こんばんは、猫田です。
ひそかに人気を集めるお酒「ラム」。
パイレーツオブカリビアンやゆるキャン△などの影響で、「ラム」というお酒に興味を持った方も多いのではないでしょうか。
初めてラムを飲もうと思った時何を買えば良いか迷いますよね。
猫田はこれまで十数本のラムを飲みましたが、銘柄ごとの味の違いが非常に大きいので毎回次に何を買うか迷ってしまいます。
しかも、ネットで検索してみると10個も20個もおすすめのラムが紹介されていて、何が正解か分からないことも多々あります。
そこでこの記事では、厳選した「初心者におすすめのラム」のみを紹介します。
「カクテルを楽しみたい方向け」と「ラムを楽しみたい方向け」のそれぞれについて、猫田が独断で1位~3位を決定しました!
「ラムを飲みたいけど何買えばいいか分からない」
「本当におすすめの一本を知りたい」
そんな方は、ここで紹介するラムから直観で選ぶことをおすすめします!
ラムの種類と選び方
詳細に解説すると、それだけで一記事かけてしまいます。
最初の一本を選ぶために必要な内容にしぼって、解説します!
色による分類
・ホワイトラム(シルバーラム)
無色透明のクリアなラム。
樽熟成を行わない、または活性炭でろ過して造られます。
クセがなくカクテル向きです。
・ゴールドラム(アンバーラム)
樽熟成に由来する淡い琥珀色のラム。
樽で2~3か月程度熟成して造られます。
甘い香りやまろやかな口当たりになり、ストレートやロック、カクテルのベースなど幅広い飲み方ができます。
・ダークラム
樽で長期熟成した濃い褐色のラム。
樽由来の複雑で濃厚な甘さとコクが感じられます。
ストレートやロックで飲むのに適しています。
風味による分類
・ライトラム
クリアでフレッシュな味わいが特徴のラム。
内側を焦がしていないホワイトオーク樽での熟成や、活性炭でのろ過によりクリアな色に仕上げます。
カクテルのベースとして用いられます。
・ミディアムラム
ライトラムとヘビーラムの中間。
ラム本来の風味と香りを適度に持つラムです。
カクテルのベースにもストレートでも楽しめます。
・ヘビーラム
風味豊かで、深いコクがあるラム。
ストレートやロックで飲むほか、お菓子作りにも使用されます。
原料による分類
初めての一本を選ぶために、正直ここは気にしなくて構いません!
簡単に概要だけ説明します。
・インダストリアル・ラム
サトウキビをサトウにする際に造られる「モラセス」と呼ばれる廃糖蜜を原料に造ったラム。
モラセスは貯蔵しておくことが可能なため安定製造ができます。
・アグリコール・ラム
サトウキビの搾り汁をそのまま使用したラム。
サトウキビは劣化が早いため製造できる期間が限られます。
その他の分類
「その他」としてしまいましたがこれから紹介する「スパイストラム」は、最初の1本選びに注視していただきたいポイントです!
甘いお酒や飲みものが好きな方は、このスパイストラムを選ぶべし!
・スパイストラム(フレーバーラム)
フルーツやバニラ、シナモンなどのスパイスを加えて風味をつけたラムです。
ラムの独特な味わいに、スパイスの味わいが混ざりあい、個性的な味わいに仕上がります。
特にバニラを中心にした甘いスパイストラムが多く、驚くほどに飲みやすい銘柄もあるため、初心者におすすめです。
カクテルで楽しみたい初心者おすすめのラム
第1位:バカルディ スペリオール ホワイト
1862年に発売された世界初のホワイトラム!
クセのない、スムースかつドライな味わいでカクテルのベースにピッタリです。
モヒートなどラムの香味がしっかり感じられるカクテルはもちろん、ピニャコラーダのように甘味の強いカクテルでも、しっかりマッチします。
多くのバーテンダーから絶大な信頼を得ています。
アルコール度数は40%。
フルーティな香りとココナッツのような優しい甘味を感じます。
ラムを代表する銘柄でありラム好きであれば必ず飲んでおきたいラムですので、自信をもって初心者にもおすすめできる一本です!
第2位:ハバナクラブ 3年
ラムの発祥であるキューバで造られる本家本元ホワイトラム!
ハバナクラブは1878年にキューバで生まれ、愛され続けているラム酒の老舗ブランドです。
ホワイトラムとしては珍しく、オーク樽での熟成を経て、ろ過をして製造されます。
熟成することによりバニラやバナナのような甘さとほのかなオークの香りを引き出し、ろ過をすることでフレッシュな味わいに仕上げています。
モヒートやダイキリなど、キューバスタイルのカクテルにピッタリのラムです。
ストレートで飲むにはややクセがあるものの、モヒートにするとそのクセが最高の味わいになります。
「モヒートをつくる!」という方に最もおすすめしたい一本です。
第3位: キャプテンモルガン
バニラの香り豊かでしっかり甘いスパイストラム!
