こんばんは、猫田です。
私事ですが、WWA2022の記事を多くの方にみていただけたようで大変嬉しい限りです。
ただし、自分で見返していても「わかりにくさ」は否めません。
その理由の一つは「WWAのカテゴリの多さ」にあるかと思います。
(猫田の文章力という点は今後に乞うご期待!)
WWAではウイスキーを20弱のカテゴリに分けて、各カテゴリのNo.1ウイスキーを「ワールドベスト・ウイスキー」として選出しています。
そのカテゴリですが、マイナーなものは毎年あったりなかったりします。
そこでこの記事では、WWAにはどのようなカテゴリがあって、ここ数年でどのように変化してきたのかを図を用いて解説します!
また、過去5年 (2018-2022)に ワールドベストに選ばれたウイスキーの紹介は、王道の6カテゴリに絞りお伝えします!
「シングルモルトウイスキー系」
・シングルモルト
・シングルカスクシングルモルト
「ブレンデッドウイスキー系」
・ブレンデッド
・ブレンデッドリミテッドリリース
・ブレンデッドモルト
「バーボンウイスキー」
・バーボン
World Whiskies Awards(WWA)とは
WWAの概要
WWA (World Whisky Awards)とは、厳密に述べるとワールドドリンクアワードの一部門です。
ワールドドリンクアワードとは、その名の通り、様々なスタイルのドリンクの中で最高のものを選出する国際的な賞であり、飲料専門家向けの酒類関連情報を発信するオンラインマガジンTheDrinksReport.com が主催しています。
WWA (World Whisky Awards) は2007年より毎年イギリスで開催されているウイスキー専門の国際的な品評会であり、テイスティング部門とデザイン部門に分けて審査されます。
テイスティング部門では一貫してブラインドテイスティングによる審査が行われます。
国ごとに細分化されたカテゴリでの優秀銘柄を決め、イギリスのロンドンで開かれる国際的な審査で「シングルモルトウイスキー」「ブレンデッドウイスキー」などのカテゴリごとに世界最高賞の一本「ワールドベスト・ウイスキー」を選出する仕組みになっています。
WWAのカテゴリ変遷
WWAのカテゴリは多すぎてわかりにくい!
そんな悩みを解決していきます。
前述の通りWWAは2007年から開催されていますが、現在公式のサイトから確認できる「ワールドベスト」は2015年のものからになっています。
そこで、2015年からどのようなカテゴリ分けをされてワールドベストが選ばれてきたのかを下図にまとめました。
近年は特に細かく分かれており、わかりにくいと感じる方もいるかと思いますが、図を見てわかるように「シングルモルトウイスキーの流れ」や「ブレンデッドウイスキーからの派生」、「アメリカンウイスキーの細分化」など大きな分類も見えてくると理解しやすくなるかと思います。
この記事では、王道と言える「シングルモルト」「ブレンデッドモルト」「バーボン」に着目し、関連のある以下6カテゴリについて歴代のワールドベスト・ウイスキーを紹介します!
・シングルモルトウイスキー
・シングルカスクシングルモルトウイスキー
・ブレンデッドウイスキー
・ブレンデッドウイスキーリミテッドリリース
・ブレンデッドモルトウイスキー
・バーボン
ワールドベスト・シングルモルト(2018-2022)
ウイスキーのジャンルで最も有名で人気のあるジャンル「シングルモルトウイスキー」。
シングルモルトウイスキーとは…
単一の蒸溜所で造られたモルトウイスキー原酒(大麦を原料にするウイスキー)同士をブレンドして造られるウイスキーです。
蒸留所ごとの個性が強く現れることが、シングルモルトウイスキーの人気のポイントです。
WWAでは、2015年には1カテゴリとして扱われていましたが、2016年には1つの樽で熟成させた原酒のみ用いる「シングルカスク・シングルモルトウイスキー」のカテゴリが追加され、2022年には一度に少量のみ生産される「スモールバッチ・シングルモルトウイスキー」のカテゴリが登場しました。
ここではまず王道の「シングルモルトウイスキー」について、その年世界でNo.1になった歴代のワールドベスト・シングルモルトをご紹介します。
ワールドベスト・シングルモルト 2018
Hakushu 25 Single Malt Years Old(白州25年)
国:日本
円熟で芳醇、スモーキーかつフルーティーな味わいが長く続く余韻と楽しめるウイスキー。
白州はサントリーが販売するシングルモルトウイスキーブランドです。
25年は定番のラインナップの中では最も熟成期間が長く高価(おそらく予想をはるかに超えてきます)ですが、ノンエイジ、12年、18年というバリエーションもあるので気軽に楽しむことも可能です。
