日本国内のクラフトビールを特徴別に紹介!

こんばんは、猫田です。

2010年頃から誕生し、急速に人気を高めている“クラフトビール”

2021年現在では日本国内に500以上の醸造所が造られ、クラフトビール専門の飲食店も数多く出店しており、すべて制覇するのはなかなか難しいほどに種類が充実しています。

今では、飲むだけではなく、醸造所(ブルワリー)見学を受け入れているところも多く、“クラフトビール”は趣味としての市民権も獲得しているといえます。

ただ、ものすごい数の醸造所、それ以上の数の銘柄のあるクラフトビール…
どれが美味しくて、どれが自分に合うのか、選ぶのが難しいですよね。

クラフトビールは個性が強いものも多く、合わないビールを買ってしまって後悔…
ということも少なくありません。

一般的なビールと比べると高めの値段設定でもあるので、せっかく買うのであれば、どんな特徴かをわかって、失敗なく買いたいですよね。

そこでこの記事では、数ある日本国内のクラフトビールを、味や見た目など“特徴別”に紹介します。

・ギフト用にお洒落なクラフトビールを買いたい
・苦いクラフトビールを買いたい
・苦くないフルーティーなクラフトビールを買いたい
・濃色系ビールが好きなので濃色系のクラフトビールを探したい

という方に是非読んでいただきたい内容になっています。

ご自分に合うクラフトビールを見つけて、楽しいひと時をお過ごしください!

※本記事で紹介しているビールは一部Amazonでの取り扱いのないもの、セット売りでのみ販売されているもの、があります。その場合、商品リンクがないもの、セット売りのリンクが貼ってあるもの、がございます。ご了承ください。

家にいながら全国のクラフトビールを楽しむことができるクラフトビールのサブスクリプションサービスはこちらの記事で解説しています。興味のある方は是非ご覧ください。

目次

クラフトビールとは

そもそも、「クラフトビールとは何なのか」。
まずはここを明らかにしておくと、いつも飲んでいるビールとの違いをより感じることができるのでおススメです。

…といいつつすみません、
クラフトビールは明確な定義があるわけではありません。
大手ビールメーカーも“クラフトビール”という名前で新商品を出していたりします。

ただし、一般的には、以下の条件を満たすビールを呼ぶことが多いので、こちらをクラフトビールの定義としてご紹介します。

醸造所が小規模であること
醸造所が独立していること
製法が伝統的であること
これらを満たした醸造所で製造されたビールを“クラフトビール”と呼びます。

また、クラフトビールと似たものに“地ビール”があります。

こちらも明確な定義があるわけではなく、クラフトビールとの違いもあいまいなものではありますが、
・地域色を出したビールが“地ビール”、個性豊かなビールが“クラフトビール”
・1900年代からあるのが“地ビール”、2010年頃からできたのが“クラフトビール”
という違いがあります。

言葉ができた時代が異なるため、単純に“地ビール”の新しい呼び方が“クラフトビール”という認識もあるようです。

クラフトビールの楽しみ方

クラフトビールの楽しみ方はやはり、個性の強さです。

大手ビールメーカーは毎年多くの新商品を出していますが、美味しいものを安定して造っている反面、尖った商品は少ない傾向にあります。

一方、クラフトビールはその醸造所の特徴を強く出した、個性的な製品が多いです。

そのため自分には合わない…というものが多いことも事実ですが、ものすごくハマる銘柄に出会ったりすることもあります。

そこがクラフトビールの一番楽しいところかと思います。

その他の楽しみ方として、ビールの味の違いを学ぶことができる、という点があります。

少し専門的にはなりますが、
エステル香の強いビール
モルト香を強く感じるビール
残念ながらオフフレーバーを感じてしまうビール
など、様々な香味特徴が強く現れているビールが多いです。

そのため、大手メーカーのビールを飲み比べているだけでは違いとして感じ取りにくい香味でも、クラフトビールを飲み比べることで「これがエステル香か!」「これがオフフレーバーか…!」というようにはっきりと特徴を感じることができます。