17世紀にカリブ海で活躍した海賊“ヘンリー・モーガン”が名前の由来となっています。
アニメ「ゆるキャン△」にも登場したお酒です。
アルコール度数はやや低めの35%。
ストレートやロックでちびちびと楽しむのがおすすめですが、コーラで割ったり、ジンジャエールで割ったり、ココアに加えてみたり、様々なカクテルにもその甘味がマッチして独特の大人な味わいに仕上げてくれます。
甘いお酒が好きな方に特におすすめの一本です。
(もっと語りたいのですがここまでにしておきます。理由はこの後で察していただけるかと。)
ラムを楽しみたい初心者おすすめのラム
ラムはカクテルで飲むのもいいけど、ロックやストレートでちびちび飲むのにも適したお酒です。
家に一本あると重宝するお酒です。
第1位:キャプテンモルガン
バニラの香り豊かでしっかり甘いスパイストラム!(2回目!)
「カクテルにおすすめ」のラムとしても紹介させていただいたラムですが、ストレートやロックで飲むのが最もおすすめです。
バニラの香りがしっかり香りしっかり甘いため、オンザロックでゆっくりちびちびと楽しむのがおすすめです。グラスと氷とキャプテンモルガンだけあればそれだけでゆっくり楽しむことができます。
先に紹介させていただいた通り、カクテルのベースとしてもおすすめです。
コーラやジンジャエールで割っても合いますし、優しい甘さのためココアなど温かい飲み物に入れてもマッチします。少し加えるだけで大人な飲み物に変身します。
また、価格が抑えめということも嬉しいですね。
家飲みにピッタリ、そしてキャンプなどの外飲みにもおすすめの一本です。
第2位:パンペロ アニバサリオ ラム
2種類のアメリカンオーク樽で長期熟成されたパワフルなダークラム!
ダークラムらしく、ドライフルーツやチョコレート、シナモンなどの複雑な香味にウッディな風味を感じる仕上がりです。
程よい甘さを感じるクセの少ない味わいのため、ストレートやロックでも安心して楽しむことができます。「カクテルではなくラム本来の味を楽しみたい!」という方に最もおすすめのダークラムとなっています。
値段もお手頃のため、ダークラムを手軽に楽しみたい方におすすめです。
革袋に入れられており、プレゼントにもおすすめです。
>その他のプレゼントにおすすめのラムはこちらの記事で紹介しています。
第3位:バカルディ エイト
バカルディシリーズで最も洗練され、複雑味のあるダークラム!
通常のラムは3~4年程度の熟成期間ですが、バカルディ エイトはアメリカンオーク樽で8年以上熟成したラム原酒を使用しています。
バニラやナツメグの香りに、ジンジャーやシナモンの味わい、ほんのり香るオレンジピールの香りがアクセントになっています。
「甘すぎない、けど、しっかりしたラムの味わいを楽しめる」そんなラムに仕上がっています。
ストレートやオンザロックでゆっくりと楽しむのがおすすめです。
オンザロックにオレンジピール(オレンジの皮)を入れてみると、バカルディエイトのオレンジの香りが強調されるバカルディエイトらしい飲み方を楽しむことができます。
プレミアムでありながら、2000円台と良心的な価格です。
初心者におすすめのラムの飲み方
ラムはその独特な甘味から、よくあるカクテル以外にもコーヒーや紅茶など普段の飲み物にプラスする飲み方にも人気があります。
多数あるラムの飲み方からおすすめの飲み方を紹介します!
家でつくる場合、最も気になるのは”必要なもの”ですよね。
色んな材料が必要だったり、カクテルでしか使わない材料だったりすると、お試しで飲むにはハードルが高いのも事実。
そこで、以下のグループに分けてご紹介します!
・ラムだけで楽しめる
・ラム+1で楽しめる
・ラム+2以上で楽しめる
※氷はカウントしていません!
