こんばんは、猫田です。
日本の国民的アニメ「名探偵コナン」。
あれだけ殺人事件が起きているのに、子供にも人気の作品ですよね。
大人の方でも、子供の頃から観続けているファンの方、映画だけは観続けている方、しばらく見ていなかったけど結末は気になっている方…様々な方がいると思います。
そして、コナンの結末という点で避けては通れないのが「黒の組織」。
黒の組織と言えば、お酒の名前をコードネームにして呼び合っているのが印象的ですよね。
そこで、この記事では「コナンは素人、お酒はプロ」の猫田が、コナンに出てくるお酒の名前(黒の組織のコードネーム)について、どのようなお酒か、代表銘柄、おすすめの飲み方、について解説します。
また、簡単なものではありますがお酒の名前から黒の組織の構成員について考察をしていますので、そちらもご覧ください。
他の記事よりも“お酒についての情報”は確かなものになっている自信があります!
おすすめの銘柄も間違いのないものを紹介しています。
コナンの情報で間違っている点がありましたらすみません…。ご指摘いただけると助かります。
今度のお休みは好きなキャラクターのお酒を片手にコナン映画を観てはいかがでしょうか。
※お酒は二十歳になってから!
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■筆者「猫田」について
・某ビール会社で生産管理に従事していました。
・趣味はお酒、バー巡り、カクテルづくり。
・特に好きなお酒はジンです。
・お酒の情報に特化したブログ「猫田の酒ブログ」を運営しています。
コナンに出てくるお酒一覧
ジン
登場人物について:
言わずと知れた黒の組織の主要人物。
工藤新一に開発中の薬を飲ませた張本人です。
ボスというわけではありませんが初期から登場している点でも最も有名であり、組織内でも重要なポジションにいる人物です。
お酒について:
ジンとは、“ボタニカルで香りづけをした蒸留酒(スピリッツ)”です。
四大スピリッツの一つ。
大麦やライ麦、ジャガイモ等の穀物を原料に造られた”グレーンスピリッツ”に、ジュニパーベリーをはじめとする植物(ボタニカル)を用いて香りづけをして造られます。
「ジュニパーベリーの香りが主体である」ことはジンの定義にも含まれています。
発祥はオランダですが、現在の主流はイギリスです。
おすすめの飲み方:
様々なカクテルのベースとなるスピリッツですが、最も人気があるのは”ジントニック”でしょう。ジンとトニックウォータを軽く混ぜるだけでカクテルが出来上がります。トニックウォーターは、酒販店のほか少し大きめのドラッグストアなどに置いてあることが多いです。
代表的な銘柄は、四大ジンと呼ばれる「ビーフィーター」、「タンカレー」、「ゴードン」、「ボンベイサファイア」。初めての一本にはビーフィーターをおすすめします。
ウォッカ
登場人物について:
ジンの弟分としていつも一緒にいる、黒帽子にサングラスがトレードマークの男です。
ジンと同じく初期から登場している有名人物です。組織への忠誠心は確かで、頭が切れる方ではありませんが、記憶力の高さが優れているとのことです。
お酒について:
ウォッカとは、“白樺炭によってろ過をした蒸留酒(スピリッツ)”です。
四大スピリッツの一つ。
原料には大麦、ライ麦、ジャガイモなど様々な穀物が使用されます。白樺炭によりろ過をしているため無色・無味・無臭であることが最大の特徴であり、様々なカクテルやRTD(チューハイなど)のベーススピリッツとして用いられます。
発祥はロシアです。近年までロシアとポーランドがいずれも自国が発祥地であると主張していましたが、裁判によりロシアが起源であることが決定づけられました。
おすすめの飲み方:
基本的にカクテルのベースとして用いられるスピリッツです。