是非、クラフトビールの個性の強さを活かして、様々な楽しみ方をしてみてください。

ビアスタイル

ビールには様々な種類(スタイル)があります。
これを知っておくと名前を聞くだけでどのような味なのか、なんとなく想像できるようになります。

ビアスタイルについては、こちらの記事で解説していますので、ご覧ください。

ギフト向き!お洒落なクラフトビール

まずは、贈り物にしたいデザインにもこだわったクラフトビールを紹介します。

瓶ビール、缶ビール、いずれのタイプにもラベルにこだわったクラフトビールが存在します。
スタイリッシュな見た目…可愛い見た目…

味は買って飲んでみないとわからず、その人の好みに合うかもわかりません。
プレゼントにするには、“見た目がお洒落”など一つ確実なポイントがあると安心です。

多くのクラフトビールメーカーは複数のビアスタイルのビールを製造しており、ギフトにはいくつか種類を揃える方が見栄えも良いので、セットになっている製品を中心にご紹介します。

KIRISHIMA BEER(宮崎県)

醸造所:霧島酒造株式会社

霧島山で自然の力で磨かれた地下水(霧島裂罅水)を使用し、焼酎造りで培った技術をベースに造られるクラフトビールです。
「ピルスナー」「ペールエール」「アンバー」「スタウト」「日向夏」といった、定番のピルスナーから、黒ビールやフルーツビールまで5種類のスタイルが展開されています。
それぞれのラベルもお洒落ですがそろえるとさらに見栄えが良い!

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金沢百万石ビール(石川県)

醸造所:わくわく手づくりファーム川北

原料の大麦の栽培から取り組んでおり、ビール醸造では珍しい“六条大麦”を使用したこだわりのクラフトビール。
代表的な銘柄は、「コシヒカリエール」、「ペールエール」、「ヴァイツェン」の3種類。
缶タイプと瓶タイプの両方が用意されていますが、贈り物にはスタイリッシュなデザインの瓶タイプがおススメです。
シックなボトルデザインは大人なプレゼントになること間違いなしです!

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コエドビール(埼玉県)

醸造所:コエドビール

国内で最も有名なクラフトビール!
日本らしさと色を大事にしており、6種類のビールには、「毬花」「瑠璃」「白」「伽羅」「漆黒」「紅赤」それぞれ色の名前が付けられています。是非全種類揃えてプレゼントしたい!
スタンダードな味わいの銘柄が多く、気軽に様々なビアスタイルを楽しみたい方におススメです。

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ベアードビール(静岡県)

醸造所:ベアードブルワリー

多種多様の個性豊かなビアスタイルを展開するクラフトビール。
期間限定の製品も多数あり、ラインナップはかなり充実しています。
味わいのあるラベルイラストもお洒落です。
飲んで楽しい、見て楽しい、そんなクラフトビールです。

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WCB(静岡県)

醸造所:WCB(West Coast Brewing)

2019年にできた若い醸造所でありながら、多様なスタイルのビール展開をしており、かなり勢いのある醸造所です。
コンセプトはアメリカのクラフトビールであり、あえて日本向けに寄せないポリシーをもっています。
お洒落でユニークなイラストが描かれた缶はコレクションにしたいほどお洒落です。

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バテレ(東京都)

醸造所:VERTERE

東京の西端、奥多摩にある醸造所で造られるクラフトビール。
少量生産ながら様々なスタイルのビールを製造しています。
スタイリッシュなイラストが描かれた白い缶が特徴です。

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ならビール(奈良県)

醸造所:奈良醸造株式会社

多種多様なスタイルのビールを製造しています。
シックなラベルやユニークなイラストのラベルなど、見た目も幅広いスタイルがある多彩な展開が魅力です。

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まめまめびーる(香川県)

醸造所:まめまめびーる

小豆島の素材をふんだんに使用した地域に根付いたクラフトビール。
代表的な銘柄は、レッドエールの「あかまめまめ」、ホワイトエールの「しろまめまめ」、黒ビールの「くろまめまめ」、ライトエールの「きんまめまめ」、とネーミングもどこまで可愛くしたいんだ…と言いたくなるほどのこだわり。
可愛らしいボトルと島の素材を生かした味わいが特徴です。

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Usami(静岡県)

醸造所:宇佐美麦酒製造

伝統的な製法でホップと麦の純粋な味わいを目指す醸造所です。
ボトルデザインもシンプルでスタイリッシュ。
「ゴールデンエール」、「セゾン」、「カレーラバーエール」の他に「伊豆の地ビール」というブランドも展開しています。

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苦い!クラフトビール

「ビールはやはり苦さ!」
「グッとくる苦味がクセになる!」

クラフトビールの流行で最も注目を浴びているのが苦味の強いビールです!