ワールドベスト・シングルモルト 2019
Teeling Whiskey 24 Years Old Vintage Reserve
国:アイルランド
ティーリングウイスキーとは、ウイスキー愛好家に人気の高いアイリッシュウイスキー。
白ぶどうや桃を中心とするトロピカルフルーツを思わせる果物の香味が最大の特徴のウイスキーです。比較的ライトな飲み口のため、飲みやすいウイスキーが好きな方におすすめできるウイスキーになっています。
※こちらのリンクはティーリング シングルモルトの商品ページを表示します。24年モノは現状Amazon や楽天では手に入らないようです。
ワールドベスト・シングルモルト 2020
Hakushu Single Malt 25 Years Old(白州25年)
国:日本
2018年にもワールドベスト・シングルモルトに選ばれた、サントリー白州25年が再びシングルモルトの頂点に君臨しました。
白州はWWA以外にも様々な国際的なコンペティションで優秀な賞を受賞している実力の認められたウイスキーです。
ワールドベスト・シングルモルト 2021
The Glenallachie 10 Years Old Batch 4
国:スコットランド
「グレンアラヒー」とは、スコットランドのスペイサイド地方で造られる、スコッチウイスキーです。
グレンアラヒー蒸溜所は、元はブレンデッド用の原酒製造を行っていた蒸溜所でありシングルモルトウイスキーとしての認知度はそこまで、というブランドでした。しかし2017年にビリー・ウォーカー氏に買収されて以降、積極的にシングルモルトウイスキーをリリースしています。
※こちらのリンクは、グレンアラヒー12年のリンクです。10年バッチ4はなかなか手に入りにくくなっています。
ワールドベスト・シングルモルト 2022
The Lakes Distillery The Whiskymaker’s Reserve No.4
国:イギリス
「レイクス」は2014年にイングランドに誕生した、ウイスキー、ジン、ウォッカなどを製造するレイクス蒸溜所で造られるウイスキーです。
中でも「メーカーズリザーブ」は、レイクス蒸溜所のシングルモルトウイスキーシリーズであり、その第四弾が2022年WWAでワールドベスト・シングルモルトに選ばれました。
ワールドベスト・シングルカスクシングルモルト(2018-2022)
シングルカスクシングルモルトとは…
いわば、シングルモルトウイスキーのレアもの。
一つの樽のみで熟成された原酒のみを用いたシングルモルトウイスキーです。
蒸留所の個性が強くでるシングルモルトでしたが、さらに個性が強くなるのがシングルカスクの特徴です。
味が不安定とも言えますが、樽ごとの味の違いを感じるという楽しみ方ができるのが最大の人気ポイントです。
ワールドベスト・シングルカスクシングルモルト 2018
Sullivans Cove American Oak Single Cask HH0351
国:オーストラリア
「サリヴァンズ・コーヴ」とは、オーストラリアの自然豊かな島、タスマニア島で造られるシングルモルトウイスキーです。
日本での知名度はそこまでですが、知る人ぞ知る名ウイスキーです。
※こちらのリンクは、サリヴァンズ・コーヴ ダブルカスク になります。シングルカスクHH0351は手に入れるのは難しそうです。
ワールドベスト・シングルカスクシングルモルト 2019
Sullivans Cove French Oak TD0217
国:オーストラリア
タスマニア島で造られる「サリヴァンズ・コーヴ」が、2年連続でワールドベスト・シングルカスクシングルモルトに選ばれました。
※こちらのリンクは、サリヴァンズ・コーヴ ダブルカスク になります。シングルカスクTD0217は手に入れるのは難しそうです。
ワールドベスト・シングルカスクシングルモルト 2020
Tamdhu Sandy Mclntyre’s SC
国:スコットランド
タムデューウイスキーは、スコットランドのスペイサイド地方にあるタムデュー蒸溜所で造られるウイスキーです。
生産する原酒の多くがブレンデッドウイスキーに使用されるため、シングルモルトウイスキーは手に入れるのが難しくなっています。
2020年にワールドベスト・シングルカスクシングルモルトを獲得したのは、タムデュー サンディ マッキンタイアカスクでした。
※こちらの商品リンクはタムデュー 15年のものになります。
ワールドベスト・シングルカスクシングルモルト 2021
Spey From Speyside Distillery Spirit Of Speyside Whisky Festival 2020
