽しめるジンを探している人
バスタブジンは、ロックで飲んだときにも個性が出やすいジンです。
軽くてシャープなタイプではなく、少しオイリーで厚みのある飲み口があるので、割って飲むだけでなく、そのままに近い形でも雰囲気が出やすいと思います。
ジントニックが一番まとまりやすいとは感じましたが、「ボトルそのものの個性をじっくり楽しみたい」という人なら、ロックでもかなり満足しやすいです。
家で少しゆっくり飲む1本を探している人にも向いていると思います。
プレゼント向けのジンを探している人
バスタブジンは、味だけでなく見た目の印象もかなり強いジンです。
紙と紐で包んだような独特のボトルは目を引きやすく、少し特別感のある1本として選びやすいと思います。
もちろん、相手がジン好きかどうかは見たほうがいいですが、「よくある定番ボトルとは少し違うものを贈りたい」というときにはかなりおもしろい選択肢です。
見た目の印象だけで終わらず、中身にもちゃんと個性があるので、プレゼントとしての満足感も出しやすいと思います。

バスタブジンがあまり向かないと感じた人
バスタブジンは魅力のあるジンですが、最初の1本として誰にでもすすめやすいタイプではありません。
実際に飲んでみても、合う人にはかなりハマりそうな一方で、王道のわかりやすさを求める人には少しずれるかもしれないと感じました。
まだ王道のジンをあまり飲んだことがない人
バスタブジンは、王道のロンドンドライジンとはかなり印象が違います。
そのため、まだビーフィーターやゴードンのような定番ジンをあまり飲んだことがない人が最初の1本に選ぶと、「これがジンなんだ」と少し偏って受け取ってしまうこともあると思います。
最初の1本としては、まず王道の方向を知ってから、その次に広げる1本として考えたほうが自然です。
そうした順番のほうが、バスタブジンの個性もわかりやすく感じられると思います。
すっきりしたジンカクテルを作りたい人
ジントニックとの相性は良いですが、バスタブジンは全体として軽快でシャープな方向のジンではありません。
そのため、「とにかくすっきり爽やかなジンカクテルを作りたい」という人だと、思っていたより重く感じることもあると思います。
特に、ライムでキリッとまとめるような方向を期待すると、少しイメージと違うかもしれません。
軽さや切れ味を求めるなら、もっと王道寄りのロンドンドライジンのほうが合いやすいです。
軽くてシャープな飲み口を求めている人
バスタブジンは、なめらかさや少し重ための質感が印象に残るジンです。
そのため、軽くてドライで、輪郭がシャープな飲み口を求めている人には少し向きにくいと思います。
逆にいえば、この少し丸みのある個性が魅力でもあるのですが、好みが合わないと「思ったより重たい」と感じる可能性があります。
なので、買う前に自分が求めている方向が“軽さ”なのか“個性”なのかを見ておくと、失敗しにくいと思います。
バスタブジンは買う価値がある?
バスタブジンは、誰にでもすすめやすい定番ジンではありません。
ただ、個性的なジンを探している人にとっては、かなり買う価値のある1本だと思います。
実際に飲んでみると、王道のロンドンドライジンのようなわかりやすい爽やかさとは少し違って、ジュニパー、シトラス、スパイスが重なった少し重ための個性がありました。
そのため、「最初の1本として無難か」という視点では少し人を選びますが、「王道とは違うジンを飲んでみたいか」という視点ではかなり魅力があります。
価格をふまえて感じたこと
バスタブジンは、気軽に毎日飲む定番ジンというより、少し特別感のある1本として考えたほうがしっくりきます。
価格だけを見ると手軽さ重視のジンよりは上がりますが、そのぶんボトルの印象も強く、味わいにもはっきり個性があるので、「普通のジンでは少し物足りない」と感じる人には納得感が出やすいと思います。
一方で、最初の1本としてコスパ重視で選ぶなら、もっと王道寄りのロンドンドライジンのほうが入りやすいです。
バスタブジンは、安さよりも個性や雰囲気に価値を感じる人向けの1本だと思います。
どんな人なら満足しやすいか
バスタブジンで満足しやすいのは、やはり王道とは違うジンを楽しみたい人です。
定番のジンをすでに何本か飲んだことがあって、次に少し違う方向を試してみたい人にはかなり向いていると思います。
また、ロックやジントニックでジンの個性を感じたい人、見た目も含めて少し特別感のあるボトルを選びたい人にも合いやすいです。
ジンをただ軽く飲みたいというより、「この1本ならではの雰囲気」を楽しみたい人のほうが満足しやすいと思います。
迷う人は王道ジンも見てから決めるのがおすすめ
バスタブジンは魅力のある1本ですが、迷っているなら王道のジンも一度見てから決めるのがおすすめです。
特に、まだビーフィーターやゴードンのようなスタンダードなジンをあまり飲んだことがないなら、先にそちらを知っておいたほうが、バスタブジンの個性もわかりやすく感じられると思います。
逆に、王道のジンでは少し物足りない、もっと違う雰囲気の1本を試したい、という気持ちがあるなら、バスタブジンを選ぶ理由はかなりはっきりしてきます。
そういう意味では、誰にでもすすめる1本ではないけれど、合う人にはちゃんと買う価値があるジンだと思います。
他のジンも見てみたい方へ
バスタブジンはかなり個性のあるジンなので、
「こういう方向もおもしろいけれど、王道のジンや他の個性派ジンも含めて比べてみたい」
と感じる方もいると思います。
そういう方のために、おすすめのジン銘柄をまとめた記事は別で用意しています。
王道のロンドンドライジンから、少し個性のあるタイプまで整理しているので、バスタブジンを基準にしながら他のジンも見てみたいときに比較しやすいと思います。
- まずは王道のジンも見てみたい
- 他の個性派ジンとも比べてみたい
- 自分に合う方向をもう少し広く見てみたい
という方は、まとめ記事もあわせてチェックしてみてください。
まとめ
バスタブジンは、王道のロンドンドライジンとはかなり印象の違う、個性のはっきりしたジンでした。
ジュニパーを軸にしながらも、シトラスやスパイスのニュアンスが重なっていて、軽くシャープというより、少し重ためでなめらかな方向のジンだと感じます。
そのため、最初の1本として誰にでもすすめやすいタイプではありません。
ただ、王道のジンとは違う1本を試してみたい人や、ロックやジントニックで個性を楽しみたい人には、かなりおもしろい選択肢だと思います。
実際に飲んでみて、特に相性が良いと感じたのはジントニックでした。
ジンソーダでも飲めますが、バスタブジンの個性をきれいに楽しみやすいのは、やはりジントニックのほうだと思います。
一方で、軽くてシャープな飲み口を求める人や、王道のジンから入りたい人には、少し向きにくい部分もあります。
つまり、バスタブジンは、万人向けの定番ジンではないけれど、個性がはっきりしている玄人向けの1本だと思います。
「普通のジンでは少し物足りない」「見た目も中身も印象に残る1本を試したい」という方なら、買ってみる価値は十分あると思います。
他のジンも含めて比較しながら選びたい方は、まとめ記事もあわせてチェックしてみてください。
バスタブジンは「コンパウンドジン」に分類されます。
こちらの記事でコンパウンドジンとは何かを解説しています。