オレンジジュースと混ぜると”スクリュードライバー”、グレープフルーツジュースと混ぜると”グレイハウンド”(さらにグラスに塩をつけるスノースタイルにすると”ソルティドッグ”)、など様々なカクテルが簡単に作れます。
代表銘柄は「スミノフ」。
手頃な値段でもあり、非常にクリアな味わいが特徴です。
シェリー
登場人物について:
本名は「宮野志保」。
薬の開発など研究員として組織に属していた女性です。
組織から抜け出すために工藤新一を幼児化させた薬APTX4869を自ら飲んで幼児化し、「灰原哀」としてコナンと行動をともにしています。
お酒について:
シェリーとは、“スペインのアンダルシア地方南西部で造られるフォーティファイドワイン”です。
「フォーティファイドワイン」とは、“アルコール度数や糖度を高めたワイン”を指し、酒精強化ワインとも呼ばれます。
アルコール度数は15~22%程度。甘口のものから辛口のものまで幅広く存在します。
おすすめの飲み方:
飲み方は、軽く冷やして“ストレート”で飲むのがおススメ。
辛口のシェリーとしては“フィノ”という種類の「ゴンザレス・ビアス -ティオ・ペペ-」、甘口のシェリーは“ペドロ・ヒメネス”という種類の「ペドロ ヒメネス 1827 OSBORNE-」が初心者におすすめです。
ベルモット
登場人物について:
変装が得意な美人の女性幹部。
黒の組織でコナンと灰原の正体を知る人物です。
容姿の美しさもさることながら、“a secret makes a woman woman…(女は秘密を着飾って美しくなる)というセリフもその魅力を引き出しています。
お酒について:
ベルモットは“白ワインを主体としてニガヨモギなどハーブやスパイスで風味付けをしたフレーバードワイン”です。
「フレーバードワイン」とは、ワインにハーブ、スパイス、果物、果実などを用いて香りづけをしたワインを指し、その中で最も有名なものがベルモットです。
辛口のドライベルモットから、甘口のスイートベルモットまで幅広く存在します。
おすすめの飲み方:
ヨーロッパでは食前酒として飲まれることが多く、冷やして“ストレート”で飲むのがおすすめ。
一方、様々なカクテルの材料としても用いられており、カクテルの王様と呼ばれる「マティーニ」は、ドライジンとドライベルモットをシェークして、オリーブを飾ったショートカクテルです。シェーカーやオリーブが必要となり、家でつくるには手がかかるためバーで飲むのがおススメです。
ドライベルモットでは「ノイリー・プラット ドライ」、スイートベルモットでは「チンザノ・ベルモット ロッソ」がおすすめ。ストレートやロックで飲む場合はスイートベルモットがおすすめです。
ラム
登場人物について:
黒の組織のNo.2。
2021年に発売された100巻1066話にて、その正体が脇田兼則であることが明かされました。毛利探偵事務所の隣に位置する米花いろは寿司の板前をしている人物です。
好きな言葉は“Time is money(時は金なり)”
お酒について:
ラムとは”サトウキビを原料にした蒸留酒“です。
四大スピリッツの一つ。
独特な甘味が最大の特徴です。
ラムの発祥は諸説ありますが、17世紀にカリブ海の島で造られたお酒が起源とされる説が有力です。海賊が好んで飲んでいたお酒という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
おすすめの飲み方:
ラムはその色合いから「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」と分けられています。
ホワイトラムはカクテルのベースとして用いるのがおすすめ、ゴールドラムとダークラムはストレートかロックで飲むのがおすすめです。
ラムベースの人気のカクテルに「モヒート」がありますが、家でつくるには手間がかかるため、手軽なラムベースのカクテルとして、ラムをコーラで割った「ラムコーク」がおすすめです。