国:スコットランド
「スペイウイスキー」は2019年に日本初上陸を果たしたスコッチウイスキー。
その名の通り、スコットランドのスペイサイド地方に位置するスペイサイド蒸溜所で造られるウイスキーです。
日本ではまだ知名度が低いウイスキーですが、世界的には評価の高いウイスキーです。
こちらのリンクはスペイ トゥルティーナのリンクになります。
ワールドベスト・シングルカスクシングルモルト 2022
Stalla Dhu Caol Ila 11 Years Old Cask Strength
国:スコットランド
Stalla Dhu はスコットランドの様々な蒸溜所で造られているウイスキーブランドであり、カリラ(Caol Ila)はアイラ島にあるカリラ蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。
2022年のWWAワールドベスト・シングルカスクシングルモルトに選ばれたのは、そんなカリラ蒸溜所の11年カスクストレングスでした。
※こちらの商品リンクはカリラ12年のものになります。
ワールドベスト・ブレンデッド(2018-2022)
バランスの良い飲みやすさが人気のブレンデッドウイスキー。
ブレンデッドウイスキーとは…
複数の蒸溜所で造られた、モルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンドして造られるウイスキーを指します。
重くなりやすいモルトウイスキーの味わいを、比較的軽い飲み口のものが多いグレーンウイスキーで調整することにより、飲みやすい味わいを実現することが多くなっています。
WWAでワールドベスト・ブレンデッドに選ばれる銘柄は、日本でもなじみ深いものが多くなっています!
ワールドベスト・ブレンデッド 2018
Johnnie Walker Gold Label Reserve
国:イギリス
「ジョニーウォーカー」の名は聞いたことがある方も多いと思われます。また、ハットをかぶり、杖をもった紳士のイラストも記憶にあるのではないでしょうか。日本ではキリンが販売しています。
ただし、最も知名度が高く流通量が多いのはレッドラベル、日本では“ジョニ黒”の愛称で親しまれたブラックラベルも人気です。
2018年にワールドベスト・ブレンデッドに選ばれたのは、「ゴールドラベル」(正式名称:ゴールドラベルリザーブ)であり、贈答品としても人気の銘柄です。
スモーキーさと甘さ、フルーティーな香りのバランスが素晴らしい、多くの人に好まれる味わいに仕上がっています。
ワールドベスト・ブレンデッド 2019
Suntory Whisky Hibiki 21 Years Old(響21年)
国:日本
ブレンデッドウイスキーは、ジャパニーズウイスキーの評価が特に高いジャンルでもあります。
2019年にはサントリーが誇るジャパニーズ・ブレンデッドウイスキーである「響」が、世界でNo.1のブレンデッドウイスキーに選ばれました。
響は多くの人が見たことのあるかと思いますが、21年は非常に高価であり簡単に購入できるものではありません。
Japanese Harmonyなど比較的安価に(それでも高価ですが)、響を楽しむことができるものもありますので、お財布と相談しながらご検討ください。
ワールドベスト・ブレンデッド 2020
Dewar’s Double Double 32 Years Old
国:スコットランド
「デュワーズ」は1846年にスコットランドで創業した、世界的なウイスキーブランドです。
バカルディのブランドですが、日本ではサッポロビールが販売しています。
デュワーズのダブルダブルシリーズは、4段階の熟成プロセスを経て造られる限定品。日本では2020年に数量限定で販売が開始されました。
デュワーズは比較的安価で普段飲みにも選ばれるブランドですが、高価な限定品も高い評価を得られる非常にポテンシャルの高いブランドといえそうです。
ワールドベスト・ブレンデッド 2021
Dewar’s Double Double 21 Years Old
国:スコットランド
デュワーズのダブルダブルシリーズが2020年に続き、ワールドベスト・ブレンデッドに選ばれました。2020年は32年、2021年は21年が受賞しています。
このほかにも様々なコンペティションで優秀な賞を受賞している人気銘柄になっています。
ワールドベスト・ブレンデッド 2022
The Akkeshi Blended Whisky Shosho
厚岸ウイスキー 処暑
国:日本
北海道厚岸町にある厚岸蒸溜所で造られる、ブレンデッドウイスキーです。
