こんばんは、猫田です。
今回、いつものジンと一味違うお酒としておススメしたいのが
HENDRICK’S GIN(ヘンドリックス ジン)
です。
キュウリを添えて飲むジンとして知られているので、「変わったジンなのかな」と気になっている方もいるかもしれません。
実際に飲んでみると、ヘンドリックスはたしかに個性的ですが、ただ変わっているだけのジンではありませんでした。
バラとキュウリのエキスを使った独特の香りがありつつ、全体としてはかなりまとまりがよく、すっきりしていて飲みやすいのに、ちゃんと印象に残るジンだと感じました。
見た目もかなり印象的で、薬瓶のような黒いボトルやコルク付きのキャップにも雰囲気があります。
しかも中身だけでなく、こうした細かな作り込みまで含めて「ヘンドリックスらしさ」があるので、ただの定番ジンとは少し違う満足感がある1本だと思います。
この記事では、ヘンドリックスを実際に飲んだ感想をもとに、香りや味わいの印象、おすすめの飲み方、どんな人に向いているかをレビューします。
- 実際に飲んで感じた香りや味わい
- キュウリを添えたジントニックや他の飲み方の印象
- ヘンドリックスが合いそうな人、あまり向かない人
- 蒸留所や製法の特徴もふまえて買う価値があるか
こうした内容をまとめているので、「ヘンドリックスが気になっている」「普通のジンとは違う1本として買う価値があるのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
他のジンも含めて比較したい方は、まとめ記事もあわせてどうぞ。
ヘンドリックスを実際に飲んだ感想
ヘンドリックスを実際に飲んでみてまず感じたのは、個性的なのに、思ったよりかなり飲みやすい ということでした。
キュウリとバラのエキスを使うジンというと、かなり変わった味を想像しやすいですが、実際は奇抜さが前に出るというより、すっきり感のあるまとまった味わいです。元の記事でも「ちょっと変わった正統派ジン」「クセのない味わい」と整理していましたが、その表現はかなりしっくりきました。
香りの印象
香りは、ジュニパーの土台はきちんとありつつ、そこにフローラルさと青っぽい清涼感が重なってくる印象でした。
いわゆる王道のロンドンドライジンのような「ジュニパーが前に出るドライな香り」とは少し違って、もっと軽やかで華やかな方向です。ヘンドリックスは実際に11種類のボタニカルに加えて、バラのエキスとキュウリのエキスを使っていて、この独特の香りはそこに由来していると考えるとかなり納得感があります。
さらに、ボタニカルの抽出方法を変えるために Bennett still と Carter-head still の2種類の蒸留器を使い分けているとされていて、こうした作り込みが、香りの重たさよりも軽やかさやまとまりにつながっているように感じました。
マニアックですが蒸留器の補足情報です。
Bennett still:
最も古い蒸留器の一種。
グレーンスピリッツにボタニカルを直接漬け込むことで香味をつける「浸漬法」により、ボタニカルの香味をしっかりと抽出します。
Carter-head still:
蒸溜の際にアルコールを含む蒸気を、ボタニカルが入ったバスケットに通して香味をつける「バスケット法」により、ボタニカルの香りを軽やかにつけます。
味の印象
味わいは、香りの個性のわりにかなりすっきりしていて、ジン独特の薬草感が強すぎない のが印象的でした。
そのため、ジンの香りは好きだけど、薬草っぽさが強すぎると少し苦手、という人にはかなり入りやすいと思います。
王道のロンドンドライジンのような“ジンらしさの強さ”で押すタイプではなく、フローラルさと清涼感で飲ませるタイプのジンです。
だからこそ、普通のジンとは違うのに、変わり種で終わらず、ちゃんと一本の完成度としてまとまっているのがヘンドリックスの強さだと思いました。
ヘンドリックスのおすすめの飲み方
ヘンドリックスは、王道のロンドンドライジンのように「とにかくジュニパー感を楽しむ」というより、フローラルさや清涼感をどう活かすかが重要です。