おすすめの銘柄は、ホワイトラムは「バカルディ スペリオールホワイト」、ゴールドラムは「キャプテンモルガン スパイストラム」、ダークラムは「ロンサカパ23」。
バーボン
登場人物について:
喫茶ポアロで働く私立探偵「安室透」、黒の組織の探り屋「バーボン」、公安警察の「降谷零」、という3つの顔を持つ人物。本名は降谷零。
映画「ゼロの執行人」でフィーチャーされており、その容姿からも女性ファンが非常に多いキャラクターになっています。
お酒について:
バーボンはウイスキーの一種であり、”アメリカのケンタッキー州バーボン群で生まれた、原料にトウモロコシを51%以上使用し、内面を焦がしたホワイトオークの新樽で熟成させたウイスキー”を指します。
「ジン」や「ウォッカ」といったお酒の分類とはやや異なり、「ウイスキー」の中の「バーボン」という位置づけです。しかしながら人気の高さや市場規模でみると、他に引けを取らないお酒でもあります。
おすすめの飲み方:
やはり“ロック”で飲むのがおススメです。
度数が高いのが苦手な方は、炭酸水で割って“ハイボール”として飲んでも良いでしょう。
代表銘柄は、世界売上No.1の「ジムビーム」、赤い封蝋が可愛らしい「メーカーズマーク」。
※ちなみに、バーボンというコードネームが登場したばかりのエピソードにMaker’s Markをもじった「Baker’s Mark」が登場し、こちらも登場したばかりの沖矢昴が飲むシーンが描かれていました。これ自体はミスリードですが、複数回描かれており沖矢昴の好きな銘柄と言えそうです。
ライ
登場人物について:
本名「赤井秀一」、FBIの潜入捜査官です。
黒の組織の「ライ」の他、大学院生「沖矢昴」という顔も持っています。
赤井秀一は組織が恐れるシルバーブレット(銀の弾丸)と呼ばれる人物であり、推理力、情報収集力、スナイパーとしての腕前、に優れる人物です。
お酒について:
ライはウイスキーの一種“ライウイスキー”のこと。
ライウイスキーとは“ライ麦を主原料とするウイスキー”を指します。
主な生産国はアメリカです。
バーボンと同様に「ウイスキー」の中の「ライウイスキー」という位置づけです。
ほろ苦くスパイシーさのある独特な味わいが特徴です。
市場規模はあまり大きくなくラインナップもやや少なめのややニッチなジャンルと言えます。
おすすめの飲み方:
こちらも“ロック”で飲むのがおススメです。
度数が高いのが苦手な方は、炭酸水で割って“ハイボール”として飲んでも良いでしょう。
代表銘柄は「ワイルドターキー ライ」。
ワイルドターキーはバーボンで有名な銘柄ですが、ライウイスキーにも定評があります。ライウイスキーの特徴であるスパイシーさに加えて、ほのかな甘みも感じられるため初心者におすすめしたいライウイスキーです。
スコッチ
登場人物について:
警視庁公安部の警察官「諸伏景光(もろふしひろみつ)」。
降谷零と赤井秀一の因縁の原因となっている人物でもあります。
スコッチは、組織に潜入した捜査官であることがバレてしまい、情報漏えいを恐れ拳銃により自殺してしまいます。この経緯が原因で降谷と赤井の間に因縁が生じている…とのことですが、猫田本人はこの話をまだ見ていないため、詳細は割愛させていただきます。
お酒について:
スコッチは“スコッチウイスキー”のこと。
その名の通り“スコットランドで造られるウイスキー”を指します。
五大ウイスキーとして、スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、ジャパニーズ、カナディアン、が有名ですが、“スコッチウイスキー”と“アイリッシュウイスキー”は別格でウイスキーの起源とされています。
おすすめの飲み方:
“ロック”で飲むのがおススメです。