スモーキーさとウッディーさを感じられる個性の強いブレンデッドウイスキーが、世界No.1のブレンデッドウイスキーに選ばれました。
ワールドベスト・ブレンデッドリミテッドリリース(2018-2022)
その名の通り、ブレンデッドウイスキーの限定品を扱うカテゴリです。
こちらの歴代のワールドベスト・ウイスキーを見るとわかりますが、かなり異常な事態になっています。日本が(ある蒸留所が)無双しているカテゴリになっているのです。
ワールドベスト・ブレンデッドリミテッドリリース 2018
Ichiro’s Malt & Grain Limited Edition – Japanese Blended Whisky
イチローズモルト リミテッドエディション
国:日本
埼玉県にある秩父蒸留所で造られる「イチローズモルト」こそが、ワールドベスト・リミテッドリリースを何度も獲得しているブレンデッドウイスキーです。
日本のクラフトウイスキーで最も実績があるウイスキーといって過言ではありません。
ちなみに野球のイチロー選手とは無関係です。
ワールドベスト・ブレンデッドリミテッドリリース 2019
Ichiro’s Malt & Grain Japanese Blended Whisky Limited Edition 2019
イチローズモルト リミテッドエディション2019
国:日本
イチローズモルトがワールドベスト・ブレンデッドリミテッドリリースを2連覇!
ワールドベスト・ブレンデッドリミテッドリリース 2020
Ichiro’s Malt & Grain Japanese Blended Whisky Limited Edition 2020
イチローズモルト リミテッドエディション2020
国:日本
イチローズモルトがワールドベスト・ブレンデッドリミテッドリリースを3連覇!
ワールドベスト・ブレンデッドリミテッドリリース 2021
Ichiro’s Malt & Grain Japanese Blended Whisky Limited Edition 2021
イチローズモルト リミテッドエディション2021
国:日本
イチローズモルトがワールドベスト・ブレンデッドリミテッドリリースを4連覇!
ワールドベスト・ブレンデッドリミテッドリリース 2022
Pike Creek 22 Years Old Pedro Ximenez Cask Finish
国:カナダ
イチローズモルトの連覇を止めたのが、カナダのパイククリークです。
日本では知っている人の少ない銘柄と思われますが、カナディアンウイスキーらしい甘味のある味わいを楽しむことできます。
残念ながらまだ、日本で入手するのは難しそうです。
ワールドベスト・ブレンデッドモルト(2018-2022)
ブレンデッドモルトとは…
複数の蒸溜所で造られた、モルトウイスキー(大麦麦芽を原料にしたウイスキー)のみをブレンドしたウイスキーです。
シングルモルトとは、「複数の蒸溜所」という違いがあり、ブレンデッドとは「モルトウイスキーのみをブレンド」という違いがあります。
ワールドベスト・ブレンデッドモルト 2018
Taketsuru 17 Years Old(竹鶴17年)
国:日本
アサヒグループのニッカウヰスキーが誇るブレンデッドウイスキー「竹鶴」は、過去にも何度もWWAやそのほかのコンペティションで優秀な賞を獲得している非常に評価の高い銘柄です。
モルトウイスキーの重厚で甘味のある味わいがありながら、フルーティーな香りと柔らかい口当たりによる飲みやすさを実現したウイスキーです。
2018年にワールドベスト・ブレンデッドモルトを獲得したのは17年モノでした。
ワールドベスト・ブレンデッドモルト 2019
Taketsuru Pure Mlat 25 Years Old(竹鶴ピュアモルト25年)
国:日本
2018年に引き続き連続でワールドベストに輝いた竹鶴。
2019年は25年モノが受賞しています。
ワールドベスト・ブレンデッドモルト 2020
MacNair’s Lum Reek Blended Malt Scotch Whisky 21 Years Old
国:スコットランド
「マクネアーズ」は、ピート香の効いたブレンデッドウイスキーとして、スモーキー好きの愛好家から人気のあるウイスキーブランドになっています。
スペイサイド地方で造られるモルト原酒と、アイラ島で造られるモルト原酒をブレンドすることで、ピートの効いたブレンデッドモルトウイスキーに作り上げています。
ワールドベスト・ブレンデッドモルト 2021
Chivas Regal Ultis
国:スコットランド