そのため、ただ割るだけでも飲めますが、このジンらしさが出やすい飲み方を選んだほうが満足感は高いと思います。
まず試してほしいのはキュウリを添えたジントニック

いちばんおすすめしやすいのは、やはりキュウリを添えたジントニックです。
ヘンドリックスらしいバラとキュウリのニュアンスがいちばんわかりやすく出やすく、ただ珍しいだけではなく、ちゃんとまとまりのある1杯になります。
キュウリを入れると聞くと少し変わった印象を持つかもしれませんが、実際に試してみるとかなり自然で、むしろヘンドリックスの良さを素直に引き出しやすい飲み方だと感じました。
トニックの甘みで飲みやすさも出るので、「まずはヘンドリックスをどう飲めばいいか知りたい」という人にはこの飲み方が一番入りやすいと思います。
定番のジントニックはどう感じたか

ライムを入れたジントニックも悪くはありませんが、個人的にはキュウリを添えたほうがヘンドリックスらしさは出やすいと感じました。
ライムを入れると爽やかさや締まりは出るのですが、そのぶんヘンドリックス特有のやわらかいフローラル感や青っぽい清涼感は少し引っ込みやすい印象です。
王道ジンならライムのほうがしっくりくることも多いですが、ヘンドリックスは少し方向が違います。
そのため、「普通のジントニックらしさ」を求めるならライムでもよいですが、ヘンドリックスの個性を感じたいならキュウリのほうがおすすめです。
ジンフィズは合うのか

ジンフィズもかなり相性が良いと思います。
炭酸とレモンの軽さが入ることで、ヘンドリックスのすっきりした一面がより出やすくなり、飲み口もかなり軽やかになります。
ジントニックより甘さが控えめで、もっと軽く飲みたいときにはこちらのほうが合うかもしれません。
特に、フローラルで清涼感のある方向を、もう少しシャープに楽しみたい人には向いていると思います。
ただ、「ヘンドリックスらしさ」を一番わかりやすく感じるのは、やはりキュウリを添えたジントニックでした。
ジンフィズはかなりおいしいですが、最初の1杯としてはジントニックのほうが自然だと思います。
ヘンドリックスが合いそうな人
ヘンドリックスは、王道のロンドンドライジンとは少し違う方向の魅力があるジンです。
そのため、誰にでも同じようにすすめやすいというより、好みに合う人にはかなり満足感が高いタイプだと思います。
すっきり系のジンを探している人
ヘンドリックスは、香りには個性がありつつも、飲んだ印象はかなりすっきりしています。
重たいジンや薬草感の強いジンが少し苦手な人でも入りやすく、軽やかな方向のジンを探している人にはかなり合いやすいと思います。
ただ軽いだけではなく、ちゃんと印象に残る個性もあるので、「すっきりしているけれど、普通すぎないジンがほしい」という人にも向いています。
ジン独特の薬草感が少し苦手な人
ジンが苦手な理由として、ジュニパーや薬草っぽい香りの強さを挙げる人は多いと思います。
ヘンドリックスは、そうした王道のジンらしさを強く押し出すというより、バラやキュウリのニュアンスで全体をやわらかく見せてくれるので、ジンの薬草感が少し苦手な人にも入りやすいです。
「ジンに興味はあるけれど、王道のロンドンドライジンは少し硬く感じる」という人には、かなり相性がいいと思います。
話題にしやすい変わったジンを探している人
ヘンドリックスは、味だけでなくストーリーも含めて印象に残りやすいジンです。
キュウリを添えて飲むこと、バラとキュウリのエキスを使っていること、黒い薬瓶のようなボトルなど、話題にしやすい要素がかなりあります。
そのため、ただ定番を飲むだけでは少し物足りない人や、家で飲むときにも少し気分が上がる1本を探している人にはかなり向いています。
味の個性だけでなく、“ヘンドリックスを飲んでいる感じ”まで含めて楽しみたい人に合いやすいと思います。
ヘンドリックスがあまり向かないと感じた人
ヘンドリックスはかなり完成度の高いジンだと思いますが、王道のロンドンドライジンとは方向が少し違うので、好みによってはそこが合わないこともあると思います。
