こんばんは、猫田です。
2022年ももうすぐ終わり。
…ということで2022年を代表するお酒(スピリッツ)の銘柄をまとめて紹介したいと思います!
2022に開催された酒類のコンペティションで、それぞれ最高位の賞を受賞した銘柄をまとめて発表します!
対象となるコンペティションは以下3つです。
・IWSC(International Wine & Spirits Competition)
・ISC(International Spirits Challenge)
・TWSC(東京ウイスキー&スピリッツ・コンペティション)
対象となるお酒の種類は以下4種です。
・ジン
・ウォッカ
・テキーラ
・ラム
それでは早速見ていきましょう!
スピリッツのコンペティションについて
まずは対象となるコンペティションについて簡単にご紹介します!
IWSCとは
正式名称はInternational Wine & Spirits Competition。
(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)
賞の種類は、「トロフィー」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の4種類。
Trophyの受賞銘柄は全体の0.78%(2021年実績)です。
IWSCはイギリスで開催される酒類全般のコンペティションです。
1969年から開催される歴史あるコンペティションでもあります。
IWSCの評価の結果は他よりも明確で、点数がつけられています。
100点満点で点数がつけられており、最高位のトロフィーは98~100点の銘柄のみに与えられます。
ISCとは
正式名称はInternational Spirits Challenge。
(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)
賞の種類は、「トロフィー」「ダブルゴールド」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の5種類。
Trophyの受賞銘柄は全体の2.7%(2021年実績)です。
ISCは、IWSC同様にイギリスで開催される酒類全般のコンペティションです。
イギリス酒類専門出版社「ドリンクス・インターナショナル」が主催しています。
TWSCとは
正式名称は、東京ウイスキー&スピリッツ・コンペティション。
賞の種類は、「最高金賞」「金賞」「銀賞」「銅賞」の4種類。
最高金賞の受賞銘柄は全体の4.5%(2021年実績)です。
名前の通り、日本発のウイスキー&スピリッツのコンペティションです。
2019年から開催されたまだ新しいコンペティションのため他よりもエントリー数は少ないものの、日本の銘柄が多く出展されるため、「日本で楽しめる(買いやすい)評価の高いお酒」を知ることができる貴重な会でもあります。
ジンの受賞銘柄
2022年に国際的なコンペティションでそれぞれ最高位の賞を受賞したジンの銘柄を紹介します。
3つのコンペティションで合計8銘柄となっています。
ジャパニーズクラフトジンの受賞も多く、流行りの高まりが伺えます。
オピア アロマティック ビターズ ジン
OPIHR Aromatic Bitters Gin
品評会:IWSC2022
賞 :Trophy
レモンの香りを中心としたバランスの良いジン。
ハーバルな香りにフローラルな香りも特徴であり、コリアンダー、コショウなどのスパイスがアクセントになっています。
オピアを製造する蒸溜所Quintessential Brandsはジンの他にもアイリッシュウイスキーを製造するアイルランドの酒類メーカーです。
今回受賞したアロマティックビターズは日本では手に入りにくく、オピア オリエンタル・スパイスドジンというジンが比較的有名であり、日本で手に入りやすいのもこちらのジンになります。
プリマスジン ネイビーストレングス
Plymouth Gin Navy Strength
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
イギリスで最古の蒸溜所が造る正統派ジンのプリマスジン。
英国海軍御用達のプリマス ネイビーストレングスは、通常のジンよりもジュニパーやボタニカルの特徴がしっかりと感じられるようどっしりとした香味に仕上げられています。
下記リンクは、スタンダードなプリマスジンです。
ネイビーストレングスは日本では手に入りにくくなっています。
バークシャーボタニカルドライジン
Berkshire Botanical Dry Gin
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
ジュニパー、コリアンダー、スイートオレンジピール、グレープフルーツ、ノルウェースプルースなどを使用した正統派ロンドンドライジン。
IWCの他にも、2020年から2021年にかけてIWSC, SFWSCでも高い評価を得ている実力派のジンでもあります。
アイリッシュ ジン
Irish Gin(The Copeland Distillery)
品評会:IWSC2022
賞 :Trophy
自由な製法で造られる”コンテンポラリージン”にカテゴライズされるジン。
ジュニパーベリーの香りは感じられますが、パインやベリーのフルーティーな香りが特徴的です。