そんな苦いビールを代表するのが
IPA(インディアン・ペールエール)
というビアスタイル。

ホップの香りと強烈な苦みが特徴のビアスタイルです。

IPAは、イギリス~インドへの長期間の航海で劣化を防ぐため、防腐効果の高いホップを大量に入れたことがはじまりで、IPAは「ホップ」「苦味」を体現するビールと言えます。

また、IPAの他に苦味の強いビアスタイルとして「ペールエール」、「イングリッシュビター」もありますのでそちらも併せて紹介していきます。

そんな苦味の強いビールですが、客観的な指標として「IBU」があります。
International Bitterness Unitの略で、IBUが高ければ高いほど苦味の強いビールということになります。

ちなみに、大手ビールメーカーが出している代表的な銘柄(主にピルスナー)はIBU20程度。対して、一般的なIPAはIBU40程度。
IBUが公開されているビールもありますので、苦味の強いビールをお探しの方は参考にしてみてください。

では、「苦いクラフトビール」からおススメの銘柄を紹介していきます!

インドの青鬼(長野県)

醸造所:ヤッホーブルーイング

ガツンとした苦味が感じられるIPA。
苦味だけでなく華やかな香りも特徴のため、冷やしすぎず飲むのがおススメ。
柑橘類を思わせるフルーティーな香りとホップの爽快な香りを楽しむことができます。
ローソンなどコンビニで購入できるのも嬉しいですね。

フライングIPA(新潟県)

醸造所:エチゴビール

強い苦味に、ホップの香りとシトラスの香りが爽やかな、アメリカンスタイルのIPA。
個性は強いながらも爽やかな後味のため、ドリンカビリティの良い仕上がりです。
フライングIPAを製造するエチゴビールは、日本で初めて地ビールを製造し始めた歴史ある醸造所としても有名です。
龍のイラストが印象的で目にしたことのある人も多いはず。

ダブル-IPA(大阪府)

醸造場:箕面ビール

9%の高アルコールとホップの苦味が強烈な、これぞIPAと言えるクラフトビール。
インターナショナル・ブリューイングアワードでも金賞を受賞するなど、国際的にも評価されている本格派IPA。
フルボディの味わいが好きな方におススメです。

インディアンサマーセゾン(長野県)

醸造所:志賀高原ビール

伝統的なセゾンビールをベースにしたクラフトビール。
柑橘系のフルーティーな香り、ホップの強い苦味と爽快な香りが絶妙にマッチした、夏に飲みたい一杯です。
飲むときには香りを楽しむにはやや高めの温度(10度前後)がおススメですが、夏に飲むとなると迷ってしまいますね…

僕ビール君ビール(長野県)

醸造所:ヤッホーブルーイング

「苦いビール」に入れるかは迷いました。
IPAなどのホップの苦さとは全く別物のセゾンビール。
ホップの香りはありつつも、苦味自体は柑橘類を思わせる爽快感の強い苦味が特徴。
ローソンを中心にコンビニで購入できる手軽さがうれしいところ。

苦くない!クラフトビール

「ビールは苦手だけと…このビールは美味しい」
そう言われるのは9割このジャンルのビールです!
(猫田の主観ではありますが…)

ビール初心者に人気である一方、苦味でごまかしの効かない繊細かつ豊かな香りは、ビール愛好家からも人気を集めるスタイルにもなっています。

そんな「苦くない」ビールですが、スタイルはいくつかあり、
・ヴァイツェン
・ベルジャンホワイト(ホワイトビール)
・ミュンヘナーへレス
あたりのビアスタイルが該当します。

これらビールは、よくバナナ様の香りに例えられるフルーティーな香り、コリアンダーなどから来るスパイシーな味わい、が特徴で、冷やしすぎず香りを立たせて味わいたいビールになっています。

そんな奥深い「苦くないクラフトビール」を紹介していきます!