比較的安価で認知度の高い「シーバスリーガル」は、フルーティーさとナッツの香り、ドライな味わいで世界的にも人気の高いブランドです。
2021年にワールドベスト・ブレンデッドモルトに選ばれたのは「アルティス」という、ラグジュアリーな1本で、5種類(ストラスアイラ・ロングモーン・トーモア・アルタベーン・ブレイヴァル)のモルト原酒を使用したこだわりの詰まった銘柄になっています。
ワールドベスト・ブレンデッドモルト 2022
Yamazakura Blended Malt Asaka(山桜ブレンデッドモルト安積)
国:日本
福島県にある東北最古のウイスキーメーカーである笹の川酒造が2016年に蒸溜を再開した「安積蒸溜所」で造られるウイスキーです。
重厚な飲み口に程よいピート香を感じるほろ苦い味わいが高く評価されています。
ワールドベスト・バーボン(2018-2022)
バーボンウイスキーとは…
アメリカで造られる、原料の半分以上がトウモロコシであるウイスキーです。
スコッチ・アイリッシュ・ジャパニーズ・カナディアンと並ぶ世界5大ウイスキーの一つに数えられています。アメリカではケンタッキー州を中心に蒸留所があります。
甘味のある味わいが特徴のバーボンですが、日本で最も知名度のあるバーボンは赤い封蝋が特徴の「メーカーズマーク」かと思われます。
ワールドベスト・バーボン 2018
1792 Full Proof Kentucky Straight Bourbon Whiskey
国:アメリカ
「1792」はアメリカ・ケンタッキー州にある“バートン蒸溜所”で造られるバーボンウイスキーです。
ケンタッキー州が成立した1792年にちなんでつけられているとのこと。
※この商品リンクは、1792スモールバッチバーボンになります。
ワールドベスト・バーボン 2019
Four Roses 130th Anniversary 2018 Limited Edition Small Batch
国:アメリカ
認知度の高い「フォアローゼス」は、アメリカのケンタッキー州で造られる世界的に人気があるバーボンウイスキーです。四輪のバラのロゴが目印。日本ではキリンが販売しているブランドです。
スモールバッチの限定品が2019年にワールドベスト・バーボンに選ばれています。
同じ一本を手に入れるのは難しくなっていますが、フォアローゼス自体は比較的手に入りやすい銘柄になっていますので、雰囲気だけなら気軽に楽しむことができます。
※こちらのリンクはフォアローゼス プラチナになります。
ワールドベスト・バーボン 2020
Ironroot Harbinger
国:アメリカ
「アイロンルート」はアメリカ・テキサス州にあるアイロンルートリパブリック蒸溜所で造られるバーボンウイスキーです。
「ハービンガー」はその名の通り、アイロンルートの先駆け的存在であり、冷却ろ過されていないバーボンです。メープルシロップや果実の香りに、ベリーとスパイスの風味が感じられるミディアムボディの仕上がりになっています。
ワールドベスト・バーボン 2021
WL Weller CYPB
国:アメリカ
「ウェラー」は、ケンタッキー州にあるBuffalo Trace Distilleryで製造される、小麦を使用したバーボンウイスキーブランドです。
パンチのあるフルーティーな香味に、バニラや穀物の風味がマッチしたバランスの良い香味が高く評価されています。
※こちらのリンクは、ウェラー スペシャルリザーヴになります。
ワールドベスト・バーボン 2022
Redemption Barrel Proof High Rye Bourbon 10 Years Old
国:アメリカ
「リデンプション」はライ麦を使用した、ライウイスキーの復活を先導したブランドの一つです。
フルーティーなレーズンやシトラスの軽やかな香りにローストナッツやハチミツといった重みのある味わいへの変化が高く評価されています。
WWA2022では、ワールドベスト・バーボンとワールドベスト・シングルバレルバーボンの2冠を達成しています。
※こちらのリンクは、リデンプション バーボンのリンクになります。
まとめ
この記事ではWorld Whisky Awards(WWA)の基本情報から、2018-2022年以下のカテゴリのワールドベスト・ウイスキーを紹介しました。
「シングルモルトウイスキー系」
・シングルモルト
・シングルカスクシングルモルト
「ブレンデッドウイスキー系」
・ブレンデッド
・ブレンデッドリミテッドリリース
・ブレンデッドモルト
「バーボンウイスキー」
・バーボン
2022年の全ワールドベストウイスキーはこちらの記事でご紹介しています。
こちらの記事では、この記事と同様の形式でジンについて解説しています。