スロージン
Sloe Gin(Junimperium Distillery)
品評会:IWSC2022
賞 :Trophy
スローベリーで香りづけされたジン。
ブラックチェリー、カシス、レッドプラムを感じるフルーティーな香りが特徴的です。
和美人
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
名前の通りジャパニーズジンでありながら、イギリスで開催されるISCで見事トロフィーを受賞しました。
鹿児島の本坊酒造株式会社が製造するジャパニーズジン。
ジュニパーベリーの香りとコリアンダーのスパイシーさが特徴の爽快感のあるジンです。
サクラオ ジン オリジナル
品評会:TWSC2022
賞 :最高金賞
広島県のクラフトジン。
広島県産の原料にこだわっており、レモン、柚子、檜、牡蠣殻、桜など、ユニークなボタニカルを使用した個性あふれるジンになっています。
六
品評会:TWSC2022
賞 :最高金賞
ジンに力を入れているサントリーが誇るクラフトジン「六 -Roku-」。
使用するボタニカルは、桜花、桜葉、玉露、煎茶、山椒、柚子の6種の和素材に、8種類のジンの基本ボタニカルとなっています。
ジン特有のキレはありながら、柚子や桜の華やかな香りを楽しむことができます。
ウォッカの受賞銘柄
2022年、国際的なコンペティションでそれぞれ最高位の賞を受賞したウォッカの銘柄を紹介します。
3つのコンペティションで合計8銘柄となっています。
ズブロッカ バイソングラス
Żubrówka Bison Grass
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
ウォッカの歴史が長いポーランドの有名ブランド「ズブロッカ」。
ポーランドの世界遺産「ビアヴォヴィエジャ」という森に自生するバイソングラスを漬け込んで造られ、瓶内にバイソングラスが1本入れられています。
独特の甘い香りで、口当たりは非常にまろやか。
バイソングラス由来のアーモンドやバニラ、シナモン、ウッディな香りが特徴的です。
ピュリティ ウォッカ インテンス
Purity Vodka Intense
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
特徴的なボトルが有名なピュリティ ウォッカ。
スウェーデンで造られる正統派のウォッカです。
下記リンクはスタンダードなピュリティです。
ピュリティ インテンスは日本では手に入りにくくなっています。
アルバータ ピュアウォッカ
Alberta Pure Vodka
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
カナダで造られる、透明感と滑らかな口当たりを感じるスタンダードなウォッカ。
原料には小麦が使用されています。
マリーアントワネット ウォッカ
Marie-Antoinette Vodka
品評会:IWSC2022
賞 :Trophy
フランス産のウォッカ。
ブドウやシトラスの繊細な香りが評価されています。
アブソリュート ピーチ
Absolute Peach
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
スウェーデンが誇るプレミアムウォッカ「アブソリュート」。
Absolute Peachは、その名の通りピーチの芳醇な香りが香るフレーバードウォッカになっています。
フィンランディア グレープフルーツ
Finlandia Grapefruit
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
フィンランドで造られる、グレープフルーツ香るフレーバードウォッカ。
1万年以上前の氷河期から存在する氷堆石で天然ろ過された澄み切った水を使用しています。
ベスタル ポーリッシュ ブラックチェリーウォッカ
Vestal Polish Black Cherry Vodka
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
ポーランドで造られるクラフトウォッカ。
ジャガイモを原料に、ブラックチェリーで香りづけをしたフレーバードウォッカになっています。
メイソンズ ヨークシャー エスプレッソ ウォッカ
Masons of Yorkshire Espresso Vodka
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
イングランドのノースヨークシャーで造られるフレーバードウォッカ。
コーヒー豆のリッチで滑らかな香味が加わった複雑な味わいのウォッカです。
テキーラの受賞銘柄
2022年、国際的なコンペティションでそれぞれ最高位の賞を受賞したテキーラの銘柄を紹介します。
3つのコンペティションで合計6銘柄となっています。
日本ではなかなか手に入れにくい銘柄が多くはなっていますが、一部の銘柄はAmazon等でも購入できますのでテキーラ好きの方はぜひ試してみてください。
ドン・フリオ 1942
品評会:TWSC2022
賞 :最高金賞
“成功者のお酒”と呼ばれるプレミアムテキーラ。
テキーラ界の二大巨頭「ドン・フリオ」が創立60周年を記念して造ったプレミアムな一本です。