度数が高いのが苦手な方は、炭酸水で割って“ハイボール”として飲んでも良いでしょう。
代表銘柄は多数ありますが、初心者におススメしたいのは「ザ・グレンリベット」。
“はじまりのシングルモルトウイスキー”としても有名な銘柄でありながら、比較的安価な値段で手に入り、フルーティーな味わいも感じて飲みやすいため、初心者に一押しの銘柄です。
アイリッシュ
登場人物について:
映画「漆黒の追跡者」に登場するガタイの良いマッチョなおじさん。
脳筋というわけではなく、頭脳明晰でコナンの正体も突き止めています。
最後は、ジンの指示によるキャンティの狙撃を受けてしまい、自分を助けようとしたコナンをかばって死亡してしまいます。
お酒について:
アイリッシュは“アイリッシュウイスキー”のこと。
その名の通り“アイルランドで造られるウイスキー”を指します。
前述したスコッチウイスキーと並び、ウイスキーの起源とされるウイスキーです。
フルーティーな香りとすっきりと穏やかな味わいなものが多いのが特徴。
おすすめの飲み方:
“ロック”で飲むのがおススメです。
度数が高いのが苦手な方は、炭酸水で割って“ハイボール”として飲んでも良いでしょう。
代表銘柄は「ジェムソン スタンダード」。
アイリッシュウイスキーの中で最も出荷量が多いブランドです。青リンゴやシトラスの爽快な香り、あっさりとした後味が組み合わさったとても飲みやすい仕上がりになっています。
キャンティ
登場人物について:
腕利きのスナイパー。コルンとペアを組んでいることの多い人物です。
茶髪のショートヘアに、目元のタトゥーがトレードマーク。
短気な性格でありながら、仲間想いである一面もあります。
お酒について:
イタリアワインの代名詞。
“イタリアのトスカーナ州シエナを中心とする広い地域で造られる赤ワイン”を指します。
サンジョヴェーゼというブドウ品種を主体としています。
酸味と果実味のバランスの良さから広く愛されるワインです。
おすすめの飲み方:
常温で飲むか冷やして飲むかは個人の好みでよいでしょう。
また、種類は少ないもののワインベースのカクテルもあり、ベースに用いる場合も味わいのバランスの良さから適しているといえます。
おすすめの銘柄は「カステッロ・ディ・ガビアーノ キャンティ クラッシコ」。
比較的手頃な値段でありながら、チェリーやプラムの果実味、長い余韻が感じられるバランスの良い仕上がりになっています。
コルン
登場人物について:
キャンティとペアを組む腕利きのスナイパー。
口数は少なく、感情を見せない人物です。
お酒について:
コルンとは“麦類などの穀類から造られ一切の香味付けをしないドイツの蒸留酒”です。
無味無臭で癖のない味わいが特徴。
日本ではほとんど流通していないお酒です。
おすすめの飲み方:
麦焼酎のように“ロック”で飲むのがおすすめ。
またはウォッカのようにカクテルのベースとして用いても問題ありません。
代表銘柄は「オルデスローエ コルン」。原料の小麦からくる口当たりのまろやかさが特徴です。
カルバドス
登場人物について:
キャンティやコルン同様スナイパー。
作中では1回登場しただけの謎の多い人物です。
ベルモットに好意を抱いていたようですが、シェリーの暗殺をもくろんでいたところベルモットに見捨てられ、情報漏えいを防ぐために自決してしまいました。この件からキャンティ、コルンはカルバドスを見捨てたベルモットを恨んでいるようです。
お酒について:
カルバドスはブランデーの一種です。
まずブランデーとは、“果実を原料にした蒸留酒”。
世界三大ブランデーと言われるが「コニャック」、「アルマニャック」、「カルバドス」。
カルバドスは“フランスのノルマンディー地方で造られるリンゴを原料にしたブランデー”を指します。
おすすめの飲み方:
”ストレート”でゆっくりと飲むのが一般的です。