銀河高原 小麦のビール(岩手県)

醸造所:銀河高原ビール

1996年創業のクラフトビールメーカー銀河高原ビールが造るクラフトビールです。
小麦らしい甘味にフルーティーな香りが豊かな、ヴァイツェンらしい味わい。
ヘーフェ・ヴァイツェンという酵母を濾過しないビアスタイルのため、濁った見た目をしています。
2017年アジアビアカップ(ヴァイスビア部門)で金賞を受賞した実力確かなクラフトビールです。

富士桜高原麦酒 ヴァイツェン(山梨県)

醸造所:富士桜高原麦酒

1997年創業のクラフトビールメーカー富士桜高原麦酒が造るヴァイツェン。
バナナ様の甘いフルーティーな香りが特徴で、以外ともったりしていない飲みやすさが素晴らしいビールです。
ヘーフェ・ヴァイツェンという酵母をしないビアスタイルのため、濁った見た目をしているのが特徴です。
歴史も味わいも先に紹介した銀河高原ビールの「小麦のビール」と似ており、ライバル的存在と言えます。

ビアへるんヴァイツェン(島根県)

醸造所:松江地ビール

クリーミーな泡と小麦の優しい甘味が特徴のヴァイツェン。
ヴァイツェンの特徴であるバナナのような香りはやや強め。
個性は強い面はありますが、はじめてヴァイツェンを飲む方にもお勧めしたい銘柄です。

常陸野ネストビール ヴァイツェン(茨城県)

醸造所:木内酒造

クセの少ないほど良い甘味と華やかな香りが特徴のヴァイツェン。
常陸野ネストビールはヴァイツェンの他にも様々なスタイルの製品を製造しており、どれも本格派の味わい。
フクロウのイラストが印象的なブランドです。

常陸野ネスト ホワイトエール(茨城県)

醸造所:木内酒造

常陸野ネストからもう一品!
フルーティーさとスパイシーさを兼ね備えた王道のホワイトビール。
コリアンダーにオレンジピール、ナツメグなどのスパイスの香りが豊かで、甘ったるくなく、しっかりと飲みやすい味わいに仕上がっています。

エチゴビール 無濾過ヴァイツェン(新潟県)

醸造所:エチゴビール

苦いビールとして紹介したフライングIPAでも登場した、日本第一号地ビールのエチゴビールが製造するヴァイツェン。
南ドイツの伝統的なレシピで造られる正統派ヴァイツェンです。
缶ビールでは「のんびりふんわり白ビール」という名称のヴァイツェンも販売しています。

THE 軽井沢ビール ヴァイス(長野県)

醸造所:軽井沢ブルワリー

小麦麦芽の優しい甘味と上面発酵のフルーティーな香りを存分に生かした、柔らかい味わいの正統派ヴァイツェン。
王道のヴァイツェンといえる仕上がりです。

伊豆の国ビール ヴァイツェン(静岡県)

醸造所:伊豆の国ビール

当醸造場は「ピルスナー」、「ヴァイツェン」、「スタウト」と王道のラインナップ。
ヴァイツェンに関しても王道の味わいではありますが、比較的重めの味わいと香りが豊かな印象。

玄人好み!濃色系クラフトビール

玄人好みのイメージの濃色系ビール(黒ビール)。
ビール好きが集まる“クラフトビール”業界では、特に人気のジャンルにもなっています。

そんな濃色系ビール(黒ビール)にも様々な種類があります。
強いロースト香ときめ細かい泡が特徴の「スタウト」、程よい苦味となめらかな味わいの「ポーター」、比較的爽快感のある味わいの「シュバルツ」、苦味の少ない「デュンケル」…
このあたりのビアスタイルとその特徴を覚えておくと味がイメージしやすくなるでしょう。

では、濃色系のクラフトビールを紹介していきます!