テキーラ特有のアガベの香りとバニラの様なリッチな香りを、同時に楽しむことができる味わい深い仕上がりです。
カスカウィン タオナ レポサド クアトロ
品評会:TWSC2022
賞 :最高金賞
日本ジン初のテキーラ職人、景田哲夫氏が手掛けるブランド「カスカウィン」。
「タオナ」と呼ばれる石臼を用いて原料のアガベを粉砕する伝統的な製法を用いて造られます。
アガベ本来の甘味と香りをしっかりと引き出しています。
1800 ミレニオ テキーラ エクストラ アネホ
1800 Milenio Tequila Extra Anejo
品評会:IWSC2022
賞 :Trophy
非常に複雑な味わいを持つテキーラ。
リンゴやトフィー、バニラの甘い香り、ダークチョコレートやナッツの深みのある味わい、熟成によるオーク香が感じられます。
メスキート スモーク アルテサナル エスパディアン ジョバン メスカル
Mesquite Smoked Artesanal Espadin Joven Mezcal
品評会:IWSC2022
賞 :Trophy
スモーキーな香りが特徴のテキーラ。
イチゴやチェリー、プラムといったフルーティーな香りに、クリームチーズやバニラの複雑な香味が感じられます。
テキーラ クラド カプラータ
Tequila Curado Cupreata
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
クラドは、樽熟成なし、砂糖の追加なしで造られる100%ブルーアガベテキーラ。
ホワイトペッパー、唐辛子のスパイシーな香りに、濃厚でスモーキーな香味が加わった複雑な味わいが評価されています。
ロス ベシネス トバーラ メスカル
Los Vecinos Tobala Mezcal
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
リュウゼツランTobalaを使用して造られるメスカル。
マンゴーやリンゴなどのトロピカルフルーツのフルーティーな甘味、柑橘類の爽やかさ、スパイスの効いた後味が感じられる味わいになっています。
ラムの受賞銘柄
2022年、国際的なコンペティションでそれぞれ最高位の賞を受賞したラムの銘柄を紹介します。
3つのコンペティションで合計6銘柄となっています。
ロン サカパ X.O.
品評会:TWSC2022
賞 :最高金賞
ラム界の重鎮「ロンサカパ」。
さらにその中で最高峰とされているプレミアムラムが「ロン サカパ X.O.」です。
フルーティーな香りに甘味とスパイシーな後味、、様々な複雑な香りが見事にマッチした味わいが評価されています。
アプルトン エステート 21年
品評会:TWSC2022
賞 :最高金賞
1749年創業のジャマイカのラムメーカー「アプルトン」。
オーク樽で最低21年熟成させた原酒から造られる最高級の1本です。
柑橘類、糖蜜、バニラ、コーヒーといった複雑な香りにスムースな口当たりと、クセのない味わいになっています。
ラムネイション パナマ 21年
品評会:TWSC2022
賞 :最高金賞
ラムネイションはイタリアのボトラーズ「ロッシ&ロッシ社」が誇るブランド。
単一蒸留所で同一熟成年数の樽をブレンドするため、世界各地のラムの味わいを知ることができることで人気です。
パナマ21年は、非常になめらかな甘口の味わいで飲みやすい仕上がりになっています。
フォースクエア エリオット エルヴィット マグナムエディション ラム
Foursquare Elliot Erwitt Magnum Edition Rum
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
東カリブ海の島国バルバドスにあるフォースクエア蒸溜所で造られるラムです。
次に紹介するハイエスター ホワイトラムとの二冠となっています。
ハビテーション ベリアー フォースクエア ハイエスター ホワイトラム
Habitation Velier Foursquare High Ester White Rum
品評会:ISC2022
賞 :Trophy
東カリブ海の島国バルバドスにあるフォースクエア蒸溜所で造られるラムです。
こちらは熟成をしていないホワイトラムになっています。
エリザベス ヤード ダイアモンド ディスティラリー 10年 アメリカンオーク ラム
Elizabeth Yard Diamond Distillery 10 YO Ungrogged American Oak Octave Rum
品評会:IWSC2022
賞 :Trophy
南米の国ガイアナで造られるラム。
トロピカルフルーツの香りに、ナッツ、トフィー、ブラウンシュガーの複雑な味わいが感じられます。
まとめ
2022年に国際的なコンペティション(IWSC, ISC, TWSC)で最高位の賞を受賞したスピリッツの銘柄を紹介しました。
その中から日本で購入しやすいものをピックアップしたものがこちらです。
2022年最も評価の高く、日本でも手に入りやすいジンはこちらです。
2022年最も評価の高く、日本でも手に入りやすいウォッカはこちらです。
2022年最も評価の高く、日本でも手に入りやすいテキーラはこちらです。
2022年最も評価の高く、日本でも手に入りやすいラムはこちらです。