ブランデーと言えばグラスの底を手で包むようにして回すスタイルを思い浮かべる方もいると思いますが、これは体温で温めて香り立たせるための所作です。
代表銘柄は「ブラー グランソラージュ カルヴァドス」。
リンゴのフレッシュな味わいを楽しむことができる飲みやすい仕上がりです。
キール
登場人物について:
CIAの諜報員。本名は本堂瑛海。
日売テレビの人気女性アナウンサー水無玲奈として活動をしていました。
お酒について:
キールは厳密にはお酒ではなくカクテルの名称です。
”白ワインにカシスリキュールを加え、軽く混ぜたカクテル”がキールです。
おすすめの飲み方:
キール自体がカクテルのため割愛。
白ワインは個性が強すぎなければ問題なし、カシスには「ルジェ クレーム ド カシス」を使用するのがおすすめです。
テキーラ
登場人物について:
コンピュータプログラム関係の取引を行っていた構成員。身長2mを超える身長、黒い帽子に髭、ケツ顎、という目立つ容姿を持ちます。
登場してすぐに爆発に巻き込まれ亡くなってしまうという残念持ちます
ただし、なぜか死体が発見されなかったため、生きている説もなきにしもあらず。
お酒について:
テキーラは“リュウゼツランの一種であるブルーアガベを原料にしたメキシコの蒸留酒”。
四大スピリッツの一つ。
テキーラは、メキシコ国内の限られた地域でしか製造できない定義の厳しいお酒でもあり、メスカルやアガベスピリッツといった類似したお酒も存在します。
テキーラは樽での熟成を行うお酒であり、ほとんど熟成を行わない「テキーラ ブランコ」、オーク樽で2ヶ月以上熟成させた「テキーラ レポサド」、オーク樽で1年以上熟成させた「テキーラ アネホ」という種類に分けられます。
おすすめの飲み方:
テキーラ ブランコはカクテルのベースとして用いるのがおススメですが、テキーラ レポサド、テキーラ アネホは冷やしてストレートかロックでのむのがおススメです。
メキシカンスタイルと呼ばれる、ライムをかじって、ショットグラスでテキーラを飲み、塩をなめる、という伝統的なスタイルが有名です。
テキーラ ブランコでは「サウザ ブルー」、テキーラ レポサドでは「パトロン レポサド」、テキーラ アネホでは「ドンフリオ・アネホ」がおすすめです。
ピスコ
登場人物について:
大手自動車メーカーの会長を務めている「枡山憲三」としての姿も持ちます。黒の組織で長年ボスに仕えた古株でもある71歳の人物。
灰原哀の正体にも気づくほどの洞察力、暗闇の中でシャンデリアを打ち抜く射撃力を持った優秀な人物です。
しかし計画に失敗し、ボスから命令を受けたジンにより射殺されてしまいます。
お酒について:
ピスコとは、”ペルーで造られるブドウの蒸留酒”です。
果実の蒸留酒である“ブランデー”の一種でもあります。
無色透明で爽やかな風味が特徴。
木樽ではなくスチール製やガラス製のタンクで熟成されます。
おすすめの飲み方:
”ストレート”で飲むのがおススメですが、カクテルにしても楽しめるお酒です。
ピスコをジンジャーエールで割り、レモン果汁を加えた“チルカーノ”が手軽に作れるのでおすすめです。
ピスコ自体の流通量が日本でも少なく、日本での手に入りやすさも考慮すると…おすすめの銘柄は「タベルネロ」です。
キュラソー
登場人物について:
映画「純黒の悪夢」に登場する黒の組織の工作員。
組織のNo.2ラムの右腕。優れた記憶能力と身体能力の高さが特徴の女性です。
作中では最終的に組織から逃げ出すことを決意するものの、爆発により転がりだした観覧車を止めるために自らを犠牲にして死亡しています。
お酒について:
キュラソーは“オレンジの果皮によりスピリッツやブランデーに香りをつけたリキュール”を指します。
様々な色があるのは、無色透明のホワイトキュラソーに合成着色料で着色させているため。
ホワイトキュラソーとオレンジキュラソーが最も多く、ブルーキュラソー、グリーンキュラソー、レッドキュラソーも存在します。