実際に飲んでみても、「すっきりしていて飲みやすい」と感じる人がいる一方で、「もっとジンらしいわかりやすさがほしい」と感じる人もいそうでした。
王道のロンドンドライジンらしさを求めている人
ヘンドリックスは、ジュニパーをしっかり効かせた王道のロンドンドライジンとは少し印象が違います。
もちろんジンらしさはありますが、バラやキュウリのニュアンスが入ることで、もっとやわらかく個性的な方向に寄っています。
そのため、「まずは王道のジンを知りたい」「ジュニパー感の強い定番ジンが飲みたい」という人には、少し方向がずれて感じられるかもしれません。
そういう人は、先にビーフィーターやゴードンのような定番から入ったほうがしっくりきやすいと思います。
ジュニパー感の強いジンが好きな人
ヘンドリックスは、ジュニパーがまったく弱いわけではありませんが、主役がそこだけではありません。
フローラルさや青っぽい清涼感が重なってくるので、王道のジンのような“まっすぐなジュニパー感”を求める人には少し物足りなく感じる可能性があります。
「ジンはもっとドライでキリッとしていてほしい」「王道のシャープさが好き」という人だと、ヘンドリックスは少しやわらかく感じるかもしれません。
このあたりは、まさに好みが分かれやすいポイントだと思います。
コスパ重視で定番ジンを探している人
ヘンドリックスは、定番のロンドンドライジンより価格帯が上がるので、コスパ最優先で選ぶ人には少し向きにくいです。
もちろん、そのぶんボトルの雰囲気や個性、飲んだときの満足感はありますが、「まずは気軽に1本ほしい」「安く定番ジンを買いたい」という人なら、もっと手に取りやすい王道ジンのほうが合いやすいと思います。
ヘンドリックスは、安さで選ぶというより、少し特別感のあるジンを1本持ちたい人向けのジンだと感じました。
ヘンドリックスの基本情報
ヘンドリックスはどんなジン?
ヘンドリックスは、スコットランドで造られているプレミアムジンです。
王道のロンドンドライジンとは少し違って、バラとキュウリのニュアンスが入ることで、華やかさと清涼感のある個性がはっきりしています。
ただ、奇抜なだけではなく、全体としてかなりまとまりがよく、普通のジンとは違うのに飲みやすい、というのがこのジンの大きな魅力だと思います。
ボトルやキャップで印象に残ったこと
ヘンドリックスは、薬瓶のような黒いボトルがかなり印象に残るジンです。
棚に置いたときの雰囲気も独特で、定番の透明ボトルのジンとはかなり違う存在感があります。
さらに、キャップがコルク仕様なのもよくて、開け閉めの感触まで含めて少し特別感があります。
味だけでなく、手元に置いておきたくなる感じがあるのは、このジンの強みだと思います。

蒸留所と製法の特徴
スコットランドの南西部にあるエアシャー地方のガーヴァンという海沿いの村にヘンドリックスの蒸溜所があります。
スコットランド最大の都市グラスゴー。
そこから100km弱南西に向かった海沿いにガーヴァンがあります。
ヘンドリックスはウイスキーメーカー「William Grant&Sons(ウイリアム グランド&サンズ)社」が製造しており、同社の蒸溜所敷地内にヘンドリックスの蒸溜所があります。
Girvan Distillery(ガーヴァン蒸溜所)という、ジン蒸溜所とウイスキー蒸留所が併設されている蒸溜所の敷地内に、「ジン・パレス(ジンの宮殿)」という名の蒸溜所が2018年にオープンしています。
そのジン・パレスでヘンドリックスジンは製造されています。
度数と価格の目安
ヘンドリックスのアルコール度数は、公式サイトでは44% と案内されています。
ジンとしてはしっかりした度数ですが、実際に飲んだ印象としては、強さよりもすっきりしたまとまりの方が前に出やすいです。
価格は店にもよりますが、700mlで5,000円前後〜6,000円台 を見ることが多く、王道の定番ジンよりは少し上の価格帯です。
そのぶん、味の個性だけでなく、ボトルや作り込みまで含めて満足感を出しやすい1本だと思います。
ヘンドリックスは買う価値がある?