ラムだけで楽しめるおすすめの飲み方
オンザロック(おすすめ度:★★★★★)
必要なもの:ラム
まずはこの飲み方。
ロックグラスに大き目の氷を入れて、ラムを注ぐだけ。
ラム自体にしっかりとした風味があるものが多いため、ジンやテキーラなど他の蒸留酒と比べてもオンザロックによりマッチします。
ホワイトラムよりも、ゴールドラム、ダークラムがおすすめです。スパイストラムだとさらにおすすめの飲み方です。甘いラムも氷が溶けると飲みやすくなるので、ストレートよりも飲みやすくなりますよ。
ストレート(おすすめ度:★★★☆☆)
必要なもの:ラム
いわずもがな、ラム本来の味を楽しむことができます。
ゴールドラムやダークラムなど味がどっしりしたものは常温、ホワイトラムの場合は冷やして味わうのがおすすめ。ただし、アルコール感が気になる場合は、種類に関わらずキンキンに冷やしてみると、アルコール感が薄れ口当たりも丸くなるので初心者の方におすすめです。
ラム+1で楽しめるおすすめの飲み方
ラムコーク(おすすめ度:★★★★★)
必要なもの:ラム、コーラ
ラム初心者の方におすすめしたいお手軽定番カクテル
基本的にはホワイトラムでつくるのがおすすめですが、ゴールドラムを使ってみるとラム特有の味とコーラの味が合わさってユニークな味わいに仕上がります。
合わないなと思ったら、ラムは他の飲み方で、コーラはそのまま、飲んでしまえば良いのでとりあえず試してみましょう。
ジンジャーラム(おすすめ度:★★★★☆)
必要なもの:ラム、ジンジャエール
ジンジャエールで割るだけの簡単カクテルです。
ラムコークに知名度では劣りますが、非常に人気がある飲み方です。
ホワイトラムだけでなく、ゴールドラム、ダークラム、ラムの種類を選ばず作れるカクテルでもあります。
ラムトニック(おすすめ度:★★★☆☆)
必要なもの:ラム、トニックウォーター
ジントニックのジンをラムに置き換えたカクテル。
氷を入れたグラスにラムを注いで、トニックウォーターで満たすだけ、という簡単カクテルです。
ジントニックを飲む方は、ベースを代えることによる味の違いを感じてみてください。
トニックウォーターは、酒販店のほか、お酒コーナーがある程度充実しているスーパーやドラッグストアにも置いてあります。
ラム+2以上で楽しめるおすすめの飲み方
モヒート(おすすめ度:★★★★☆)
必要なもの:ラム、炭酸水、ミント、ライム、ガムシロップ
清涼感が人気のラムベースカクテル。
グラスにライムを入れてつぶします。
そこにシュガーシロップとミントを入れて軽くつぶします。
氷、ラム、炭酸水を注いでよく混ぜて出来上がりです。
ミントやライムなど他にあまり用途のないものを揃える必要があるため、やや面倒なのも事実。
モヒートをつくるためにラムを買うのであれば、ハバナクラブ3年がおすすめです。
ホットラムココア(おすすめ度:★★★★☆)
必要なもの:ラム、ココアの素、牛乳
ココアにラムを加えるだけで立派なカクテルになります。
ココアの甘味や風味は損なわず、しっかり大人の味わいを感じさせるベストマッチです。
特にキャプテンモルガンなどの甘いスパイストラムがおすすめ。
アルコール感はあるものの、度数の割に非常に飲みやすくなるので、飲みすぎに注意が必要です。
ホットラムチャイ(おすすめ度:★★★☆☆)
必要なもの:ラム、紅茶、牛乳、メープルシロップ
紅茶が好きな方におすすめの上品な味のホットカクテルです。
耐熱グラスにラムとメープルシロップを入れます。
沸騰したミルクティーを注いでステアして完成。
シナモンスティックを入れることで味に深みが出るのでおすすめです。
ブラックローズ(おすすめ度:★★☆☆☆)
必要なもの:ラム、アイスコーヒー、ガムシロップ
アイスコーヒーとラムを軽く混ぜて、ガムシロップをお好みの量で入れると「ブラックローズ」というカクテルになります。ガムシロップなしでも、アイスコーヒーではなくホットコーヒーにしても、好みに応じて作り方を変えてみても良いでしょう。
コーヒー好きに一度試してみていただきたいカクテルです。
まとめ
初心者の方におすすめのラムを紹介しました。
猫田の独断ですが、順位をつけさせていただいています!
【カクテルで楽しみたい方】
第1位 バカルディ スペリオール ホワイト
第2位 ハバナクラブ 3年
第3位 キャプテンモルガン
【ラムを楽しみたい方】
第1位 キャプテンモルガン
第2位 パンペロ アニバサリオ ラム
第3位 バカルディエイト
最もおすすめのラムは…
結果を見ていただいた通りですが、「キャプテンモルガン」です。
蒸留酒なのにしっかり甘いという驚きのある味わいは、ラムの個性を味わう上で最もおすすめのラムと自信をもって言えます。
夜のお供にラムを買ってみてはどうでしょうか。
驚きと感動間違いなしです!
ラムの基本情報はこちらで解説しています。
プレゼントにおすすめのラムはこちらの記事で紹介しています。
初心者におすすめのテキーラはこちらの記事で紹介しています。
初心者におすすめのジンはこちらの記事で紹介しています。