おすすめの飲み方:
カクテルの割材として使用するのが最もスタンダードな飲み方。
ホワイトキュラソーの「コアントロー」が他に抜きんでて有名です。
ジンとコアントロー、レモンジュースをシェークした「ホワイトレディ」、ベースをウォッカに代えると「バラライカ」、ベースをブランデーに代えた「サイドカー」、など様々なカクテルを作ることができます。
スタウト
登場人物について:
映画「純黒の悪夢」に登場。
黒の組織にスパイとして潜り込んでいたイギリスの男性諜報員。
正体がバレてしまいコルンにより射殺され死亡しています。
お酒について:
スタウトはビールの一種。
アイルランド発祥の黒ビール。力強いフルボディの上面発酵のビールです。
コーヒー用の香りやローストした麦芽の苦みなどの複雑な苦味と、クリーミーな泡が特徴です。
おすすめの飲み方:
代表的な銘柄は「ギネス」です。
様々なビアスタイルを楽しめるビールのサブスクはこちらの記事で解説しています。
アクアビット
登場人物について:
映画「純黒の悪夢」に登場。
黒の組織にスパイとして潜り込んでいたカナダの男性諜報員。正体がバレてしまいキャンティにより射殺され死亡しています。
お酒について:
アクアビットとは、“ジャガイモを原料にした蒸留酒”です。
主にデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、ドイツで製造されています。
樽熟成をしない無色透明のホワイトスピリッツです。
香草で香りづけを行うためジンに似た香味を楽しむことができます。
おすすめの飲み方:
ショットグラスに注いでストレートで飲むことが多いお酒です。
その際は冷凍庫で冷やしてから飲むことをおススメします。口当たりがまろやかになり、アルコール感も抑えられるため飲みやすさがかなり違います。
おすすめの銘柄は、北欧で最も有名なアクアビットの一つ「スコーネ(SKÅNE)」。
口当たりなめらかで、キャラウェイ、アニス、フェンネルという香草の香りが特徴です。
リースリング
登場人物について:
映画「純黒の悪夢」に登場。
黒の組織にスパイとして潜り込んでいたドイツの女性諜報員。
正体がバレてしまいジンとウォッカにより射殺され死亡しています。
お酒について:
ワインの一種です。
リースリングはドイツを代表する白ワイン用ブドウ品種でもあり、それを原料に製造したワインも指します。しっかりとした酸味と上質な香りを持つ品種です。
おすすめの飲み方:
常温で飲むか冷やして飲むかは個人の好みでよいでしょう。
甘口のリースリングは「ファンケンベルク ピースポーター ミヘルスベルク リースリング」、辛口のリースリングは「ザ・ロッジ・ヒル・リースリング」がコストパフォーマンスの観点からもおすすめできるドイツ産のリースリングワインです。
都市伝説:アガサ
登場人物について:
説明不要と言えるほど有名な人物。
黒の組織のボスが判明するまで、都市伝説界隈ではボスの有力候補だった人物です。
その理由になった一つが、アーント・アガサというカクテルがあること。
お酒について:
先に述べた通りアーント・アガサはお酒ではなくカクテルの名前です。
ホワイトラム、オレンジジュース、アンゴスチェラビターズをシェークしたカクテルです。
グループ分けして考察
まずは、前述したコナンに出てくる黒の組織のコードネームを、お酒の種類でグルーピングした図がこちらになります。
男性と女性
男性は蒸留酒、女性はワイン関連のお酒、という一定の規則はありそうです。
男性は「全部、蒸留酒の名前つけます」ということは作者の青山先生も断言している事実らしいです。こちらは公認の規則のようですね。
しかし、スタウトは男性なのに醸造酒、という点で早速規則から外れてしまうため次の解説を…
劇場版キャラクターは例外的存在?