ヘンドリックスは、王道の定番ジンとは少し違う1本を探している人には、かなり買う価値があるジンだと思います。
実際に飲んでみても、ただ変わっているだけではなく、香りの個性と飲みやすさのバランスがかなり良く、一本の完成度としてしっかり満足感がありました。
バラとキュウリという特徴だけを見ると、少し変わり種のようにも見えます。
でも実際には、奇抜さよりもまとまりの良さが印象に残ります。
そのため、「普通のジンとは違うけれど、ちゃんとおいしい1本がほしい」という人にはかなり向いていると思います。
価格をふまえて感じたこと
ヘンドリックスは、気軽に毎日飲む定番ジンというより、少し特別感のある1本として考えたほうがしっくりきます。
王道のロンドンドライジンより価格帯は上がりますが、そのぶん香りの個性、ボトルの雰囲気、コルク付きキャップの作り込みまで含めて、手元に置いたときの満足感があります。
味だけでなく、持っていること自体にちょっと気分が上がる感じがあるので、単純なコスパだけでは測りにくい良さがあると思います。
安さ最優先なら別の選択肢もありますが、「少し良いジンを1本買いたい」という気持ちにはかなり応えてくれるタイプです。
どんな人なら満足しやすいか
ヘンドリックスで満足しやすいのは、すっきりしていて、少し個性のあるジンを探している人です。
特に、王道のジンは少し硬く感じる人や、ジン独特の薬草感が強すぎると苦手に感じる人にはかなり合いやすいと思います。
また、キュウリを添えたジントニックのように、飲み方まで含めて少し話題性のある1本を楽しみたい人にも向いています。
味だけでなく、ボトルやストーリーも含めて「ヘンドリックスを選ぶ理由」がある人ほど満足しやすいと思います。
迷う人は王道ジンも見てから決めるのがおすすめ
ヘンドリックスは魅力のあるジンですが、最初の1本として誰にでもすすめやすい王道タイプではありません。
そのため、迷っているならビーフィーターやゴードンのような王道のロンドンドライジンも一度見てから決めるのがおすすめです。
それでも、
- 王道とは少し違うジンがほしい
- すっきりしていて飲みやすい個性派ジンを探している
- ボトルや作り込みまで含めて満足感のある1本がほしい
という条件なら、ヘンドリックスを選ぶ理由はかなりはっきりしています。
そういう意味では、万人向けの定番ではないけれど、合う人にはしっかり買う価値があるジンだと思います。
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まとめ
ヘンドリックスは、王道のロンドンドライジンとは少し違う方向の個性を持ちながら、かなり飲みやすくまとまったジンでした。
バラとキュウリのニュアンスが入っていることで、ただジュニパーが強いだけではない、軽やかで印象に残る香りがあります。
そのため、普通のジンとは少し違う1本を探している人にはかなりおもしろい選択肢だと思います。
実際に飲んでみて、特におすすめしやすいのはキュウリを添えたジントニックでした。
ヘンドリックスらしい個性をいちばん自然に楽しみやすく、ただ変わっているだけではなく、ちゃんとおいしいと感じやすい飲み方だと思います。
ジンフィズもかなり相性が良いですが、最初の一杯としてはやはりジントニックのほうが入りやすいです。
一方で、王道のロンドンドライジンらしいジュニパー感を強く求める人や、コスパ重視で定番ジンを探している人には、少し方向が違うと感じるかもしれません。
ただ、香りの個性、ボトルの雰囲気、コルク付きのキャップ、蒸留器まで含めた作り込みなど、手元に置いて満足しやすい要素がかなり多いので、少し特別感のあるジンを1本持ちたい人には、しっかり買う価値があるジン だと思います。
他のジンも含めて比較しながら選びたい方は、まとめ記事もあわせてチェックしてみてください。