Swan Lake Porter(新潟県)

醸造所:スワンレイクビール

ロースト香とチョコレートのような風味が特徴のポーターです。
ホップ由来の苦味見しっかり効かせており、濃厚な味わいに爽快感が加わっています。
しっかりと重厚感のある黒ビールが好きな方は必ず気に入る味わいになっています。
世界的なコンペティションでも優秀な賞を受賞している実力派のビールです。

東京ブラック(長野県)

醸造所:ヤッホーブルーイング

バランスの良い黒ビール(ポーター)です。
ポーターらしいコーヒーやチョコレートのような香り、控えめですが酸味も感じられ、奥深い味わいになっています。
手軽に買うことができ、味わいもスタンダードなので黒ビール初心者におススメ

南信州ビール デュンケルヴァイツェン(長野県)

醸造所:南信州ビール

苦味の少ないデュンケルヴァイツェン。
濃色ビールらしいロースト香と、ヴァイツェンらしいバナナのような甘い香りマッチしています。
個性は強いものの、比較的飲みやすい濃色ビールに仕上がっていますので、黒ビールを普段あまり飲まない方にもぜひ試していただきたい逸品です。

インペリアルチョコレートスタウト(神奈川県)

醸造所:サンクトガーレン

コーヒーのような香りに、ナッツやビターチョコレートを思わせる風味が特徴のスタウト。
チョコレートを使用しているわけではなく、麦芽の風味でチョコレートのほのかな苦みを演出しています。
甘味はほぼなく、重厚感と複雑な苦みが特徴の黒ビールです。
デザインもお洒落でクリスマスにも合う見た目をしています。

変わり種!フルーツビール

個性の強いクラフトビール
中でも個性が強いのが“フルーツビール”のジャンルです。

その名の通りフルーツを副原料に使用したビールですが、ビール特有の苦味を生み出すホップとどのようにバランスをとるか、が醸造家の腕の見せ所です。

オレンジピールやレモンピールなど、柑橘系の果物は使用されることも多く、甘くなく爽快な風味は比較的マッチしやすい部類と言えます。
逆に甘味の強い果物を使用したビールは、バランスをとるのが非常に難しく、好き嫌いも分かれやすくなります。

そんな個性豊かなフルーツビールからおススメの銘柄を紹介していきます!

栗黒(宮崎県)

醸造所:宮崎ひでじビール

宮崎県産の栗ペーストを使用したフルーツビール。
コーヒーのような香ばしい香りとともに、栗の香味をしっかりと感じられる不思議な味わいの黒ビールです。
9%という強めのアルコール度数でもあり、重厚感のある味わいも魅力的で、じっくり飲みたい味わいです。
2017年のワールド・ビア・アワードでワールドベスト・スタウト&ポーターに選ばれた実力確かなビールです。

九州CRAFT日向夏(宮崎県)

醸造所:宮崎ひでじビール

ひでじビールからもう一品!
宮崎県の特産品である日向夏を使用したフルーツビール。
下面発酵のラガービールでもあり、日向夏の爽やかさとホップの爽快な苦みに、爽快なのど越しが加わった、爽やかな仕上がりです。

アップルホップ(長野県)

醸造所:南信州ビール

麦芽の風味に、控えめなリンゴが香るエールビール。
リンゴの主張が激しくなく、バランスよく仕上げているため、フルーツビールに抵抗感を持っている方にも試してみていただきたい逸品です。
続いて紹介するマスカットピルスは、フルーツを前面に出しており、正反対の特徴のため比較してみると面白そうです。

独歩ビール マスカットピルス(岡山県)

醸造所:宮下酒造

打って変わって、マスカットの主張を激しい、ビールらしくなくスパークリングワインのようなフルーツビール。
口当たりもスムーズで飲みやすい口当たりが素晴らしい。
先に紹介したアップルホップは、フルーツの主張が控えめで、正反対の特徴のため比較してみると面白そうです。

さいごに

この記事では、
・お洒落なクラフトビール
・苦いクラフトビール
・苦くないクラフトビール
・濃色系クラフトビール
・クラフトフルーツビール
の種類別に30銘柄を紹介してきました。

冒頭に記載した通り、現在国内には500以上の醸造所があり、非常に多種多様なクラフトビールを製造しています。
ここで紹介できなかったクラフトビールについても、今後注目銘柄を探しながらご紹介していきたいと思います。

ビールに関して興味が出てきた方は、以下の記事も是非ご覧ください。

ビールの定期便サービスはこちらの記事で解説しています。

ビールに関する基礎知識はこちら

ビアスタイルについてはこちら