・男性は蒸留酒
・女性はワイン関連のお酒
という規則から外れるスタウトやキュラソー。
スタウトは、ビールの一種であり醸造酒。
キュラソーは、オレンジの果皮で香りづけしたリキュールです。
これらのキャラクターは映画「純黒の悪夢」にのみ登場するオリジナルキャラクターという共通点があります。
主役級のキュラソーはかなり注目されるキャラクターのため、規則に則ってもいい気がしますが…
スタウトの件は明らかに作者の意図から外れているため、劇場版キャラクターは外して整理しなおしてみました。
以下の内容はこちらの図をベースに解説していきます。
四大スピリッツは重要ポジション?
蒸留酒といっても世界中で様々なものがありますが、やはり知名度や市場規模、歴史などの観点から特別視されるものがあります。
それが“四大スピリッツ”と呼ばれる、ジン、ウォッカ、テキーラ、ラム、そして世界中で人気の高いウイスキーです。
ウイスキーは、コナンの作中では一人の人物ではなくスコッチ、バーボン、ライ、アイリッシュと複数名に分かれていることからそのジャンルの大きさを示しています。
では四大スピリッツと黒の組織のコードネームについて…
コナンの初期から出ているジン、ウォッカがこの名前を使用しているのは納得。
組織のNo.2であるラムがこの名前を使用するのは、お酒ファンからは非常にアツい展開。青山先生も結構早い段階からこの構想はあって、ラムの座を開けていたと思われます。(…というよりそう思いたい)
…とすると、唯一不遇な扱いを受けている「テキーラ」が気になります。
“初期から出ていた”という点では、納得できなくもない。
ただし、ラムの件を受けて四大スピリッツを青山先生が大事にしてくれている可能性を考慮してみると…「テキーラは生きているのでは!?」という素人の期待が。
死亡したとされていますが、死体は見つかっていないらしいじゃないですか。
組織がその人物を隠すため死体を隠蔽したといわれればそれまでですが…
とはいえ、そこまで魅力あるキャラクターでもなかったため、再登場の可能性は低い気がします。
ウイスキーとカクテルは裏切り者?
さて、意外と多い黒の組織に潜伏する人物。
どのような審査をして組織に人を入れているのか心配になります…
こちらの図で組織の裏切り者(潜入している人物)を赤字で示してみました。
※アイリッシュ、アクアビット、スタウト、リースリングは劇場版オリジナルキャラクターのため除いています。
・バーボン(安室透/降谷零:公安警察)
・ライ(赤井秀一/沖矢昴:FBI)
・スコッチ(諸伏景光:公安警察)
・キール(本堂瑛海/水無玲奈:CIA)
シェリーはもともと潜入したわけではなく、後から裏切った人物のため別色にしています。
さて、こうしてみると明らかな法則がありますね。
裏切り者(男性)には、ウイスキーの名前。
裏切り者(女性)には、お酒でもないカクテルの名前。
こうなってくると、青山先生の中の法則なのか、作中でも意味のある法則なのかが気になります。
後者の場合、コードネームを与える人物は裏切り者を見抜いている、ということになります。
これはアツい展開ですね!
ただし、劇場版キャラクターを含めてしまうと一気に法則が崩れるため、作中で実現することは難しいのかな…と思います。
コナンの最新話に追いつきたい方へ
名探偵コナンは話数も多く、漫画やアニメで最新話まで追いつくにはかなり骨が折れます。しかし、結末だけは気になるという方もいるのではないでしょうか。
そんな方には、「コナン 進展回」などで検索すると、話が進む話数をまとめてくれているブログがいくつか見つかるので、それを参考に漫画やアニメを観ていくことをおすすめします!
…かくいう猫田も今その方法で追いかけている最中です。
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あまり意味のない素人考えかもしれませんが…
作品について内容や解釈に間違いがある場合はご了承ください。
お問い合わせやTwitterなどからご連絡いただけると喜んで修正いたします。
それでは、コナンの最終回をお酒を飲みながら待ちたいと思います。